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私はノワールの妻よ!
「あ、アンタ達も行きなさいよ!」
ケイトさんが兵士達に怒鳴るが兵士達は青い顔をして首を振る。
「冗談じゃない!ビックスパイダーの幼体を倒すだけでも我々20人がかりだと言うのに」
「今回放たれたのは成体でしかも繁殖可能な固体だ。我々が100人や200人いても倒せるか分からない化け物なのに…」
え……それじゃ…ノワールが危ないんじゃ?!
「わ、私も行く!」
走り出した私の腕を兵士がガッと掴む。
「痛い!離してよ!」
「死にたいのか小娘!」
先程ノワールに怯えていたのとは全然違う鬼のような形相で兵士は怒鳴る。
「だってノワールが…」
「ノワール様のペットの分際で何を喚いている?!貴様なんか餌にしかならないぞ?」
「なっ、私はノワールの妻よ!」
あまりにも頭に来たので叫んでしまった。




