ミラル
昨晩は、覚悟を決めたラーラと一緒に寝た。見た目より可愛いかった。
朝になると俺より早く起きていた。
「主よ。おはよう目が覚めたか。昨日はよくやってくれたな。次は主が覚悟せよ」
と言ってきた。顔が赤かったけど。
皆が起きて、一階に集まり朝食を食べて宿屋からでるとマギナが馬車を引いて来た。
「ご主人様は、私の隣にどうぞ。カルマ、ラーラは荷台の方でお願いね」
マギナに言われて隣に座った。
俺が今使っている馬車は、前に二人が乗れるようになっている。かなり密着していたが。
「ご主人様。モンスターが来たら手綱をお願いしします」
言ってきて、ミラルに向けて出発した。
ハイザールからミラルに3日間かかるらしいので、その間もモンスターを倒して行かなければならない。
「主よ。敵が来たら我が駆け付けてゆく。
その間にマギナがほかの敵を牽制しながらカルマと倒していくので、馬車の方は任せたぞ」
ラーラが、戦闘方法を言ってきた。
実際モンスターが出て来てみると、ラーラは馬車から飛び降りて真っ先にモンスターに駆け付けていた。
ミラルに行くまでの戦闘で、アンデットホースやブラッドウルフ、ガウドッグ三匹、キラーベアが出て来た。
まず、ラーラが駆け付けて一番手前のアンデッドホースにブーレドで斬りつけた。
その反動の力で回し蹴りをして左手のニードルでガウドッグの首を一撃で仕留めた。
カルマが追いついて二刀流でキラーベアを相手をしている。
その間に俺に手綱を渡したマギナが弓矢を構えてブラッドウルフやガウドッグを牽制して一匹は仕留めた。
カルマが二刀流で攻守を繰り返してキラーベアを倒した後、アンデッドホースのトドメを差していた。
マギナが牽制している間にラーラがブラッドウルフに右手のクロウをアッパーカットするとブラッドウルフが飛び跳ねて、カルマがサーベルで薙払い仕留めた。
最後のガウドッグは逃げ出したがマギナによって仕留められた。
その後モンスターが来たが三人で倒した。
三人の戦いを見ると、確かにカルマは戦士タイプで臨機応変に戦っている。
マギナは牽制をしながら指揮をして、仕留めるタイプだ。
ラーラは、素早く急所に一撃を入れて複数を相手にするタイプだ。
(しかし、ラーラを見ていると今までの妖精のイメージが確実に変わるのではなく崩れてきたな)
俺の出番は、弓矢で牽制するしかないと悟ったね。
楽ではあったんだが、なんかね~と思った。
3日間野宿している間は、皆が交代で火の番をやった。
俺が寝る間にカルマとラーラは抱き付いて一枚のコートを羽織って一緒に寝ていた。
そして、馬車に乗っている時に隣のマギナが照れながら耳元で、
「ご主人様。ミラルに着いたら私と一緒に
寝てみませんか。私も初めてですが二人より知ってますよ」
と言ってきた。それを聞いた俺は、
「いいのか」
「ええ、私だけ除け者するんですかご主人様は」
マギナはウインクしながら言ってきた。
「それに三人ともご主人様に最後まで就いてゆくのですから」
その話をして、
「いいぜ。ミラルに着いたらな」
(みんな俺より年上なんだよな。タイプは別々だし、美人だし、可愛いし、美少女に見えるけど年上か)
一路、ミラルに向かっていた。
そしてミラルに着いた。まず4人で宿屋に行きマギナが受付で二部屋借りた。
その後、部屋の中で4人で話をした。
「まず、当面はお金を稼ぎながら、メルシアの情報を集める事だな」
「はい。ご主人様。メルシアの行き先はわかりませんのでギルドか、人伝に聞かなければありませんね」
「主様。メルシアは、魔法使いなので魔法協会の人なら知っているかもしれませんね」
「ふむ。主よ。ここは二手に別れて情報を集めようと思うじゃが、どうだ」
「いいな。じゃあ。俺と誰が行く」
「はい。私が」と三人で言った。
「では、ご主人様が決めて下さい。私達は従いますので」
次回予告 ミラル その2
をお楽しみに
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