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『スキルシェア・サバイバー』  作者: SM
第3章 街の影と「共有」の光
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3.5 鍛冶師の「鋼の肉体」

「お前ら! 何してる!」


俺が思わず声を上げると、男たちはギョッとした顔でこちらを振り向いた。彼らの顔は、驚きと同時に、怒りに歪んでいる。


「なんだ、冒険者か? 余計な詮索はするな。これは俺たちの獲物だ」


男の一人が、腰に差した錆びた短剣を抜いた。もう一人の男も、手に持った棍棒を構える。彼らの目つきは、まるで獲物を狙う獣のようだ。リリアは素早く弓を構え、男たちに狙いを定めた。彼女の指先は、弓の弦にしっかりと固定されている。


「リリア、俺が何とかする! 少女を助けるのが先だ!」


俺は、頭の中で、この街で出会った鍛冶師のおじさんの姿を思い浮かべた。彼は、見た目は強面だが、腕は確かで、その手から生み出される武器はどれも頑丈だった。彼の工房からは、いつも金属を叩く音が響き渡っていた。彼のスキルは、きっと「頑丈な体」とか「防御力アップ」とか、そういう系だろう。彼の体は、まるで鋼鉄のように頑強だった。


「鍛冶師のおじさん! 力貸してください! 『鋼の肉体』スキルをシェア!」


「スキル『鋼の肉体』をシェアしました。持続時間:残り20秒」


全身が、まるで鋼になったかのように重く、硬くなる。皮膚の表面が、まるで金属の板になったかのように、冷たく、そして硬い感触に変わる。男の短剣が俺の腕に当たったが、まるで石に当たったかのように弾かれた。キン、という鈍い音が響く。短剣の刃が、俺の腕に触れると、火花が散った。


「な、なんだこいつ!?」


男たちが驚いている隙に、俺は少女を抱きかかえ、リリアに合図を送る。

「リリア! 少女を連れて逃げて! ここは俺が食い止める!」

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