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アイツに欠点でもあればな
すぐにノワールは私の隣に座り、腰を擦ってくれる。
「平気…それより何処に行っていたの?」
なんだか少し疲れているみたい。ノワールも昨日あんなに…激しかったから疲れたのかな?
「僅かだが地中に魔結晶を埋め込んで来た」
「魔…結晶?」
「俺の魔力を結晶化した物だ。この土地の魔力を回復させ、人々に活力を与える」
「凄い!そんな事出来るの?」
そう聞くとノワールはコクリと頷く。
「昨日カノンが言っていただろう?この最下層区をなんとか出来ないかって……俺なりに出来る事をしようと思ってな」
「うん!素敵」
ノワールにぎゅっと抱き付き、頬にキスをする。
やっぱりノワールは他の貴族なんかとは全然違う。皆の事を考えれる人なんだ。
「あっ…そう言えば…ジャンヌの結婚、どうしよう……」
阻止するとは言っても具体的にどうするかはまだ話し合っていない。
「うむ……アイツに欠点でもあればな…」
欠点…?




