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アルビレオに乗って
「アルビレオって大きいんだね」
さっそくアルビレオに乗ってみるとまるでゾウにでも乗った気分。大きな背中から見る地面は遠く、空が少し近くなった気分だ。
「この子は守護神竜の子供の中でも一番大きいんですよ」
ジャンヌはアルビレオよりも小さい白いヴァルカーンに乗っている。
「守護神竜って?」
「この空を、ガルーダを守る巨大なドラゴンです。大聖堂で会えますよ」
竜舎から出たジャンヌはヴァルカーンの手綱を操り空へと舞い上がる。
「あ、待ってジャンヌ!」
どうやって飛ばせればいいんだろう。馬にも乗った事ないから全然分かんない!
「頭の中で飛ぶようイメージするんです。そうすればその通りに飛んでくれますから。
私の後に付いてきて下さい」
「う、うん……」
飛ぶイメージ…飛ぶイメージ……
(…ノワール…)
「ん?」
また、少年の声が聞こえた。
(ノワールに会いたい…)
オォォォォ──ンッ!!
「きゃっ?!何?何っ?!」




