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12/17

12:悪役令嬢

 十月十日。


 その日に限って、訓練場の魔力濃度が前日の雨で高かった。お気に入りの香水を振っても、空気中の魔力の濃度が高いせいで無臭になる。そんな日だった。


 アデルは魔力と湿気の漂う教室内で、憂鬱な気持ちを堪えて選択科目の魔法演奏を学んでいた。希望者が多く抽選になったものの、幸運にも履修できた科目だ。実際、エロイーズは外れてしょんぼりしていた。


 ほとんどが女子生徒ということもあり、非常に和やかな雰囲気で授業は進んでいた。いつも、さながらお茶会のようなのだ。アデルはこの雰囲気が嫌いではなかったから、その日も楽しく受けていたのを覚えている。


 そして、魔法演奏を選択した女子生徒の中には、カトリーヌ・ド・ヴィアボルトもいて。先生に指名された彼女は、壇上で恐ろしく精密な演奏を披露した。


 彼女の演奏にパチパチと拍手が響いた、そのときだった。


 窓の外、訓練場の方で爆発音が轟いた。それだけならよくあることだ。この時間、訓練場は魔法実習。それなりに大きな音もする。


 しかしその日は、空の色が変わったのだ。どっぷりと、黒いインクに浸かったかのように。一瞬で。


 一斉にそちらに目を惹かれ、二階の音楽室から訓練場を見下ろす。


 粘性のある黒い液体が、地面から魔力生物に向かって伸びていた。魔力生物の弱点部を的確に突き刺している。


 仲間割れを起こしたのか、と貴族令嬢は皆口許を押さえ恐怖した。


 アデルも、恐怖心から思わず後ずさった。だがうっすらと理解していた。


 あの魔法は、魔力生物のものではない。悍ましささえ感じるあの魔法は恐らく、魔力生物の方に進み出ている、ルーセヴェルの第一王子殿下の力なのだ、と。


 ちらり、と壇上のカトリーヌを、アデルは見た。どのような反応をしているのか、好奇心が沸いたのだ。


 カトリーヌは一心に、婚約者であるはずの彼を睨みつけていた。ぞっとするほど冷たい瞳で、恐怖に眉根を寄せながら。


 と、そのとき、ちょうど午前中最後の授業だったので、授業終了兼昼休み開始の鐘が鳴った。生徒たちはおざなりに号令を終える。すると、耐え切れなかったなにかが破裂するように、音楽室は嫌な言葉で溢れた。


「なによあれ」「怖いですわ」「仲間割れ?」「魔力生物は本当に気持ち悪いですわ」「悍ましい」「怪我はないのかしら」「もっと隔離してやるべきよ」「もしもここまで魔法が飛んで来たら」「空の色が戻らないわ」「どなたかカーテンを閉めてくださる?」「嫌ですわ」「窓に近づくのなんて耐えられない」


 気持ち悪い、悍ましい、恐ろしい。

 口々に交わされる会話の内容は細部が異なるものの、大方そのような意見で占められた。


 そんなところに、騒々しい廊下から情報が飛んでくる。貴族たちの噂話ほど早いものはない。

 先程の魔法は、我が国ルーセヴェルの第一王子・ラウル・ド・ルーセヴェルによるものらしいぞ、と。


 その途端、しんと音楽室が静まり返った。


「やはり闇系統(あんけいとう)魔法使いは悍ましい存在ですね」


 二の句が継げないでいた令嬢たちの中で、唯一動いたのは、カトリーヌ・ド・ヴィアボルト。

 彼女は悠々と鞄に荷物を詰め、心底忌々し気に窓に目線をやると、魔法でしゃっと勢いよくカーテンをしめ、踵を返した。


 パタン、と乾いた扉の開閉音。


 途端、非難は膨らんで、割れた。


「ヴィアボルト様の言う通りですわ」「あの方が第一王子だなんて」「恐ろしい魔法」「本当に人間なのかしら」「人を模倣しただけの怪物じゃないの」「空の色が変わるだなんて聞いたことが」「あれと今まで同じ教室にいたの?」「どうしましょうわたくしあの方の隣だわ」「怖い」「これから目も合わせられない」「あの魔法を使う方が国王陛下になるのかしら」「もしそうなったら毎年ご挨拶しなくてはならないのよね」「嫌、恐ろしくてたまらない」「ヴィアボルト様がいらっしゃるからきっと大丈夫」「お顔立ちがよろしいのもかえって恐ろしいわ」「成績優秀なのもなんだか気味が悪くなってきたわ」


 カトリーヌの言葉で、王家だろうと非難していいのだ、と判断されてしまった。


 一度批判に傾いた空気は、もう二度と元には戻らない。


「……ねえ、アデルもそう思うでしょう?」

「え」

 どくんと、心臓が音を立てた。


 オルタンスがこちらを見ている。数少ない友人がこちらを見ている。

 同調を求めるように強張っている顔が、こちらを見ている。


「だからっ」

 オルタンスは恐怖からかやや必死そうに声を張り上げ、ふうと息を吐いた。

「だから、第一王子殿下のこと。気味が悪いでしょう?」

 色んな恐怖でぐちゃぐちゃになった顔は、一瞬引きつった。


 気味が悪い。端的なその一言に、抉られる。


 だが。


「……え」

 無理矢理笑みを貼り付ける。

「ええ、わたくしも、そう思いますわ」

 アデルにその言葉を否定する勇気なんか、あるわけもなかった。


 オルタンスはほっとしたように、そうよね、と続ける。


「近年では魔法系統は人格に関係ないというけれど、きっと王家がそうしないと都合が悪いからそうしているんでしょうね」

 だって、ヴィアボルト様はよくおっしゃっているもの。


 ――古来支持されてきた、根拠のある学説だって。


 そんなことないんじゃないか、などと言えたら、どれほどよかったか。


 のちほど教師から説明があったことを信じるのなら、あの魔法は確かに第一王子のものだ。しかし彼は、魔力濃度の上昇により予期せぬ行動を取った魔力生物から生徒を守るため、咄嗟にあの行動を取ったのだと。


 その魔力濃度と焦りから、空の色を一時的に塗り替えるほどの魔力が出力されてしまったのだと。

 だがそれでも、本能から恐怖を感じるあの光景を、払拭できるわけではない。筆頭公爵家の令嬢が否定派なのもあり、第一王子を軽視し、畏怖する風潮は瞬く間に浸透したのだった。






「……わたくし、クレマン様に救われてばかりだわ……」

 今日は休日。学園はお休みだ。嫌な目覚めを侍女のナタリーが淹れてくれた紅茶で癒しつつ、アデルは嘆いた。


 弾力のある椅子に座り、かわいらしく頬に手をやってみる。ネグリジェでは恰好つかない。

 鏡台に写る間抜けな自分にくすりと一人笑いながら、真剣な声音で独り言つ。


「なにかお礼ができたらな……」

 そんな独り言に、ナタリーは待ってましたとばかりに片目をつぶった。わざわざ顔を覗き込んでくる。

「カド―でございますよ、お嬢様!」


 カド―。

 古代ルーセ語で、プレゼントという意味だったか。古代ルーセ語は言葉の響きの美しさから詩にもよく使われるし、元はラフィネ教の信仰者の言語だ。アデルを含め貴族の大半は習得している。

 が、まあ日常で使うことはほとんどなく。強いて言えば格好つけたりお洒落に言ったりする場合だけなので。


「そこそんなに格好つけるところかな……」

 アデルはそう苦笑するほかないのだった。それから抗議するようにむっと唇を尖らせる。

「殿方に、婚約者のいないわたくしがカド―なんてよろしくないわ。男の人にプレゼントを贈るなんて……」


 冷静に考えて、じわじわ頬が熱くなっていった。咄嗟に両手で頬を押さえる。

 贈るなんて、それはもうプロポーズみたいなものではない?と。


 過言である。


 顔を赤くして黙りこくったアデルにナタリーはにこにこと続けた。

「ささやかであればマナー違反にはなりませんよ。それになにもアクセサリーを渡すのではありません」

 おっとりして見えて強引なアデルの幼馴染は、ガンガンと話を進めていく。


「消え物……評判のお紅茶の茶葉ですとかぁ!」

「と、遠回しにお茶に誘っていると受け取られるかもしれないわ」

「あらあ。クレマン様とお嬢様の仲でしょう? 他意はありませんと一言添えればよろしいのですわあ。……それとも、誤解をお望みですかあ、お嬢様」

「えっ」

 アデルはナタリーの言葉に固まった。


 クレマン様とお茶……。ちょっと楽しそう。

 楽しそうだけれどもなし。そんなことをしたら今の関係が崩れてしまう。


 アデルは少し恨めしげにナタリーを見た。彼女はころころと笑うばかりである。

「お嬢様の新しい恋、私興味ありますわあ! いかがです?」

 ふんわりと微笑むナタリーに、アデルは少しばかり頬を膨らませた。

「嫌。分不相応な夢を見るのはもうたくさん」


 期待しちゃったり、落ち込んだり。

 思いの外しっかりと傷ついたり。


「自分をきちんと好きになれないのに、他の人を好きになったって、なにもできないじゃない」

 だからクレマンとはそういうのじゃない。ただ居心地が良くて、暖かで、話しやすい存在。それでいいのだ。

 いつか、自分のことを好きだと思えたとき。そのときに初めて、アデルは彼に恋をする資格があるのだと思う。今は駄目。


「……けれど、お礼をプレゼントとして差し上げるのは悪くないのかも」

「カド―ですよ」

「どうしてそこにこだわるの貴方」

 よし、とアデルは立ち上がった。クローゼットの前で頬に手を押しつけ、振り返りナタリーに笑いかけた。

「今からお出かけいたしましょう! カド―を買うために!」


 準備すること二時間半。

 髪飾りもしっかりと身に着け、めかしこんだアデルは学園近くのパサージュまで出ていた。

 瀟洒(しょうしゃ)な街並みが実家にはない王都ならではで、小心者のアデルはむしろ緊張する。そういえばこの辺りに庶民向けの繁華街はないが、マノンはどうしているのだろう。


 そんなどうでもよいことを考え、アデルは門をくぐった。

 同伴者はナタリーと馴染みの護衛騎士が一人。


 彼は普段学園の警備をしてくれており、外出時などはアデルの護衛をすることになっている。トゥルーズ子爵家(アデルの実家)が雇い、学園に貸し出したような形だから、非常時にはアデルを優先してくれる。


 ガラス製の天井の奥には秋の日差しが燦々と輝いている。ほどよく風もあり、やや肌寒いものの、まあ快適と言えるだろう。


 看板を頼りに紅茶専門店をいくつか回る。今まで交わした会話から、食の好みはある程度把握しているから、数種類にまで絞り込んだら自分の勘で決める。


 試飲して、香りを確かめた。

 普通に楽しんでにこにこしてしまった。


 数店舗で大衆受けするもの、個人的にクレマンが好みそうだと思ったもの、自分好みのものを数種類包装してもらったので、合計10種類以上になってしまったが、紅茶なら迷惑にならないだろう。なにせ毎日飲むものだし。


 奮発して、アデルの感覚で少しお高めのものを買ってしまった。

 ……喜んでくれるだろうか。


 護衛騎士に持ってもらった紙袋を横目に、顔を曇らせる。自分のチョイスにイマイチ自信が持てない。

 が、買ってしまったのだ、後戻りはできない。


 紅茶に合うと勧められたお菓子も数個包み、購入した。


 こうしてみて回るとついついお買い物がしたくなってしまうもので、アデルはちゃっかり自分の分の服も買い足してしまった。


 かさばるため、大荷物になってしまった護衛騎士に謝ると、お嬢様が楽しそうでよかったですと哄笑(こうしょう)された。

 つくづく自分は人に恵まれるなあと、アデルは微笑んでお礼を言った。


 寮に戻り、大切に部屋に保管する。参考書片手に四苦八苦しながら魔法陣を記述した。紅茶やお菓子にほどよいよう気温を調節してくれる魔法。


「……少し不格好かな」

 出来上がった魔法陣を眺め、アデルは眉を下げた。

 教科書のように内側に美しく収められた円形にはならず、ところどころ印が飛び出ているし、対称というものがほとんど存在しない。


 ちらり、と参考用の画像を見やる。ほとんどのものが対称で構成されていた。学園書庫もこのような、ある種芸術的な魔法陣だった。

 やらない方がましだったのでは……? 外観を大きく損なうし……。

 紙袋の内側にしておいてよかったけれど、とアデルは悩ましく息を吐きだした。


 自分の不勉強を突き付けられたようで、へこむ。

 しかしまあ質の良い紙であるし、強化する魔法が薄っすらオーロラ色に輝いており、頑丈で高級感もある。

 自分の失態を塗りつぶしてくれるだろう、と得意げに頬をひきつらせた。

 と思うと、なんだか急に渡したくなってきた。不安になったり自信に満ちたり、我ながら忙しい情緒。


 そわそわと落ち着きない気分になるので、アデルは編み物で紛らわせた。定期考査前もよくこうなる。

 すいすいと棒針で編み進めていく。レース編みは貴族令嬢の嗜みである。細やかな作業に没頭していると、あっという間に一日が終わり、翌日。


 一昨日も休みだったので、本日は11月3日。

 ルーセヴェルの冬は酷く冷え込む。朝起きるのがいよいよ億劫になってくる。

 暖かなベッドから這い出て、寝ぼけ眼の鏡の自分と顔を合わせる。


「……おはよう。ナタリー……」

 まだ眠りにいるような喉。乾いている。

 と思ったら、そっと目の前に暖かなティーカップが出された。ふわあとアデルは顔をとろけさせた。


「ありがとう、ナタリー」

 こくりと飲む。喉に滑らかな熱が流され、全身に浸透していく。ほのかな熱に指先が暖まる。

 ナタリーににこにこと身支度を整えられる間に紅茶を堪能し、ゆっくりと身体を起こしていった。


 が、正装が完成するころになってアデルは気がついた。

 いつもより首元が華やかだ。ころんと可愛らしい宝石が、学園指定の、フリルがたっぷりなジャボの上で燦然と輝いている。


 目なんてすぐ覚めた。

 思わず前のめりになる。ごつん。鏡にぶつかり、アデルはしょぼんと唇を引き結んだ。

 おたおたと元の位置に戻り、ぱっと後ろを見上げた。


「いつもよりも大きな宝石ですわあ。これでも控えめですけれど」

 ナタリーに言われ、そういえばそんなこと言っていたな、と苦笑する。

 髪飾りをつければ、それで身支度は終わり。

 いつも通りの時間だ。


「行ってらっしゃいませ、お嬢様!」

 力強い挨拶に汗を滲ませながら頷き、アデルは寮を出た。


 紙袋と鞄を両手で握る。いつも通りの風景に、ほんの少しの違和感。


 落ち着かない。と同時に、非日常感に自然と頬が緩む。


 そうして浮ついた気持ちも、教室に着けば一瞬で離散した。


 マノンとカトリーヌの言い合いを聞き流し席に着く。その途中、耳に挟む。


「ねえ、ヴィアボルト様もなんだか恐ろしくありませんか?」

「ちょっと。声が大きいですわ。……まあ、分かりますけれど」


 顔に見覚えがある。先日カトリーヌから注意を受けているところを見た二人だ。ついでに、10月10日以前は第一王子殿下に黄色い悲鳴を上げていたくせに、あれ以降あっさりと掌を返した二人でもある。


 気にしない気にしないとアデルは気を持ち、本を取り出した。


 鞄から取り出すときに、同じ荷物置きに引っかけた紙袋を見つけ、くすりと顔を綻ばせる。


 文字を追い始めれば、周りの声など聞こえなくなる。

 ……気が散って文字の世界に入り込めないが、それでもましだ。

 そわそわとしながら、アデルは本を読んで居心地の悪い時間を潰したのだった。






 昼休み。いそいそと、紙袋をランチボックスと共に抱きしめ、席を立つ。

「ねえ、今日なんて、魔法演奏の授業中、ほんの少し姿勢が甘かっただけで殺されるかと見紛うほどの目を向けられましたのよ? 貴女、本当に貴族のお屋敷で育ちましたの? って!」


 ほんの少し浮ついた気持ちが、不愉快な声ですぐさま離散した。

「まあ! それはヴィアボルト様が酷いですわ! 貴族に対してあまりにも強いお言葉ですもの!」

 ある者がくすりと笑い、言った。


「それではまるで『埃姫』に出てくる『悪役令嬢』そっくりですわね! 下品な平民の女に婚約者を奪われるところまで、そっくり!」

「まあ、なんてことをおっしゃいますの? まだ奪われていませんわ、まだ」


 ……本当に大嫌い。

 なにが悪役令嬢よ。貴方がついこの前まで第一王子殿下に色目を使っていたからでしょう。婚約者と不仲ならもしかしたらいけるかも、なんて、ヴィアボルト様を舐めくさった気分で。


 ……あ、駄目。全部わたくしに返ってくるわ。

 わたくしも含めて、といっそ開き直り、ぶつくさ心の中で反論を続けてみる。


 いざ魔法を目にした途端恐ろしいと掌返しなんて都合が良すぎるわ。

 態度が一貫している下品な平民の女よりは、こうして陰口を叩くお嬢様の方がよほど品がないでしょう。


 ……全然すっきりしないわ。

 やはり悪口はよくない。気分が下がってきてしまった。


 そそくさとアデルはその場を後にした。今日はなんと言ってもプレゼントだ。マノンのように明るく行こうではないか。


 その途中、廊下ではカトリーヌとマノンの言い争いが起こっていた。


 なんとなく、悪口を聞いてしまった手前、カトリーヌを見るのが気まずい。

 そっと目を伏せた。が、すぐカトリーヌの発言にそろりと顔を上げる羽目になる。

「……良い品の無駄遣いですわね」

 そうカトリーヌが侮蔑の視線を向ける先。

 みれば、ボロボロの学生鞄があった。

 マノン・ブーロの。

読まなくてもいい補足。

日付について:日が昇っているからには太陽に該当する恒星があり、ということは太陽暦もあるので、自然と地球と同じ感じに数えるようになったんだと思います。

言語について:アデルたちの国、ルーセヴェルも古代ルーセ語でなんらかの意味がある名前です。多分光の国とかなんとか、その辺ではないかと。

アデルたちが今使っている言語はルーセヴェル語ですが、貴族の嗜みとして、学園の生徒の大半は古代ルーセ語も堪能です。古い資料や聖典なんかは全て古代ルーセ語で書かれているため、数世代前までは必須でした。その名残です。

魔法陣について:魔法陣構築のうまさは、数学の途中式がどれだけ少ないか、とか、字が綺麗かどうか、とかそんな感覚に近いです。できるだけ無駄が少なく、単純で、かつ判で押したように整っている魔法陣が優等というわけです。

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