表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界では、スマホだけがチート(仮 )  作者: まーりゃん
妖精国過去編
36/50

    世界樹とアーティファクトその5

リュウside


 「あっ、ラーラか。今とんでもない事になってんぞ。妖精達が戦いを始めるみたいでよ、霧が晴れているぜ。そっちはどうだ。」


 「主か。ちょうど良い、主達だげでも逃げよ。我の事は忘れ逃げ‥」


 「あほか。俺達は諦める訳ね~よ。それに今からちぃ~と、賭けに出るつもりだ。

  それにラーラ、お前も諦めらめんなよ。二人も一緒の気持ちだ。」


 「待て、主よ。どうするつもりだ。あの数では、いかに主達の力では、無理がある。」


 「ま~。しょうがね~けど、やるだけやるさ。事が終わったら、また通信するさ。だから、最後まで絶対に諦めんなよ。」


と俺は通信を切り、二人に


 「作戦通りに行くつもりだ。覚悟してくれ。」


 「「はい。」」


 俺達の作戦とは今なら警戒が薄いので、マギナの力で木の枝や葉で姿を隠し、敵の大将を倒し大群を退かせる算段だった。


 だが、妖精達も戦いに出ると警戒が強くなるので、先に動くしかない。



 マギナには申し訳ないが俺のファイアストームで木々を燃やし囮になり、進行を遅らせる。

 二人には木々の上から身を隠し大将を倒し食料を狙う事にした。


 二人は最後まで渋っていたが、今しかないので無理やり決めた。



 俺は、魔動機兵と妖精達の間の樹の上にいる。ちょうど三角形みたいになって両軍とも見れる位置。


 魔動機兵の先頭はざっと数千人程度、妖精族も同じく数千人。後列がある魔動機兵に対し、妖精族はあの数では長く保たないだろう。


 俺の目では正確な数は分からないが、若干魔動機兵の方が多い。

 


 魔動機兵達は木々を倒しながら来ているので全体的に戦闘準備はしていないが、妖精達は準備万端な態勢のままだった。 

 



 俺は、両軍が戦いが始まる前に仕掛けた。


 樹の上にいるので戦闘準備をしている部隊の中心にサンダーストームX2を使い、目に映っている魔動機兵達にできる限り感電死か、麻痺させた。


 サンダーストームによって動きが止まった魔動機兵達。俺は次に倒された木々をファイアストームで燃やした。


 「さ~て、やっちまったぜ。これからが正念場だ。」


 再びファイアストームで周りの木々を燃やしていた。




 俺が時間稼ぎをしている間は、二人は遠周りで大将の所を目指している。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


シルフィストside


陣頭指揮を執り魔動機兵の様子を見ている女王は、リュウが木々を燃やしているのを見て

 

 「なっ、なっ、何をしているあの人間は。妖精の森を燃やすなど、誰かやつを止めろ。」


 と凄い権幕で怒鳴り声を上げた。



 他の妖精達もリュウが木々を燃やしてゆく姿を見て驚き、女王様の命令でリュウを仕留める為妖精達は一斉に向かった。


 その頃、リュウはまだ木々を淡々と燃やし続けてた。 


 

 妖精達の大半は走って向かい、中には飛んでいる者もいた。


 飛んでいる妖精達数百人は先に人間の形を見つけ、飛びながら弓矢と魔法で人間のいる樹に一斉に攻撃した。

  

 他の妖精達はその場所を目指し走って向かっていた。

  

 そして、攻撃し終わった妖精達はその樹が倒れてゆくのを見るとそこには、人間がおらず衣類で作った人形だった。


 妖精達は驚き、分散し他の場所を探していた。走って向かっていた妖精達はその場で立ち止まってしまった。


 そして今も木々が燃え続き、段々と広がっていた。その勢いはあっと言う間に次々と燃え盛り、森の1/4を燃やし続けていた。




 妖精達の一人は女王様の所に戻り進言した。


 「申し訳ありません、あの人間がどこにいるかわかりません。今も探していますが、このままでは森が燃やし尽くされます。」


 女王は、これ以上森が燃えてゆくのが我慢出来ずに、

 

 「もう良いわ。皆、退かせろ。私自らやるあの人間も一緒にまとめて葬ってやる。」


 女王様の命令で妖精達は次々に世界樹に戻っていた。


 

 妖精族が戻るのにかなりの時間がかかり、その間に女王はアクアエリスターに魔力を込めていた。

 

 そして、全ての妖精族が戻った後、女王は世界樹の下に降り、アクアエリスターの先端を泉に浸けた。


 アクアエリスターの先端部には魔動核があり、女王様の魔力によって泉にある全ての水が竜巻を起こし燃え続けいる森に流れ込んでいた。


 木々や魔動機兵もその場全てが濁流によって飲み込まれた。そして森の半分を飲み込んだ。


 その後、泉の水はゆっくりであるが水が勝手に川が流れるように戻っていた。



 アクアエリスターを使った女王は魔力の大半を使ってしまい、妖精達に新たに命令を下した。


 「これ以上、好きにはさせん。皆の者、後の人間共を片付けてこい。」


 命令を下した女王は、森の被害を見せて責める為にラーラを連れて来るように言って呼び出した。


 「貴様の仲間がこの妖精国の森をあそこまで燃やしたのだぞ。まぁ、今まとめて葬ったがな。貴様の仲間はもういない。

 この責任は貴様が取る事になるだろう。」


 とラーラに外を見せ言い渡した。


 それを見たラーラは涙を流し、両手両膝を落とし号泣した。その後再び牢屋に入れられた。


 そして先程の力を使い魔動機兵数千人を倒し残りの兵を討伐に向かわせた女王は見ていた。

 残り魔動機兵のうち数万の兵が一斉に動き、魔法で先ほどの泉の水を蒸発させ始めていた。

 

 泉の水は妖精国にとって不可思の霧を作りまた先ほどの力を使う為、水が無くなれば霧も宝具も意味を成さない。


 それを見ていた女王は、再び命令を変え妖精達に水を守らせた。


 

 それから、魔動機兵達は魔法を強化しているので、そのまま火炎系で水と妖精族ごと攻撃していた。


 妖精達は水を守りながら戦ったが三時間の間に数百人に減り、泉の水は極端に減った。


 魔動機兵達も数は減ってはいるが、一万位はいて、妖精国に進軍していた。


 

 後一時間もすれば世界樹にたどり着くだろう。妖精国の女王は驚愕し、両膝が折れた。


 「ばっ、馬鹿な。何故、人間共にやられるのか。そんな、母はこれを知っていたのか。

  私は母の言葉を信用してなかった訳ではないが、このままでは妖精族が滅んでしまう。くっ、すまん、母上。」


 と女王は涙を流し、ラーラを再び呼び出した。呼び出されたラーラは気を落としていたが女王はそれでもラーラに聞いた。


 「貴様は本当に未来から来たなら、知っているのか。この後どうなるかを。」


 「……………………………主は、主達はどうなった。我の大切な主を仲間を………。」


 女王も同じ気持ちだった。同じく同族を亡くし、今滅びに向かっている状況でも聞かずにはいられなくもう一度ラーラに聞いた。


 「本当に未来の王族なら妖精族はまだ生きているのか。ここで全滅するのか。頼む答えてくれ。」


 「今ここで、共に滅びても悔いは無い。主達がいない世で生きる意味も無い。」


 

 と全てを諦めた言葉を言った。

次回予告世界樹とアーティファクトその6

     をお楽しみに

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ