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ノワールって実は女…?
「……」
懐かしそうに語るノワール。だが、ほんの少しだけ…声が震えている。
「その人は今、どうしているの?」
こんな状態のノワールをほっといて。
もし女性なら許せない。
「死んだよ…」
「えっ…」
死んだ…?
「もういいぞ。ありがとな」
フッとノワールの翼が消え、私は前のめりになってノワールの背中に抱きつく形になってしまった。
「その人…ノワールの恋人だったの?」
どうした私…何を口走ってるんだ?!
「恋人か……今になって恋しさはあるが。残念ながらソイツは男だ。だから親友だな」
何故かほっとしたけど…ボーイズラブじゃないわな…む~。
「同性愛じゃないよね?」
「なっ…失礼な事を言うな」
ムキになって振り返った彼。私の目は自然に…アレに行く。だ、だって見ちゃうでしょ?でも…
「ない…」
どーみても予想していたものがない。それどころか女の子と同じものがついて…いや、割れ目があるって表現が正しいか。
「ノワールって実は女…?」
「はぁ?」
あーもー、何緊張してたの私。ツイてないじゃないですか…。




