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1.3僕たちの才能!とユニークスキル!


 ルイセント(街の名前)から帰ってきた。

 その間ルークとオリーブは考え事をしていて、話しかけてもどこか上の空だった。


 僕は、二人が話してる内容や、呟いてる単語を聞いてやっと分かった。

 だって「神童?ただの作り話じゃなかったのか?」とか言ってたら分かるって。


 あのとき不自然なステータス値をちょっといじったのは正解だった。

 けど、ジルたんとお揃いにしたいからって、隠蔽が働いてた(神童)を見えるようにしたのがまずかった。


 隠蔽スキルが自動で働いてたってことは、それだけで既に騒ぎになる可能性があるってことだと思う。

 単体で騒ぎになる神童が、双子のどっちもだったってことだ。


 普通の親なら狂乱するかもしれない。

 忌み子としてか麒麟児としては別として。


 まぁ、あそこで大騒ぎしなかったから、両親もさすが貴族ってやつなのかな?


 でも、いきなり「討伐だー!」になるような、ヤバいところがバレてなくて良かった。

 ちょっとだけ不安だったんだよね。


 そして、あまり喋らずに20分ぐらいで家に着いた。


 その後両親で話し合いをするといって両親の寝室に入って行った。

 すぐに結果が出たのか、ルークだけが出てきた。

 相変わらず真剣な顔で


「いいか、ジル、ベル。職業の欄にある神童は絶対に誰にも言うなよ?聞かれても天才児って言っとけ。」


「なんでー?べるもすごいっていってたよー?」


「確かにそうなんだがな。凄すぎるんだ。一生同じ場所で働き続けて死んだりしたくないだろ?もしかしたら、いや間違いなく戦争が起きたら連れて行かれる。だから絶対に誰にも言うなよ?これは家族の秘密だ、分かったな?」


「はーい!」


「分かりましたー!」


「あとユニークスキルも言うなよ?

二文字のジルも四文字のベルも、どっちもばれたら大騒ぎになるからな?」


 これで終わりなのか。

 やっぱり親バカだったか。

 普通の貴族なら国に報告する義務もあるだろうに。

 バレた時の罰則なんかは知らないけどそれなりに重いだろうに。

 まぁ僕でも同じ決断をしそうだけどね。


 そして、ユニークスキルは気になって調べたけど文字が少なくなるほど汎用に、長くなるほど特殊でその分野に対して強力になるようだ。

 漫画にあるような能力って大体「鑑定」とか「創造」とか色んなことに使えるし、しかも強力だよね。


 でもお母さんはどこにいったんだろ?

 一緒に出てくると思ったんだけど。




「はい、ジル、ベル。

早速、魔法の勉強するわよ。天才児だと思ってたけど、神童だなんてね。しかも二人とも。

これは教えがいがありそうだわ。これからの二人の成長速度を想像すると、この家にある本全部使っても足りなさそうね♪」


 お母さんはとっても嬉しそうだった。

 あれだな、お父さんとは違うベクトルの親バカだな。

 お父さんは何をやっても許してくれそうな感じだけど。

 お母さんは全部代わりにやってくれそうな感じ。


 今世の親が親バカで良かった。

 もちろん期待を裏切ったり、悲しませるような真似はしないけど。

 でも……


 でも、そんな難しそうな本を持って来てなにをするんですか?

 お母さん。

 魔法を使ってまで本を運んで来てなにをするって言うのですか!?


「分からないところや読めないところは、全部答えてあげるから。とりあえず、はいこれ二人に一冊ずつあげるから読み終わったら新しい本と交換ね。」


 あぁ、良かった。

 今日中にここからここまで読め、とかじゃなくて。

 僕は速読スキルがあるけどジルたんが大変だからな。


「まぁ、まてオリーブ。

魔法の勉強もいいが近距離も戦えるようにしないとな。だからな二人ともちょっと外に出てとりあえずこの木剣を適当でいいから振ってみるんだ。

どんな武器が合ってるのか今からみてやる。」


 この世界のことやこれからのことは、全くといっていいほどに分からないがこれだけは分かった。

―あぁ、これからは引きこもりや自堕落な生活は出来そうにないな。

 と。










☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆



 僕は、異世界に来てからというもの。

 前世で読んだ異世界転生、転移ものを参考に、ステータスにあるスキルを加味して、自分の戦いかたの構想を練っていた。


 僕が想像している戦いかたには、当たり前かも知れないが、まず最初に武器がいる。

 それもこの世界にあるかどうか分からない物だ。

 つまりはどうするか。


 自分で作れば良いじゃないか、となる。

 でどうやって作るかと言うと。

 皆さんお忘れかもしれないこれだ。


 ユニークスキル

 絶対王政(僕だけの世界)


 実際のところ僕も最近まで忘れてたぜ。

 このスキルの説明は実際に使った方が速いかな?


 絶対王政(僕だけの世界)を使うと、五感が二つになる。

 嗅覚が何倍も良くなるとかじゃないよ?


 二つ目の体が出来て感覚を同時に感じることができるってこと。

 こっちの体でもステータスが出せるから、分身とかじゃないと思う。


 家の中にある僕の体は今、本を読んで魔法の勉強をしている。

 で、もう一つはというと。

 ものすごくデカイ、真っ白の正方形の部屋にいる。


 僕にはそれを知るだけの能力は無いが、おそらく世界がそもそも違う場所だ。


 文字通り僕だけの世界だ。


 この世界では僕しか生物が存在できない代わりに、僕が転生する前にイシスがしてたあの魔法みたいに何でもできる。


 何も無いところに、通っていた学校を出現させたり。

 ルイネフィア(転生先の世界)にはないスマホを出せたり。

 ある程度自我がある生物は出せないが、それ以外は何でも出せる。

 本当に何でも。


 このスキルの凄いところをもっと教えよう。

 例えば、学校の構造を完全に覚えてる変人なやつはいるかも知れないが、天井のしみの配置まで覚えてるやつはいないだろう。


 だが、このスキルは天井のしみまで完全に再現できる。

 つまりは、一瞬だけ見たものでも完全に再現出来るってことだ。

 だが、何か物を出すのには、外側だけでも見なければいけない。

 外側を見れば内側も再現出来るんだが。


 確かに、本屋に一回行ったことがあっただけでも、凄い量の本が見れるだろう。

 ただ、ここで武器を作る際の問題が出てくる。


 僕がいたのは、平和主義の日本だ。

 一応僕は、日本以外の一つの国だけ行ったことがある。が、それだけだ。

 つまりは前世で本物の武器を見たことが無いから武器が出せない。


 まぁだからなんだ?って話なんだが。


 銃を見たことが無いなら、銃の描かれた本を見れば良い。

 絵は駄目だが、写真を見ればそれを出すことが出来る。

 高めの解像度が必要ではあるが。


 ちなみに本の表紙を思い出せなくても。

 銃に関する本を出したいと思うだけで出てくる。

 無意識に思い出せているのか、時間を遡って出しているのか、分からないけどそこら辺は、正直いってどうでも良い。


 空から街を写した写真があれば、それを元に生物以外の物を再現できる。

 そしてその街にある本を読みまくる。

 そして次の街の写真を見つける。

 後はその繰り返しを出来る。

 ちなみに戦後の東京なんて思えば、本当に出てくるから世界中の本を読み終わったら、次は昔の本を読める。


 つまりだ、このスキルは《前世にあった大体の情報がすぐに手に入る》と考えてくれれば良い。


 ついでに、体が二つあるから、単純計算して普通の人より時間を二倍に出来たり、分身を操る練習にもなる。

 分身が作れるかどうかは別としてだが。


 これが僕のスキル絶対王政(僕だけの世界)だ。

 このスキルがあれば異世界でしたいことの大体は出来るようになる。と思う。


 本当にイシス様々だな。

 これは拝まずにはいれない。


 イシス様はとても可憐で美しくて可愛い美少女ですー(棒)。

 よし、拝むのは終わったな。

 ふざけているが、イシスには本当に感謝している。

 信仰はしないがな。


 今ではこのスキルを常時発動していて、そろそろ並立思考とか並列思考とか多重思考的なスキルでないかな?とか思ってる。

 このスキルを使ってこの世界にある材料でケーキが出来ないのか、とかも実験している。


 もう一つのユニークスキルの成りきり(フェイクモンスター)に関しても、前に説明した通りだ。

 殺した相手の姿を完璧に再現出来る、って説明だったと思う。

 その通りで今のところ変身出来るのは、


 ベル・クリストフ

 上白 豊葵

 家のちょっと遠くにいた猪っぽい動物(魔物じゃないっぽい?)

 家のちょっと遠くにいた猿っぽい動物(魔物じゃないっぽい?)

 家にいる鶏っぽい動物(魔物じゃない)×5羽


 ぐらいだね。

 まだ人は殺めたことない。

 今まで殺した動物も魔力を込めた石を投げつけて、そいつが追って来たら、深く掘っただけの落とし穴に落としただけだから、殺した実感はない。


 殺したとしても転生する前に前世では、破滅願望に似た考え方をしてたから他の命なんて知ったこっちゃねー!ってなりそうだけどね。




★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


「そろそろ生き物を殺せるようにならないとな。」


 僕たちが戦闘、魔法やサバイバル技術、普通の勉強を学び始めてから2年たって7歳になった頃。

 朝食の席で、僕たちのお父さんのルークが突然そんなことを言い出した。


「ルイセントの近くにスライムが街道に出始めたらしいから、そこら辺が良いんじゃないかしら?」


 とは、我らがお母さんことオリーブの言(こと)だ。(あ、上手くない。そうですか。)

 7歳の子供に対して、「生き物を殺せるようになろう」だなんて、前世で言ったら虐待とかで捕まるかもな。


「じゃあ、食べる前に出るか。」


「私はその間にご飯の用意でもしてるわ。」


 ということでお父さんとジルたんと僕。

 計3名でルイセントの街道に行くことになった。


 30分と少し後。

 いわゆる獣道を歩いていると、ルイセントと他の街を繋ぐ街道に出ていた。


「ここら辺にスライムっていう魔物が出てくるんだ。スライムについてのおさらいな。


スライムって生き物は、魔法生物に分類される。

魔法生物は、個体によって変わるかも知れないが、スライムにはほぼ確実に核と呼ばれる人間で言うところの心臓がある。

ただ、心臓と同じで核は少しでも傷を付けて機能停止させれば殺せる。

核がない場合は、全体の8割を使えなくさせれば良い。


今出来るおさらいはこれぐらいか?

じゃあ、スライムが出てきたらジルから行こうか。

ああ、魔法とか弓とか遠距離攻撃は禁止な。

遠くから撃ってるだけで終わりそうだし。

なにかあっても父さんが助けるから安心しろよ。」


 ちなみに、今の説明にあった魔法生物に関する情報はおそらく僕にも適応される。

 全体の8割の消滅とか怖いからやったことはないけどね。

 ただ核は無さそうだった。

 魔力が固まってるところがないってだけで、

 心臓の位置をえぐったらあるかもだけど。


 お、スライムが森から出てきたな。

 そして、この世界のスライムはプルプルしてる。

 グロいどろどろしたスライムじゃなくて良かった。


「ジル・クリストフ。いっきまーす!」


 ジルたんがこの前、僕が料理の手伝いに行くときのモノマネの真似してるな。

 ちなみにジルたんは魔法も出来るが、

 杖を持って魔法を撃ってるよりも、

 魔法を撃ちながら中距離や遠距離から武器を使って攻撃した方が良いらしい。

 なので、槍や弓(親に内緒で銃の練習も)を中心に練習している。


「ヤァー!」ブシュッ


 お、おう…槍で核を一撃じゃんか。

 速くない?

 ラノベ主人公とかはもうちょっと葛藤とかあるけどね。

 命がどうこうっていう。

 スライムかわいいし。


 まぁ僕でも同じ結果になると思うけど。


 早くスライム出て来ないかなー?

 あっ、そうだ!魔力感知を使ってみよう。

 今じゃこの魔力感知もレベル6になってるからね。


 魔力を薄く伸ばす感覚で……

 ん?なにこれ?猪?…じゃないな?

 初めての感覚で良くわからない。

 ちょっと気になるし、せっかくだし行ってみよう。


「父さん。父さん。あっちの森の中が気になる。」 


「お?そうか?…お前の勘は当たるからな。

よし。なにかあっても父さんがいれば大丈夫だし、行ってみるか。」


 森の中を歩いていると、外見は完全に猪(名前は翻訳が働いているのかそのままだった。)なやつが出てきた。


「父さん。父さん。こいつだよ気になるの。」


「こいつが気になるのか?特に普通の猪と変わらない気がするが?」


 ここまで近くに来たら分かる。

 こいつはスライムだ。

 おそらく食べたもの似た変身できるとかそんな感じのスライムだろう。

 もしくは僕の知らない魔法生物だな。

 スライムならこいつはゲームでのミミックスライムって名前のやつだな。


 スキルか何かを使ったのか、お父さんの表情が険しくなった。


「…なるほど。ジル教えてくれてありがとうな。

気を付けろよ、そいつはミミックスライムだ。

お前らが習った通り何でも食べれば変身できる。

スキルも食べたやつのを使い放題だ、だから戦闘能力は文字通り未知数。

お前らは危険だから下がってろ、お父さんはこいつを今すぐここで倒さなくちゃならない。」


 お、ミミックスライムで合ってた。

 そういえば、こいつはスキルも真似ができるんだよな?


スライム→食べると姿とスキルが使える。


僕→殺すと姿を真似できる


 ……もしかして僕ってスライムに負けてる?

 だって、そんなん僕の成りきり(フェイクモンスター)の上位互換じゃん。

 クッ、屈辱だ。

 …でもいいよ!僕は絶対王政(僕だけの世界)を使って知識チートするもんね!


 僕たちがある程度下がったのを確認してから、お父さんは剣を抜いて走り出した。

 ミミックスライムはお父さんに気付いても、応戦や逃げ出すでもなく、体の周りに霧を出して変身し始めた。

 あ、僕と同じ変身モーションだ。


 一瞬で変身し終えたところから出てきたのは、僕たちと同じ位の歳の赤い髪の顔にそばかすのついた裸の美少女だった。 


「おネがいします!ころさナいでください!」


「なっ!魔物が変な真似を。

家の娘と同じぐらいの人間に化けやがって、クッ、攻撃しづらいじゃないか。

お前はその子を食べたんだろうが!」


「いキるためにひつヨうだったんでス!

おネがいします。もうシませんから!」


 ふむ。

 お父さんと会話してるってことは普通にここら辺の言語か。

 僕の場合なんて言ってるのかは分かるが何語かは分からないからな。

 自動翻訳も欠点がある。


 人の言葉なんて聞く機会なんてあまりないだろうに、案外すらすら人の言葉を話せるな。 


 でも、多分あのスライム娘嘘は言ってない。

 僕にはレベル10間近の演技スキルがあるから、嘘を言ってるかどうかは注意して見れば分かる。

 ミミックスライムから感じる魔力の量を見て強さを推定しても、お父さんでも僕でもすぐに殺されそうな位弱いみたいだし一旦助けるか。


 声の届くところまで近づいて言う。


「父さん!多分そいつは嘘を言ってないよ!」


「むっ、またジルの勘か、だがこいつは魔物だ。

もし強力な魔物の体を吸収していたら大変だ。」


 今は多分お父さんと話すより、スライム娘と話した方が速いな。

 僕はもっと近づいてスライムに話しかけた。


「じゃあ君。質問するから答えて、正直にね。」


「ハ、はい。」


「その元の体の持ち主はどこにいたの?」


「エっと、もりのもっとおくのほうにオークのスがあっテ。そのナかでシんでましタ。」


「それ以外に何かに変身できる?」


「いきものダけでいうト、このにんげんと、サっきのいのししだケ。」


「だって、お父さん。僕の勘だと嘘は言ってないと思うよ?」


「む、むう。いや、ここは自分の娘を信じよう。自分の娘ぐらい信じられないでどうする。

それで何度も助けられたしな。」


 ここでお父さんが言ってる助けたとは、


 普通なら、ある程度僕たちの家の近くに来たらすぐに殺されることを大体の魔物は知っていて、近寄って来ないが両親が二人とも泥酔した日の夜。(僕たちが二人同時にありがとうって言った誕生日の日だね。)

 一匹の世間知らずの猪が僕の直感や魔力感知に引っ掛かり、親を叩き起こした時のことだ。


 当時の僕でも倒せてたし、今まで意味は無かったが、今日僕の勘が信用されるならやって良かったかな。


「じゃあな、スライムよ。運が良かったな。

ベルに感謝しとけ。とっとと何処か遠くへ行くんだな、ここら辺だとまだ人に見つかるかも知れないからな。」


「えっ?

どうしたの?お父さん。安全で、言葉の通じる魔物を見つけたら、家に連れて帰るのが常識でしょ?」


「どこでそんな常識を覚えたんだベル!?

家の子にふざけた常識を教えたのは誰だ!?」


「えーっと、お母さん?」


「オリーブかよ……。」


「でもでも、このスライムのことを話したら、絶対に「何で連れて来なかったの?私も話してみたかったのに!」ってお母さん拗ねると思うよ?」


「いや、そんなことには…なるな。」


「じゃあじゃあ、この子連れて帰ろ?」


「しょうがない…のか?いやベルは安全って言ってるし……」ブツブツ


「ほらほらお父さんはジルのところに行って。

この子に服を着せるんだから。

速く行かないとお母さんに、お父さんが女の子の裸を見て喜んでたって言っちゃうよ?」


「ちょっと待て、そんなことどこで…

「言っちゃって良いの?」…言うなよ?」


 よし、お父さんをここから出ていかせることには成功した。

 本当はこの子をスライムの姿に戻らせる事が出来ればそれで良いから、服を着せる必要はない。

 着せる服も無いしね。


 お父さんを向こうに行かせたのはこのスライム娘に質問があるからだ。

 まぁ、家に連れて行かれたらお母さんにも同じ質問をされそうだけどね。


「じゃあスライム君。

引き続き質問だけど、これが終わったら安全が保証出来る場所に連れて行ってあげるから質問に答えてね?」


「はい」


「見たところ少なくとも普通の子供ぐらいに頭が良さそうだけど、何処でそんなに頭が良くなったの?生まれてからずっと?」


「エっと、この女の子をたべてかラ?」


「その女の子を食べる前に何か食べた?」


「ヨくおぼえてないけド、たぶんくさもなにもタべてないとおもウ。」


(ふむふむ。元は知能が低かったけど。初めて食べたものによって知能が上下するってところかな?確証なんて無いけどね。)


「ちなみにその子を食べてからの変化を教えて。」


「エっと、このおんナの子のなまえはアンナっていうんだけど、この子のきおくがはいってきたノ。」


(自我が薄かったから、自我の濃い人間を吸収して性格を引き継いだってところかな?でも、アンナって子は、オークの巣で死んでいたってことはろくな死にかたしてないだろう。なのに今なにかに怯えてる様子が無いってことは、他人事と捉えてるいるのかな?)


「おーい、まだかー?」


 おっと時間切れだ。


「じゃあスライムに戻ってもらって、とりあえず街には僕の従魔ってことにしてもらうから。街で君の服を買ったら、直ぐに家に帰るからね。それまでスライムになってもらえるかな?」


「ワかりましタ。…………エっと、ありがトうございましタ。」


 ん?あぁ、助けてあげたことかな?


「別にいいよ、これからは多分家族みたいになると思うからよろしくね?

ほらほら速く速く、急いで帰ろ?

帰ったらいっぱい話そ?」


 帰る前に僕が一匹だけスライムを倒して、家へと帰って行った。

 この時、街では僕が7歳でスライムを手なづけた天才テイマーと言うことになってしまった。

 帰ってからステータス開いてみたら、本当にテイムってスキルがあったから驚いた。


 今回どうしてこんなに直ぐに、人間に会ったら殺される、と考えてお父さんに命乞いをしていたあのスライム娘は僕のことを信じたのか考えてみたら、

1.僕の称号には(魔が好む者)っていうテイマー向けの称号があること。

2.自分が殺されかけたところを僕が助けに入ったこと。

3.僕がちっさな子供だったこと。

4.従うしかない状況だったこと。


 等の理由が出てきた。

 そりゃあ従うよなって思ってしまった。

 

 ちなみにお父さんには、僕が女の子の裸についてお母さんに言おうとするふりをお父さんの目の前でして、自爆してもらった。

登場?人物。(名前だけでも出てきた人物)

・ベル(主人公)

・ジル(主人公の姉)

・ルーク(主人公の父)

・オリーブ(主人公の母)

・スライム娘(主人公は家族になると予想している?)

・アンナ(オークの巣で死んでいた。)

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拙い文章ですが、これからも読んで頂けると作者が喜びます。
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