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異世界では、スマホだけがチート(仮 )  作者: まーりゃん
妖精国過去編
34/50

     世界樹とアーティファクトその3

ラーラside


 主の携帯通信により、会話で今の状況をお互いに知る事が出来た。


 ラーラは、女王様の母が残した言葉が気になり、女王様との話をリュウに話をした。


 「すまぬ。主よ。今のところ女王は我の話を信じて貰えず、話が出来んのじゃ。

 それに我が多種族を連れていた事により、妖精族は我が裏切って主達を連れて来たと勘違いしておる。

 今の我にはどうする事も出来ん。すまん。」


と看守に聞こえない小声で話をした。



 それからの間、ラーラも何度も看守にお願いしてみたが聞いて貰えず、ある時看守のある言葉を聞いた。


 「この裏切り者が世界樹と宝具の守り手になるとは…。」



その言葉にラーラは覚えがあった。


 かつて妖精国シルフィストは妖精族の中に時の番人によって宝具が失われ、滅びの一途を辿り、その期に多種族と交えてシルフィストは消えたと聞いた事がある。



 それを思い出すと、ラーラが世界樹と宝具の守り手でシルフィストを滅ぼす事になる。


 だが、女王様の母の言葉が気に懸かる。

先代の遺言で女王様が手厚く歓迎するようにラーラの事を予言したのか。


 それとも、これから何かが起きラーラに宝具が渡り、何かをしなければいけないのか。

その事が解らないまま時が過ぎた。



 その日の夕方にリュウから通信があった。


 今のところ直接助けになる事が出来ずにいる事を聞いた。そして我の今の状況も話した。


 一人で牢屋にいるので、我は主の声を聞けただけでも心は助かっていた。これほどまでに声だけでも聞けて嬉しい物は無かった。


そして、この通信より2日間牢屋にいたのだがその間、通信でお互いの事を話をした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




リュウside


 ラーラの話で宝具の事を知った、俺達はいつ何が起きるのか分からないが、泉の近くにいた。


 飯時に火を使うとやはり、モンスター達が群れを為してやって来ので俺がサンダーストームで殲滅した。ファイアストームだと木々が燃えるので雷系を選んだ。


 モンスターの群れは途切れる事が無く、やもえず火を使わなかった。


 それでも、たまにモンスターが現れるので魔法で倒した。




 あれからラーラを助ける事が出来ずに、モンスター達を倒しながら2日がたった。


俺達の食料は無くなりそうになった。

 

 「主様。このままでは、食料が無くなってしまいます。」

 「そうですね。このままでは私達の方が保ちませんが、ラーラの方は大丈夫ですか?

ご主人様。」


と皆ラーラの事を気遣い、泉の近くで待っていた。毎日夕方にはラーラに通信で話をしていた。




次の日の昼頃


 いつもより周囲がざわめき始めた。

 

 マギナが木の上から見てくると、こちらに向かってくる魔動機兵の大群がいるとの事だった。


(★魔動機兵★ 人類が魔法を持ち、魔法の力で動かす破壊兵器) 


 俺達はあれから火をお越してないが、魔動機兵の大群がここに目指しているなら間違いなく、戦闘になってもあの大群では勝てないだろう。


 まもなく来る魔動機兵に対して、俺達は泉から少しでも離れなければ襲ってくるかもしれないので、やもえずその場を離れた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



シルフィストside


 不可思の霧に守られし、妖精国シルフィストの妖精達が外の異変を察知して、女王様が妖精達に警戒態勢を取らせた。


 「何故、人はまた同じ繰り返してしてくるのか。ここには人間の言う聖杯など無いのに

大群を引き連れて、この世界樹と宝具を狙うとは。」


そこに側近の妖精が

 

 「あの妖精がこの場所を教えたのではないでしょうか。余りにも事が出来過ぎです。

あの者が裏切り、内通しているのでは。」


女王は考えながら、側近に


 「先代女王であり私の母が、この地に戻りし同族に宝具と苗を渡し、時の流れに従い再びこの地に世界樹は蘇るだろう。

 

 と言っていたがあの者の言っていた言葉など信じられん。だがこのままでは不可思の霧が焼き払われてしまう。」


と女王様は迷っていた。


 

 先代女王の遺言に従うか。皆、力合わせて戦うか。世界樹を守りし妖精族の誇りがあり、宝具と苗は命より大事な物。


 「いくら母の遺言でも簡単に渡す事はできない。おい、あの者をここに連れ来い。」




女王様は苦渋の選択に迫られていた。



次回予告 世界樹とアーティファクトその4

    をお楽しみに

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