旧妖精国と女王様
俺達4人は、見知らぬジャングルにいた。
誰一人として、ここが何処なのか過去なのか未来なのか解らないままにいた。
俺は携帯で時間を見ると、14:15になっていた。俺達は、ジャングルの出口を探す事にした。俺のナビには反応がない為、近くには何も無いのでどちらに行けばいいのか。
解らなかった。
今のいる場所から見回して見ると、樹齢何百歳の巨木が無数に立っていて、見た事のない植物が茂っていた。
携帯には、俺達は過去に飛ばされていた。
と書いてあるが、何処とは書いてなかった。
俺達4人は、どちらに進むかを迷っていた。
暫くの間、考えながらいると上空から黒い翼の生えたグリホォンが5、6匹襲って来た。
俺達は、必至に戦ったがグリホォンは爪で攻撃をするとすぐに上昇して、俺達の攻撃を交わしてゆく。
俺とマギナが弓矢で狙ったが上空で交わして
矢では当たらないので、俺とマギナが囮になり地上に来た時にカルマとラーラで攻撃したが、なかなか倒せなかった。
俺はとっさに
「ファイアストームX2」
と言って魔法を使った。
上空が炎の海になり、グリホォン達が上空で燃え尽きて黒こげになって落ちてきた。
三人は驚いた顔で俺を見た。
「今のは魔法ですか?ご主人様。」
「凄いですね。今まで見た事がないですよ。主様。」
「主よ。今のは本当に主がやったのか。」
と言ってきたので、俺は説明をした。
事のなりがわかった三人は、当分の間俺の魔法主体でやっていく事を決めた。
とりあえず4人で歩いていると、マギナが思い出したように
「ご主人様。私の力で木の上に行き見てきます。」
と言って、マギナは一本の木に触れて操り始めた。
巨木の枝があり得ないくらいの動きで、マギナの腰に巻き憑き巨木の上にマギナを運んでいた。
巨木の上から見てきたマギナは、今いる場所から南に行けば大きな泉があるとの事なので俺達は、そこへ向かった。
それから三時間、あまりにも長く感じながらも歩いき続けた。
道中、話す事がなかったので俺は携帯の中に以前ダウンロードした曲をみんなに聞かせながら、評価をして貰った。
マギナはクラシックな感じが好きみたいで、カルマはラブソングがいいみたい、ラーラは何故かアニソンにハマっていた。
だが、曲を聞いるとモンスターがやたらやって来る。
グリホォンやサイクロンゴリラ、ドローバー、スカルボーン、タウロス、ワームなどが、続々と来たので曲を聞くのを止めた。
(サイクロンゴリラは普通のゴリラの両腕が大きく力強そうな感じ。ドローバーは液状のドロっとした感じ、スカルボーンはリスが大きくなり何かの骨を投げてきた。タウロス、ワームはそのままだ。)
俺達は魔法主体で何とか倒した。
みんなが時間を稼ぎ、俺の魔法でみんなまとめて倒した。
ストームは全体魔法だったのでX2を使えば楽勝だった。
残りのポイントでストームの2つ取得した。
もう残りポイントが654Pになった。
それでも戦いながら、泉に着くと(見た目は湖で対岸が霧で見えない位大きいかった。)
「でけー。これが泉か。この水は触っても大丈夫か。みんなこの場所知ってるか。」
マギナは泉に近づき、水に触れながら
「この水は大丈夫みたいですね。ご主人様。私は見覚えがありません。」
カルマは辺りを警戒しながら
「主様。私も知りません。アルシエル大陸ではなさそうですね。」
と応えたが、ラーラは泉の前で驚愕した顔つきで
「まっ、まさか、まさか」
を繰り返し言いながら、立ち続けていた。
俺がラーラの肩を叩いて
「知っている場所なのか、知っているならここは何処なのか、教えてくれ、」
すると、ラーラは目を閉じ
「ここは、今は失われし旧妖精族の聖地、シルフィストだ。
我々は遥か過去にいる。そうだな、今からざっと500年前の世界かもしれん。」
と言ってきた。
それを聞いた俺達三人は、
「「「…………500年!」」」
「そんな大昔にいるのか。俺達は、」
「一体、どうして、」←マギナ
「何故、500年と分かるのラーラ。」←カルマ
「ふむ。目の前の霧は不可思の霧じゃ。
誰しも見る事も出来ず、立ち入ることの出来ぬ、妖精族の守り。お主達には霧以外見えぬはずじゃ。
まだ、多種族と交えていない。純真の妖精族だけの国だ。妖精族の中でも伝説として一部の者だけ知っておるだけじゃ。
今の妖精族の王族は特例以外多種族と交えてはいけないが、
我にはまだ見えるのじゃ、この樹が…。」
そう言っていたラーラは、泉の水をすくい頭から流して俺達に、
「すまむ。主達は待っててくれぬか。我を呼んでおる者がいるのじゃ。」
と言って泉の上を歩いて行ってしまった。
それを見た俺達は、
「ちょっとラーラ……。」
と続きを言う前に消えてしまった。
(泉に落ちず、霧に紛れて消えた。)
残った三人は少しの間、ラーラが消えた霧の方を見ていた。
そして、日が暮れ始めたのでラーラが戻って来るまで泉の近くにテントを張り、野宿の準備をしていた。
準備を終えて、警戒しながらラーラを待っていた。
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ラーラSide
(我が何故知っているかは妖精族の王族だからだ。この妖精国シルフィストから旅立った妖精の王族が他国に国を持ち伝えてきたから今の我が知っている。)
我は声のする方に導かれ、霧の中に入って行った。
霧の中に入ると、先ほどは泉の上だったのが今は巨大な樹の下にいた。
そして、前を見ると二人の男の妖精が、
「お前は、何故人と一緒にいる。」
「何故、多種族を連れてきたか。」
と言って、ラーラを捕まえた。
(左右から腕を捉えられた。)
ラーラはとっさに、
「何故じゃ、我は声を聞いて来たのじゃぞ、それに無礼じゃぞ。何故捕らえるのじゃ。我も妖精族で王族の一人じゃ。」
それを聞いた二人は、
「何故、王族を語るとは何事だ。我らこのシルフィストの門を守り続けている門衛が、知らぬ王族はいない。」
「同じ妖精族でありながら、多種族を連れてくるとは不埒な者よ。声が聞こえたなど嘘をつくとは、貴様は妖精族の裏切り者だ。」
と言われ、二人に樹の上まで飛んで連れて行かれた。(武器や道具など取られた。)
樹の上に着くと、樹齢何千年の分の切り株みたいな水平の場所でたくさんの妖精族が木々の枝から我を見ていた。
我は二人に捕らえながら、妖精達に見られながら進むと裏切り者や妖精の面汚し等、罵倒を浴びた。
「何故じゃ、我の名トリミアじゃぞ。」
(妖精族の王族の姓トリミアのはず。)
と言っても、二人は聴きもせず我は連れて行かれた。
そして、連れて行かれた先には一人の妖精が椅子に座っていた。
その妖精は、朱色の髪と澄んだ藍色の瞳、身体つきはラーラと同じ位の40代女性で後ろに三対の羽根があり、多種様々のティアラを付けた女王様だった。
ラーラは、女王様の前で二人の門衛に跪かされた。
すると、女王様が大激怒でで門衛に大声で怒鳴りつけた。
「こ・の・愚・か・者・がぁ~
貴・様・ら・死・に・た・い・の・か~」
「私が読んだのだ。この者に悪口や罵倒した奴は、皆全員牢屋にぶち込み飯抜きしてこい。
貴様二人は後で、私自らシバくから覚悟しろ。
わ・か・っ・た・な・
言・う・通・り・し・ろ・!
今・ず・ぐ・し・て・こ・い・命令だ。」
次回予告 世界樹とアーティファクト
をお楽しみに




