第104話 風の告白
お待たせ致しましたー
頷いてくれた。
ミラが『はい』って言ってくれたんや!!
嬉しいことやわ。!!
(はぁ〜〜……ミラ、かわええ!!)
帰ると決まれば、俺が取る行動はひとつ!
精獣化になることや!!
ぽんとひとつ変われば……ささっと伏せてミラが乗りやすくしてみると。なんでか、ミラは少し考え込んでいたんや。
『ミラ?』
俺が呼ぶと、ミラはハッとしたが……すぐに胸の前で印を組み、シュバっと光で自分を包み込んだ。
消えた後には……簡易体じゃなく、前の人間だった時と同じような姿のミラが居ったんや。
「……鏡が邪魔だと思いましたので」
おそらく……獣の姿がまだ定まっていないからだろう。
ちょこっと懐かしくなった気分だが、俺は大丈夫だと声をかけて背に乗るように促した。
ミラは皆に軽く会釈してから、迷わんと俺の背に乗ってくれた。
とくれば、すぐに出発や!!
ミラが俺の首に腕を回してくれてから、空を駆けていく!
(……ミラは、俺を選んでくれたんや!)
聞きたい気持ちが溢れかえってくる。
俺をどう思っているのか。
俺も気持ちを、伝えたい。
けど……それは、二人きりの時にしたい。
だったら……もう少し、皆から離れた場所で言いたい。
ある程度、里の上空まで駆け……領土からはまだ離れている場所で、俺は止まった。
覚悟を決めたと、腹くくったんや!!
「……珀瑛様?」
ミラには……俺がなんで止まったかわからんやろうなあ?
大精霊として覚醒し、名を得て足りんもんを補填出来ても……こう言うのはわからんやろ。
俺は素早く人型になって、ミラを抱きかかえた。
そのことに、ミラは可愛い顔をさらに可愛くしとるだけやった。
「……ミラ、よく聞いて」
「? はい?」
「今から言う事は……俺の本気や」
「本気……ですか?」
どう言うことか、さっぱり意味わからん顔しとる。
そこもまた、めちゃんこ可愛いけど!
俺は……覚悟を決めて、唾を飲み込んだ。
「……ミラ。鏡羅、宙と地の大精霊。我が風の対となって欲しい…………簡単に言えば、好きっちゅーことや」
「……え?」
「愛玩って意味ちゃうで? ……愛しとるんや、鏡羅」
俺の本気の言葉に、ちょっと顔ぽっかーんとすんのもかわええけど……わかりやすく告げて、額にそっと口付けを贈れば。
おもろいくらいに……ミラは顔を真っ赤にしたんや。
むちゃんこ可愛い!!
ちょっと待ってはあげるが……ミラは、俺をどう思っとる?
答えは……言葉で聞きたいわ!!
次回はまた明日〜




