内緒話
更新が遅れてすみません…>_<…
「じゃあ、気をつけて」
「では、また今度、いらして下さいませ」
えっと……今、私は、カイル様とロバートさんに見送られて、帰ろうとしています。
ーーそれもクロウ様と一緒にです。
まぁ……なんと言うか、あの後……結局断れなくて、クロウ様に送って頂くことになりました。
いや、あの……別に、クロウ様と一緒に帰ることが、嫌じゃないのですよ?
ーーただ、話に流されてしまって、一緒に帰ることになったことに、戸惑っているだけなんです。
「はい」
「じゃあ、また」
私とクロウ様が馬車に乗り込もうとした時ーー後ろから声がかけられます。カイル様ですね。
「クロウ!」
「何?」
「ちょっと、こっち来てよ。んで、耳を貸して」
「はぁ?」
私も一緒に行くか悩んだ時、カイル様が言います。
「あっ! シンデレラは、そのままそこにいてね?」
「えぇ。分かりましたわ」
クロウ様が振り返ると、カイル様は、彼を手招きしています。それを彼は、嫌そうに答えてます。
まぁ、もう帰ろうとしてましたからね〜。
「い〜から。い〜から」
彼は、ため息を一つ吐くと、文句を言いつつ、カイル様のいる所へ、向かわれます。
私としては、先に乗るのは悪いと思い、馬車に乗らないでクロウ様をお待ちすることにしました。
カイル様がいらっしゃる所は、私のいる場所から、少し離れた場所です。
話の内容がよく聞こえませんね〜。
「ち、ちょっ! 何言い出すんだよ‼」
耳元で、何かを囁かれたクロウ様は、急に大きな声を上げました。
どうしたのでしょうか?
「えっ? 違ったの⁈」
なぜか、カイル様もびっくりしてますね……2人は一体、何の話をしているの?
ん〜。聞こえません。
「そ、それはそうだけど……」
彼は、顔が少し紅くなったような?
「だから、お詫びにさ〜。頼むよ〜」
カイル様は、何かを懇願していらしゃいますね。
「わ……わかったよ」
「やった!」
カイル様が喜んでいるのが、私からもわかりました。
「ありがとな」
「いやいや。こっちこそ、今日来てくれて良かったよ」
「そうか」
「それに、お前の珍しいものを見れたからな〜。結構、面白かったし」
カイル様が、くっくっ笑います。
「……やめてくれ! 恥ずかしいから」
「ははっ!」
クロウ様が注意をしても、カイル様は、先ほどよりもおかしそうに笑います。
今、カイル様にクロウ様が何を言われたのか……気になりますね。
「さぁさぁ。行った行った!」
「引き止めてたのは、お前じゃないのか?」
「……まぁまぁ。少しぐらいさ、いいじゃないか」
うーん。ケンカではない様ですね。でも、もめてるような? 気のせい?
「今、この話をしなくても良かったと思うけど? 彼女を待たせてしまってるだろう……」
「だから、ごめんってば! ほ、ほら! シンデレラが待ってるぞ」
彼のフッと笑うのが見えたと思ったら……カイル様に背を向けて、私のいる方に来ようとしてます。
「もう行くからな」
「引き止めて悪かったよ」
私のいる所に戻って来たクロウ様は、笑顔がキラキラしているように感じます。
ちょ! クロウ様!
そんな風に笑顔を向けられると、私も動揺してしまいますから!
「すいません。お待たせして」
「 いえ。大丈夫ですわ」
私は、動揺を必死に隠して、彼に微笑み返します。
「行きましょうか」
「はい」
私とクロウ様は、もう一度、カイル様達に挨拶をして、馬車乗り込んだのです。
男同士で何を語っているのやら?
内容は、皆さんのご想像にお任せします(^_-)




