表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
飛べないトリビト  作者: アルグ
第四話『傷付いた心』
49/111

俺は疫病神だ…

「……」


ニードは首を横に振って俯く。


「…お前にそんな過去があったとは聞いてないぞ」


突然上からノワールの声がし、見上げると三階の階段から身を乗り出している。


「ノワール様?!」


サッとノワールが階段の手摺りを飛び越え、私達の前に降り立つ。

どんな運動神経してるんだろ…昨日私を助けた時もそうだけど。


「ニード…その…すまなかったな」


「何故…貴方が謝るのです?」


私も同じことを思った。ノワールはニードに何も悪い事はしていない。


「俺は貴族だ…お前の母親を殺した…同じ貴族だ……」


「それは違うわ。ノワールはノワールよ」


ニードの親を殺した貴族は別人。ノワールは関係ない。


「そうですよ。ノワール様はノワール様です。

私は知っています。貴方は誰よりも優しい……貴族であっても騎士に志願し、命を張って我々を守って来た」


「だが!そのせいで……俺は最愛の友を…シオンを失った……俺は疫病神だ…」


彼のグッと握りしめた拳から血が滲む。


「ノワール…」


私はハンカチを取り出し、ノワールの手に巻く。


「部屋に戻ろう?ね?」


「……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ