彼女の手助け
更新が、少しだけ遅れてしまいました(汗)
会場の中に戻った私とお母様だったが……。
「あら? あの方は……」
誰か、お知り合いの方を見つめてお母様。
「ごめんね、シンデレラ。ちょっと行ってくるわ」
「 お母様? 」
いつの間にか、お母様はいなくなっていた。
その方のもとに向かってしまった。
早いな〜。お母様。
私は、感心してしまった。
とりあえず、私は、1人になってしまったから、壁の花になることした。
****
「シンデレラさま!」
誰かに、名前を呼ばれたような気がした。
だれ?
後ろを振りかえると……リリアが、私の方にやってきた。
リリアは、我が家でメイドとして働いてくれている。
「まぁ リリア。1週間振りね」
「はい! お休みをくださってありがとうございます。でも、使用人なのに……休んでしまって、ごめんなさい」
リリアは、もう必死で謝っている。
「いいのよ。ご実家からのお呼び出しがあったんだものね? それに、使用人ではなく、私の友人なんだから」
優しく問いかけるように言った。
「でも……」
不安そうに尋ねるリリア。
「いいのよ」
微笑みかけた。
リリアは、お母様の親友で、セシル様の娘だ。
男爵家の次女で、小さい頃から仲良くさせてもらっている。
なぜ、リリアが我が家で働いているかというと……彼女が、家事が出来るようにと勉強を兼ねてのこと。
私が、リリアとの話に華を咲かせていると……ある人が、私たち2人の所にやってきたのだ。
ある人とはーー先ほどまで、壇上で、国王様と王妃様とお話しをしていらしたこの国の第1王子、クリス殿下だった。
どうして、私たちの所に来るの?
真っ直ぐ、こちらに来るクリス殿下を、うっかり凝視してしまった。
いけない! この方は、王族なんだった!
先ほど、私はクリス殿下のことを凝視してしまった。あぁ、反省しないと。
「こんばんわ。お嬢さん方」
クリス殿下は、私たちに挨拶をする。
まさかの出来事だったので、驚いていた私は、少し反応が遅れてしまった。
ドレスの裾を持ち、お辞儀をした。
「初めてまして。クリス殿下」
「初めてまして」
リリアも、私と同じように動作をした。
「お名前をお聞きしても?」
クリス殿下は、微笑みながら尋ねた。
「は、はい。私の名は、シンデレラと申します。彼女は、リリアといいますわ 」
私が、自己紹介を済ませると……クリス殿下は、リリアを見てクスッと笑った。
あぁ。もしかして……。
私は、クリス殿下が、これからしようとしていることを悟った。
その後……リリアに手を差し出して、微笑んだ。
『では、リリア嬢。私と、踊って頂けませんか?』
やっぱり!
勘は当たったみたいね!
私は、心の中で叫ぶ。
リリアは、あまりな突然の事だったので、戸惑っていた。
「……えっ⁉ わ、私とですか?」
顔が紅くなってきてる……。かわいらしいわ……。
私は、彼女の様子を微笑ましく見ていたのだが…… でも、なかなか殿下に返事をしない彼女に、私は耳元で問いかけた。
「どうしたの? リリア。折角のお誘いなのよ?」
リリアは、小さい声で言った。
「で、でも……私なんかが……」
リリアは、まさか自分がダンスのお相手になるとは、思ってなかったし、不釣り合いだと思っているのだ。
「今のあなたは、とても綺麗よ? 王子が誘いに来るぐらいにね? 自分に自身を持って!」
「ありがとうございます。シンデレラ様」
お待たせしていたクリス殿下に話かけた。
「クリス殿下。お待たせしましたわ。彼女と踊ってらしてね? 」
私は、リリアの背中を押してあげた。
「はい。では、参りましょうか」
「は、はい」
戸惑いつつ……彼女は、殿下の手をとった。
殿下の手をとったリリアは、皆さんの視線の的になりつつ、殿下と踊り始めた。
クリス殿下とリリアは、この場にいた誰もが目を引くほど、素晴らしいものだった。
お似合いね リリア!
余計なお節介を、してしまったかしらね?
……でも、リリアが楽しそうだったので、私はとても嬉しくなった。
****
リリアは、クリス様と踊り終えると……他の方からのお誘いを断り、真っ直ぐに私の所に、やってきた。
その時のクリス様は、ずっと……リリアを見つめていた。
もしかして? クリス様は……。
考えていると、リリアが飛びついてきた。
「リリア?」
「シンデレラ様〜〜!」
今にも泣きそうな顔で、私を見つめるリリア。
リリアをなだめながら、私は問いかけた。
「どうして泣きそうなの?」
私がそう言うと、もっと瞳を潤ませて、私にしがみつく。
「だって……シンデレラ様‼ 私、こんなに大勢の方たちの視線を、浴びるなんて……初めてで。
ーー慣れてないんですもの」
リリアは、泣き始めてしまった。私は、彼女の頭を撫でながら、話を聞いた。
「落ち着いて。ね?」
リリアは、しゃっくりを上げながら、私に聞いてきた。
「わ、私。どこも間違っていませんでした?」
「どこも、間違ってなかったわよ。むしろ、素晴らしいダンスで驚いたもの!」
涙が止まったかと思うと……今度は、彼女の頬が紅く染まるのがわかった。
「そ、そんな! それは、相手の方がクリス様だったからですよ‼ 」
戸惑っているらしく、焦っている。
そんな彼女の姿を見て、私は、クスクスと笑ってしまった。笑うことを抑えきることが、出来なかった。
「シンデレラ様! ヒドイですわ‼ 」
彼女は、ふてくされてしまった。
笑いを抑えると、私はリリアに謝った。
「ご、ごめんなさいね。あなたが、可愛らしくて」
「………⁉」
リリアは、顔を真っ赤にしてしまった。
可愛すぎるわ‼
私は、思わずリリアをぎゅーっと、抱きしめてしまった。
やっと、2000字越えた!
私は、なかなか越えないので……今回は長くなったと思います(>_<)
良かった〜(汗)




