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2話 立体的

〜翌日〜

連也:なぁ真也…昨日も電話がかかってきたんだ

真也:あぁその事なんだがそれについて俺も調べてみたんだ。そしたら面白いことがわかった。

連也:どういうことだ?

真也:始まりは明治初期の話だ。ナカダと名乗る初代教祖にとある女が来る。その女は男性を殺してしまった。とそれで初代教祖は「その遺体を持ってこい」という。そしてその遺体の左足首を切断する。そして切断した自分の左足首と交換したんだ。

連也:なんなんだよ、そんな気味の悪ぃ話は…

真也:これだけじゃない。物事を立体的に捉えることが大切だ

連也:?

真也:ひとつの例で事実に関係するか不明な時は他の例を繋ぎ合わせればいい。だから左足首を祀るという事実に基づく例はまだほかにある。

連也:嘘だろ…こんなイカれた話がまだほかにあんのかよ。

真也:それで続きな。その女は結局救われず、初代教祖を殺してしまった。それから年月はすぎてその女の子供が生まれた。だけどその赤子には「左足首」がなかった。それから、その女は2代目になって、左足首を祀るようになる…

それがどんどん続いてってそれが現代まで受け継がれている。

連也:なるほどな

真也:それからちょっと大声で言えないんだが…ダークウェブでその左足首を切断される人のリストがあったから見たんだ。そしたらお前の目の前で飛び降り自殺したはずの…竜の名前が乗ってたんだ。

連也:は?どんな冗談だよ…

真也:俺がお前に嘘ついたことなんてあったか?

連也:本当だったら竜はどこにいるんだ?

真也:おそらく教団のアジト…教会と言ったところか。だけどその場所はまだ特定できてない

連也:できる限り特定してくれないか?俺はまた電話が来たら、話してみる

真也:わかった。だが気をつけろよ?相手の言葉に惑わされるな。

連也:わかった。

〜今晩〜

プルルルル プルルルル

連也:かかってきた!

連也:もしもし!

???:も…し…ナカ…す

ピーピーピー

切れてしまった。だが喋ってる内容はだいたいわかった。

「もしもし、ナカダです」

連也:それだけか…

だがなぜ初代教祖の「ナカダ」を名乗ったのかが不明な点だった。

〜翌日〜

真也:連也、場所が特定できた。教会は、ここから徒歩で1時間半くらいの山の中だ

連也:さすがだな。だが特定できたとしても、竜が本当にいる保証はあるのか?

真也:多分な。リストは、ダークウェブのものだから普通のウェブに発信しないだろうから、信用できるだろう。

連也:じゃあ行くなら、明日の土曜とかどうだ?

真也:そうしよう。竜を絶対取り戻すぞ!

連也はふと違和感を覚える。初代教祖の「ナカダ」を勧誘者が名乗ってるのはおかしいし、竜の苗字が奈加田(なかだ)だということを…

Fin



3話もお楽しみに

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