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4.2 闇からの接触
そんな、いつもと変わらない、しかしどこか不穏な空気が漂うある日の夕暮れだった。俺とリリアはギルドからの帰り道、人気のない裏通りを歩いていた。街の喧騒から離れたその場所は、薄暗く、ひっそりとしている。街灯の光も届かず、闇が深く、影が濃く落ちている。
「今日の依頼も、疲れたな。でも、これでまた金貨が貯まるぞ」
俺が伸びをすると、リリアは少し笑った。彼女の顔にも、疲労の色が浮かんでいる。
「あんたが色々なスキルを借りるから、余計に疲れるんじゃない? でも、おかげで依頼も早く終わるし、助かってるわ」
そんな他愛ない会話をしながら歩いていると、突然、背後から複数の足音が聞こえた。それは、ただの足音ではない。まるで地面を這うような、不気味な足音だ。しかも、その数は、一人や二人ではない。複数。少なく見積もっても、五人以上いるだろう。
俺とリリアは、同時に足を止め、振り返った。夕暮れの薄暗い光の中で、彼らの姿がゆっくりと浮かび上がる。




