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異世界では、スマホだけがチート(仮 )  作者: まーりゃん
妖精国過去編
37/50

     世界樹とアーティファクトその6

シルフィストside


 


 「今ここで、共に滅びても悔いは無い。主達のいないこの世で、生きる意味も無い。」

 

 フローラリアは気を落としたまま立ち止まっていた。


 女王はあの人間リュウとやらが森を燃やさなければ、これほど速く壊滅に為らないはずだった。

 だが、フローラリアを責める事は出来なかった。


 そして暫くするとフローラリアを見ると、目を大きく開けて涙を流し、歓喜な声で独り言を言っていた。


 「………主よ。生きていたのか。よかった。どれほど悔やんたが、よかった。本当によかった。皆は無事なのか。怪我はないか。我をどこまで……。」


 

 それを聞いた女王は驚愕した。ついさっきまで全てを諦めたはずのフローラリアが涙を流しながら、嬉しそうに外を見ていた。


 

 そしてラーラは女王にこう告げた。


 「今でも王族のしきたりはいやだが、妖精族も多種族と共にこの世界中で今も生きている。

  この地は滅びても妖精族は滅びはせん、ここだけが妖精族の国ではなく、世界中に旅立った祖先が共に作り、今も受け継がれている。 」


 それ聞いた女王は決意し、フローラリアに宝玉の間に連れて行った。


 そこには、あの転移装置と同じ物があった。世界樹の苗を見ながら女王は、フローラリアに母の遺言を話した。


 「ここで母上は私に遺言を残した。フローラリアよ。母の遺言を信じ、お前に託す。」



 女王は聖霊水杖アクアエリスターの使い方を教え、世界樹の苗をラーラに渡した。


 アクアエリスターは魔力によって様々な使い方があり、水を操り不可思の霧や水を浄化、時には攻撃も出来る物だった。


 そして女王はラーラにあの秘術の事を話し伝授した。それらを終えたラーラは女王にリュウの事を話し、次の通信を待っていた。





~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



リュウside


時はラーラと通信を終え、作戦通りに木々を燃やしていた時に遡る。



 俺はマギナに言って衣類を着せた人形を作ってもらい反対側にいた。


 東に魔動機兵、東南側に俺、西に妖精国、北西に俺の人形。


 俺は目に映れば魔法をコントロールできるので遠くからでも使えるので、人形の方から使ったように見せていた。


 樹の上からなのでファイアストームを使いながら、両軍の行動を見ていた。すると、妖精達は人形の方に向かっていた。


 「うわ。飛べんのかよ。ラーラは飛べないのに。まっ、いいけど見事に引っかかったな。」


 妖精達の行動を観察しながら、時折魔法を使わず、樹の上から少し隠れて見ていた。


 俺は予想よりも燃え移るのが遅く感じがした。樹木は大きいから、燃え移るの時間がかかると思った。


 ファイアストームX2を使おうとした時、人形を置いた樹が攻撃を受けていたので魔法を使わずその傾向を見ていたら


 (うわっ、まずいな。あんな物喰らったらやばいな。)


 すぐさま俺は二人は一緒に行動しているので、カルマに通信をした。マギナは木々を操りながら進んでいるので。


 「カルマ、まずいぞ。妖精達の中に飛んでいる奴もいて、このままではいずれ見つかるかもしれん。

 その場にいてくれ、俺もそっちに行くわ。

今どこらへんにいるか、合図をくれ。」


 カルマは手持ちの鏡で今いる俺よりさらに

東に進んだ場所にいた。そこは魔動機兵達の基地で数万の魔動機兵達がいる近くで、森と海岸よりの場所だった。


 「わかった。身を隠し待っててくれ。」


 「主様。今マギナをそっちに迎えに行かせます。その方が速いですし、見つかりません。私は一人で待ちますから。」


 それを聞いた俺はマギナを待ちながら、両軍の動きを見ていた。


 

 魔動機兵達は俺が木々を燃やしていたので数千は立ち止まったままだったので、俺は妖精達に見つからないように枝に隠れてマギナの到着を待っていた。


 今でも妖精達は先ほどの場所から分散し飛んでいる。多分俺を探しているのだろう。


 どちらか速いか、マギナか妖精達に見つかるのか分からないまま、そのままじっと動こかずにいた。

 


 暫くすると妖精達は世界樹に戻っていた。

俺は樹の上に登り、両軍に見つからないようにマギナに合図を出し待っていた。


 少しするとマギナがやっとの来た。見事に枝と葉を使い、俺でも一目では分からなかった。さすがにここまで見つからないなら先ほどのカルマの場所まで楽に行けると思った。


 マギナと合流し木々の上を渡りカルマがいる場所の近くまで行くと、轟音が鳴り響き先ほどの俺が燃やしていた森に竜巻が発生していた。


 その竜巻は木々をなぎ倒しながら、燃えている森に向かっていた。その竜巻の暴風の影響で俺とマギナは動かずに樹にしがみついて、じっと見ていた。


 竜巻が燃えている森に着くと暴風雨になり大量の水が豪雨のように降って、水がそのまま濁流となって魔動機兵こど流していった。


 俺は竜巻の影響でカルマが心配で通信して安否を確認した。その後魔動機兵達が一斉に動き始めた事を聞いた。


 今の俺の位置は東の魔動機兵の基地からやや東南側やく5キロ位の樹の上。やはり、視界に入らない樹の上は魔動機兵に気づかれない。

 俺とマギナは樹の上から魔動機兵達の動きを見ていた。 


 魔動機兵達は先ほど竜巻があった場所。森の北東の方に一斉に扇状に展開して、火炎弾や火炎魔法を放っていた。


 その光景を見ていた俺はマギナに話を聞くと

 「何故だ、あの場所は魔動機兵達も流れて何も無い筈だ。なのに何故だ。」


 「ご主人様、わかりませんが、あっ、あの場所の方に妖精達も向かってます。」


 そして妖精達は総勢でその場所に向かい戦闘を始めてた。


 俺はマギナにカルマを連れて来るようにお願いし、戦闘を見ていた。



 魔動機兵達はそのまま火炎系で妖精達を攻撃していた。数万の兵達が一斉に火炎系を放つと、また森が燃え始め妖精達も簡単にはその場所に行けず、飛んでいる妖精達は雨のような火炎弾を受けて落ちた者もいた。


 マギナがカルマを連れて来て俺は、基地にいる魔動機兵の数をマギナに聞いた。2万はいないが一万数千人いる事がわかった。


 そして俺達三人は食料庫をまず狙う事にした。俺のファイアストームを使い森ごと焼く為、マギナに命令を下した。


 「食料庫を燃やし、魔動機兵達の周りの樹を燃やす。カルマは大将を見つけといてくれ。マギナはすまんが、枝や葉を使い食料庫に燃えやすいように手伝ってくれ。」


 二人は返事をして、枝を使いカルマを移動させ、俺とマギナもその場を離れて食料庫を目指した。


 

 俺達二人は食料庫を見つけたが魔動機兵達が数百人が陣を張っていたので、通信でカルマの場所を確認し、サンダーストームX2を使った。


 サンダーストームによって感電死か麻痺した魔動機兵達に、俺はファイアストームで食料庫を燃やした。


 動ける魔動機兵達は応援を呼び、魔法や水で燃えている食料庫を消していた。 


 俺は、再びファイアストームX2で森を焼き、魔動機兵達をおびき寄せた。

 そして出てくる魔動機兵達に再びサンダーストームX2を放ち足止めをした。


 一時間位たち、俺のストーム系のストックが無くなり火炎系と雷系を一度補充した。


 それでもまだ俺達は魔動機兵達に見つからずにいた。




次回予告世界樹とアーティファクトその7

    をお楽しみに


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