幸せな報告 2
さてさて、前の会話の続きです^ ^
「まだお話があります。 エレナ様」
カイル様がそうおっしゃたので、 私たちの視線はいっせいにカイル様に向けられた。
「2週間後に、僕の屋敷で婚約パーティーを開こうと思っています」
「はい?」
私はカイル様に聞き返しました。
あれ? 今、何かへんな事言いましたね?
「今度、婚約パーティーをするんだ」
「えぇーー⁉」
思わず、叫び声を挙げてしまった私は、慌てて口元を抑える。
やっちゃった……。
「すみません」
恥ずかしいので、俯きがちに小さく謝った。
私は、お母様たちをチラッと見たけど、目を大きく見開いておりますとも。
そりゃ〜驚きますよ!
言っている本人は、さっきからニコニコと満面の笑みを浮かべ、私たちを見ています。
ですが、マリーナ姉様はお母様たちの事を心配してますよーー。
カイル様。気づいて下さい! 訴えかけるように目線を向けるが……気づかない。
しょうがない。カイル様は、一回ほっとくとして……。
只今、私は頭をフル回転させてます。ちょっと、パニックになりかけ中なので。
はい。わかっているんです。ですけど、頭が理解するのを拒否します。
カイル様ってば、2週間後とおっしゃいましたね……。
それが無茶だっていうんです。
そういう事は前もって、1ヶ月ぐらい前には、言うべきものなんですよ⁉
婚約パーティー? 婚約決まっただけでなく、そこまで……。
婚約したからって、すぐに行う必要はありません!
って、いうより! 婚約もだけど、早すぎなんです!
2週間⁉
まず、準備出来るんですか⁇ それ!
私は、色々考える事が多過ぎて、頭痛くなりそうです。
黙ってしまった私たちを安心させるために、カイル様が話し出した。
「準備の方は、僕の家で全てやりますので、エレナ様たちは、来て下さるだけでいいですよ? 僕の方で、皆さんのドレスも用意させて頂きますから、楽しみにしてて下さいね!」
微笑んでいるカイル様。さっきも笑ってましたけど、ずっと笑顔だね。
私はそんな彼の顔を見て、苦笑した。
「本当?」
そう訊ねるのは、アンナ姉様です。
「はい。皆さんに、似合う物を選ばせて貰いますよ」
「じゃあ、ありがたくそうさせてもらうわ」
お母様も笑みを返した。
「はい」
私も微笑した。
マリーナ姉様も安堵の表情を浮かべた。
まぁ、さっきの私たちの様子を見たら心配にもなるか。
私も内心ちょっとホッとしましたね。
思考を巡らせいて、ふと、カイル様の様子が違うことに気づいた。
そういえば、気にしなかったけれどーー今日のカイル様は、いつもよりも饒舌な気がする……。
いつもはこんなにしゃべりません!
むしろ、聞き役に回っている事が多いのです。珍しいね!
うーん。今日は驚かされるばかりだ。
苦笑を漏らした。
「パーティーの前日には、マリーナを迎えに来ますのでよろしくお願いしますね」
「了解!」
「どうぞ。どうぞ。いつでも持って行ってよろしくてよ」アンナ姉様は、嬉しそうに答えるし……お母様も、カイル様にウインクしながら、楽しそうに答えていた。
「お母様‼」
マリーナ姉様は、真っ赤な顔で抗議するが、あまり効果はない。むしろ可愛さが引き立つ。
それを面白そうにみているのはカイル様。
私も一緒になって眺めるけど。
だって、可愛いもの。マリーナ姉様!
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「あっ! そうだ。一つ大切な事をいい忘れてました‼」
何か思い出して、カイル様は大きな声をあげた。
「何を?」
首を横に傾げながら、私は尋ねてみた。
「 2ヶ月後には、結婚式を挙げますので」
は? なんですと?
「へ?……2ヶ月?」
「……今なんて?」
私とアンナ姉様は質問する。
「えっ? だから、結婚式を挙げます」
また、頭が痛くなりそう……。
こめかみを抑えつつ、私は、彼に聞く。
「誰がです?」
「僕たちですよ? 僕とマリーナの2人」
「「は?」」
「それは無理があるんじゃ……」
私達は、みんな唖然してしまう。
今日は、これ以上驚くことはないと思っていたけど、私の考えは甘かったようです……。
今回は、カイルを暴走させ過ぎましたΣ(・ω・;)
爆弾発言多過ぎだよ〜( ´△`)




