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『スキルシェア・サバイバー』  作者: SM
第3章 街の影と「共有」の光
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3.8 街の英雄、そして噂

ギルドに戻る途中、リリアが口を開いた。

「あんたのスキル、本当にすごいわね。あんな風に、色々なスキルを借りられるなんて。あの『鋼の肉体』なんて、まるで本物の鋼みたいだったわ」


「でも、持続時間が短いのが難点だけどな。それに、誰かのスキルを借りないと何もできない。俺自身の力じゃない」


俺が言うと、リリアは少し考え込んだ後、言った。

「でも、使い方次第では、どんな状況でも対応できるってことよね。それに、あんた、迷子の子供を助ける時、迷いなく飛び込んでいったわね。そういうところ、嫌いじゃないわ。あんたは、本当に優しいのね」


リリアの言葉に、俺は少し照れた。彼女が、俺のことを認めてくれたことが、何よりも嬉しかった。彼女の言葉は、俺の心に温かく響いた。


ギルドに戻ると、俺たちの活躍はすでに広まっていた。迷子の子供を救い、悪質な人身売買組織を阻止した冒険者として、俺たちは一躍注目を集めることになった。特に、俺の「スキルシェア」は、多くの冒険者の間で噂になった。


「おい、聞いたか? 新米の佐倉ってやつ、他人のスキルを借りられるらしいぞ。しかも、あの東地区の人身売買組織を潰したらしいぜ!」

「マジかよ! それって、最強じゃねえか? どんなスキルも使えるってことだろ?」

「でも、持続時間が短いんだろ? 使いどころが難しいな。でも、あの状況で飛び込むなんて、勇気があるな」


様々な声が聞こえてくる。俺のスキルは、この世界では異質であり、同時に大きな可能性を秘めている。その可能性に、人々は畏敬の念を抱き始めていた。

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