助け?
「ん」
目を開けて視界に入ってくるのはいつもの見慣れた天井。
「俺は死んだはずじゃ」
昨日の事を思い出そうとする。
「なにも思い出せない」
俺が混乱しているとガチャとドアを開ける音が聞こえた。
俺が「誰だ!」というと聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「えへへ私ですよ」
そう言い部屋に入ってきたのは、あのときの女だった。
女は俺の方までよってきて「熱はありませんか?」
といい俺のおでこを触ってくる。
ち、近いすごい距離が近い、意識しないようにしても意識してしまう。
心臓はバクバクだ。
俺はおでこを触ってくる女に対して、「なんもねぇから大丈夫だよ!」そういうと女は悲しそうな顔をしながら、
「そうですか,,,」と言い、部屋を出ていった。
あれ、強く言い過ぎたか?
まぁ俺は悪くない、ドキドキさせてきたあいつが悪いんだ。
一人部屋に残された俺はリビングに行くことを決めた。
ベットから降りてリビングに向かう。
リビングにはみんながおり親父も居た。
つい親父と目が合う、その刹那、親父が舌打ちをしたきがしたが気のせいだろうか?
今の時刻が気になり窓を開ける。
俺は驚愕した。
だって外にいる『何か』と目があったからだ。
「あ?」「え?」
一瞬、俺と『何か』の時間は止まった。
俺は窓を閉じる。
みんなにどうしたの?
と聞かれ、「な、なんでもないよ〜」
と答える。
あれ?親父が見あたらない。
どこに行ったんだと思っていると、親父が何かもって来た。
「なんだこれ」
「ラジオだよ」
ラジオか,,,ラジオ?!
「そんなん何処にあったんだよ」
俺が聞くと親父は答える。
「お前の部屋」
「え、なんなん俺の部屋いくらでも入るポケットなん?」
「,,,」
「無視やめろ」
「まぁラジオきこう」
親父はそう言うとラジオを机の上に置き、ボタンを押す。
そして、ラジオから音声が流れ始める。
「まだ逃げ切れている人が居たらすぐこちらに来てください」
そこでラジオはザーという音に変わった。
親父は「じゃあ行くか」
と言った。
「えっ出発するの早過ぎん?」
つい口に出す。
「だって早い方がいいじゃん」
俺は疑問に思った事があったので聞くことにした。
「そう言えばあの銃どうなったん?」
「あれ」
そう言い指さした方向にあったのは壊れた銃だった。
その銃を見て昨日のことを思い出した。
そして親父の胸ぐらを掴みながら言う、
「おい親父、俺を一回殺そうとしただろ!」
「なんのことか分からないな」
俺はその言葉で怒りが上がってきた。
「お前が渡してきたお茶に毒か何かいれていただろ!」
「入れた覚えはないな」
「お前ー!」
俺が親父に殴りかかろうとする。その時、
「やめて!」
そんな声がリビング中に響きわたる。
「今人を疑ったりしてもなんにもなんないよ!」
そう言ったのはさっきの女だ。
そうだった。
今何かしても変わらないんだ。
「お前、名前は?」
「え、雪亜ですけど」
「雪亜ありがとう」
雪亜は少し困惑した表情を見せながら、
「どういたしまして?」
と言ってきた。
かわいすぎん?
「まぁ出発するか」
その言葉を言った瞬間頭の中に「行くな」
という言葉が出てきた。
俺はその言葉を信じて行かないことにした。
「あーすまん俺行けないわ」
「えっなんで?」
俺は「なんでもいいやん行くならお前等だけでいきな」
そう言い自分の部屋に戻りベットに寝転がる。
数分後、玄関の方からガチャと音が聞こえてきた。
俺は行ったかと思いリビングに向かう。
てかラジオ居場所言ってなくね?
まぁいっか。
行ったはず、なのに、「なぁ何でお前はここにいるだ?
雪亜」
「だってあなたが行かないって言うから」
「ふーん」
俺は机の上に何かが乗っているのを見つけた。
お茶?
またあのお茶か。
そう思いお茶を飲み干し自分のベットに向かい横たわる。
自然と体の痺れ眠気が襲ってきて目を瞑って寝た。




