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『スキルシェア・サバイバー』  作者: SM
第3章 街の影と「共有」の光
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3.7 母親との再会

俺とリリアは、ミナを連れて依頼主の元へ向かった。ミナの母親は、ギルドで俺たちを待っていた。彼女の顔は、憔悴しきっていたが、その瞳には、かすかな希望の光が宿っていた。


俺たちがミナを連れてギルドの扉をくぐると、母親は目を見開いて駆け寄ってきた。


「ミナ! ミナなのね!」


母親は、ミナを抱きしめ、大粒の涙を流した。その涙は、安堵と喜びの涙だ。ミナもまた、母親の胸に顔をうずめ、安堵の涙を流している。再会を喜ぶ二人の姿を見て、俺は胸が温かくなった。この光景を見るために、俺はここに来たのだ。


母親は、俺たちに深々と頭を下げた。

「本当に、本当にありがとうございます! あなた方がいなければ、ミナは……。どんなお礼を申し上げたらよいか……」


「いえ、無事でよかったです。それが一番です」


俺は、母親の感謝の言葉に、少し照れた。金貨一枚という報酬は、もはやどうでもよかった。ただ、この母親の悲しみを、少しでも和らげてあげられたこと。それが、俺にとって何よりの報酬だった。


報酬の金貨を受け取り、俺たちはギルドに戻ることにした。ギルドの冒険者たちも、俺たちの活躍を称賛してくれた。

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