表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
飛べないトリビト  作者: アルグ
第六話『虐げられる人々』 
65/111

ノワールを抱き締めるカノン

コンコンッ


「ノワール…入っていい?」


ノワールの部屋を訪れた私はドアをノックし、声をかけたけど…やっぱり何も返ってこない。


ガチャ


勝手にドアを開けて彼の部屋に入ると…ノワールはベッドの上で膝に顔を埋めていた。


「ノワール…」


近くに寄り、彼の肩に手をかける。


「カノン……」


辛そうな顔で見上げるノワール。きっと頭の中ではシオンさんの事でいっぱいなんだ…。

肩を抱いていた手を彼の後頭部に回し、抱き締めた。

今…私にしてあげられることはこのくらいしかない。




暫く、私はノワールの銀色の髪を優しく撫でながら抱き締めていた。


(ガルーダも人間も一緒。辛い時は誰かにいてほしいし、こうして抱き締めてほしいのもきっと一緒…)


「…有難う、カノン」


涙こそ流していないが、きっと泣いていたのだろう。ノワールは掠れた声で礼を言うと一度私を強く抱き締めた。


「いいよ…。

それよりも、何処かへ行こう?此処にノワールがいると…このまま、また引きこもっちゃいそうで嫌なんだ」


部屋に散らばっていた羽根は全部片付けた。ニードさんと一緒に掃除もしてこの部屋も明るくなったのに…また暗くなったら嫌。


「何処か…か。

……ついてきてくれるか?」


「うん…」


何処へ行くのだろう。まさかジャンヌの家とか言わないよね…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ