理解10 戸惑い
・・・はぁ~
リルラの部屋
リルラ「・・・」
リルラ「・・・・・ヴェルヴェルに
・・・めっちゃ
・・・喋り倒して
・・・しまった
リルラ「・・・」
リルラ「・・・・・私って
・・・いつも話を
・・・聞いてる方なのに
リルラ「・・・」
リルラ「・・・・・なんで
・・・・・ヴェルヴェルには
・・・あんなに
・・・喋ってしまうの?
リルラ「・・・・・
・・・わからない
リルラ「・・・ヴェルヴェル」
可愛い
リルラ「・・・」
天使
聖人
清らか
純粋
リルラ「・・・・・」
なんで君は
そんな人間になれるんだ?
僕も君みたいになりたい
リルラ「・・・・・」
君がくれるなら
僕もあげたい
リルラ「・・・・・」
リルラ「・・・・・・・・そんなに
・・・男の子に
・・・言われる事って
・・・ある?
リルラ「・・・」
リルラ「・・・・・ヴェルヴェル
・・・どうして
・・・そんな言葉ばかり
・・・私に言うのだろう
カラヴェルの部屋
カラヴェル「・・・・・
否定しない
笑わない
理解してくれて
話を聞いてくれる
カラヴェル「・・・なんでも
・・・肯定してくれる
カラヴェル「・・・ふつう
・・・女装って
・・・気持ち悪いだろ?
カラヴェル「・・・・・なのに
可愛い~♪
美人~♪
カラヴェル「・・・・・
女装
好きなんだね~♪?
いいね~♪
カラヴェル「・・・・・
ずっと
目を奪われてた~♪
カラヴェル「・・・・・」
カラヴェル「・・・・・リルリルは
・・・・・ぜったい
・・・否定しないもんな
カラヴェル「・・・・・ありのままを
・・・受け入れてくれる
カラヴェル「・・・」
カラヴェル「・・・・・
・・・ずっと
・・・否定されて
・・・生きてきたのに
カラヴェル「・・・・・君だけは
・・・肯定してくれる
カラヴェル「・・・」
カラヴェル「・・・・・こんなに
・・・安心できる
・・・相手は
・・・初めてだ
カラヴェル「・・・」
・・・君は
・・・そんな私と
・・・どうなりたいの?
カラヴェル「・・・・・」
・・・ねえ?
・・・言って?
カラヴェル「・・・」
カラヴェル「・・・・・どう
・・・なりたいんだろう
翌朝 登校
リルラ「・・・あ」
カラヴェル「・・・あ」
偶然 会った
リルラ「・・・」
カラヴェル「・・・」
リルラ「・・・・・お
・・・おはよう
カラヴェル「・・・・・うん
・・・おはよう
二人で登校する
リルラ「・・・」
カラヴェル「・・・」
リルラ「(・・・あれ)」
カラヴェル「(・・・あれ)」
リルラ「(・・・なんで
・・・ヴェルヴェルと)」
カラヴェル「(・・・なんで
・・・リルリルと)」
・・・うまく
・・・喋れないの!?)
リルラ「(・・・昨日まで
・・・普通に
・・・話せてたよね!?)
リルラ「(・・・なんか
・・・うまく言葉が
・・・出て来ない)
カラヴェル「(・・・おかしい
・・・何を
・・・話せばいいんだ!?)
カラヴェル「(・・・なんか
・・・なんか
・・・知らないけど)
カラヴェル「(・・・どう
・・・接したらいいか
・・・わからない)
リルラ「(・・・ヴェルヴェルは私を)」
カラヴェル「(・・・君は僕を)」
(・・・どう
・・・想ってるんだろう)
リルラ「・・・」
リルラ「・・・・・ごめん
・・・先に
・・・行くね?
カラヴェル「・・・え?」
走り出して
学校に向かうリルラ
カラヴェル「・・・
・・・あれ?)
中学校
リルラ「・・・」
ジェシ「・・・」
リルラ「・・・・・」
ジェシ「・・・・・・・」
リルラ「・・・・・・・・・・」
ジェシ「・・・・・・・・・・リルリル?
いつも通り
「ヴェルヴェル~♪」って
話しかけに行かないの?
リルラ「・・・・・」
ジェシ「・・・ケンカでも
・・・した?」
リルラ「・・・・・
・・・そうじゃ
・・・ないんだけど
リルラ「・・・・・なんか
・・・どう接したらいいか
・・・何を話せばいいか
リルラ「・・・・・わからなく
・・・なっちゃった
ジェシ「・・・・・
・・・どういうこと?
ジェシの家
ジェシ「そんなことが
あったんだけど
リルリル
どうしたんだろ?
ジェシ「ねえ?
お姉ちゃん?
ジェシの姉
ディネ
ディネ「へえ~
あのリルリルがね~」
ジェシ「リルリル
どうしたんだと思う?」
ディネ「まあ~
リルリルは
すぐに
そうなると思ってたよ
ジェシ「・・・そうなる?」
ディネ「否定しないで
受け入れてくれる
ディネ「何人の男を
惑わせるのかな~♪
・・・お姉ちゃん?
・・・どういうこと?




