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飛べないトリビト  作者: アルグ
第五話『友の願い』
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空飛ぶ守護神竜

「どうだろ。筋肉が落ちていそうだな」


翼を持ち上げバサリ、バサリと羽ばたく。


「どう?」


「やっぱりかなりなまっているな。これじゃ相当練習しないと飛べそうにない…」


それは仕方ないけど…翼のない私にはよく分からない。

近いと言えば、たぶん足を骨折した後のリハビリだろう。骨折った事ないけど。



ひたすら羽ばたく練習をしているノワールを見ていると雲が晴れ始めた。


「あっ」


晴れた空の向こうに巨大な白いヴァルカーンが飛んでいる。


「デネブ…」


6枚の純白に輝く翼を動かし、優雅に空を舞う守護神竜。


「何故こんな所に?」


まるで私達を見に来たような感じ。だけど、すぐに遠くの雲の中に消えて行った。


(お母さんは…僕の事が嫌いなんだよ)


「えっ?」


ゆっくりとこちらに歩いて来たアルビレオが呟く。


「どうして?」


その前にお母さんって…アルビレオって守護神竜の子供なんだ。


(僕は兄弟の中で自分だけ黒いから…お母さんは僕を遠ざけるし、近付くと唸るんだ)


黒いからいじめられるなんて…まるでノワールみたいだ。


「大丈夫よ。お母さんに嫌われているのは…アルビレオだけじゃないから」


小声で言ったつもりなのに、ノワールが勢い良く振り返った。


「あ、私の事だから」


アルビレオの鼻筋を撫で、デネブが去った空を眺める。

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