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奴らを片付けて戻って来る
「ん…とにかく、今すぐ此処を解放しろ。皆迷惑している」
咳払いをし、ノワールがそう命令するが、跪いたまま兵士達は互いの顔を見る。
「ですが既にモンスターが放されていまして…」
「なんだと?!」
既にモンスターがって…民家が集中してるのに?!
ドーンッ
その時、遠くで衝撃音がなった。
「今の音はなんだ?!」
「お、恐らくモンスターが町を潰している音だと…」
「クソッ!」
ノワールは宙から剣を出し、兵士達を乱暴に退けるとロープを切る。
「ノワール?!」
「ようはモンスターを倒せばいいんだな?
おい、町に放たれたモンスターのおよその数は?」
兵士の胸倉を掴み、ノワールは怖い顔で脅す。
「ビ、ビックスパイダーの番とグレートセンチの番です…4匹だけだと聞いてます!」
「チッ、数日で何十倍にも増えるモンスターじゃないか」
兵士から手を離し、ノワールはバッと飛び上がる。
「ノワール!どうする気?!」
私の叫びにフッとノワールは笑い
「安心しろ。すぐに奴らを片付けて戻って来る」
と言って凄いスピードで飛んで行ってしまった。




