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飛べないトリビト  作者: アルグ
第四話『傷付いた心』
38/111

キエナイ傷跡

ドボボボ…


後ろから水の出る音がする。


「…蛇口、硬く締めすぎてるだけだ。姉さんの握力は半端ないからな」


「そ…そうなんだ…」


すっ…


「ひゃっ?!」


突然背中を触られ、ビクリとする。


「……これはどうした?」


「こ…これ?」


これって……


「この丸い火傷の跡はなんだ?」


「……」


丸い火傷の跡…それは……パパと別れた母親が酔って私に押し付けたタバコの跡。


「答えられないのか?」


首の後ろや肩、背中やお腹にいっぱい押し当てられた…。

次の日、酔いが覚めた母親は私に謝ったけど…病院には連れて行ってもらえなかった。だから自分で消毒した…。


「…って……」


「は?」


「出てってよ!」


思わず私は叫んでいた。


「…悪かった」


ノアが閉まる音がし、私は顔を膝に埋めたまま…泣いた。

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