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■■高校生徒の魔術による暴行事件 報告書

日付 ■■年 ■月 ■日

追記 ■■年 ■月 ■日


作成者

 ラルゴ・ムーロ(地域課)


関係部署

 レンス市警察署

  地域保安部 地域課(以降 地域課)

 ムーリアス警察庁

  政治部 外務事由課(以降 外事課)

  警備部 魔術対策課 魔術警備隊(以降 魔術隊)


関係機関

 ■■高等学校

 レンス市警察署

 ムーリアス警察庁

(追記 極めて特殊な事例につき、学校名を削除。参照する場合は別途申請すること)


関係者

 加害者

  ユーリ・アナベル(高校生徒 以降アナベル)

 被害者

  在校生徒10名

  学校職員2名

  魔術隊隊員15名(全人数25名)

 重要関係者

  在校生徒1名 当人からの要望により名前は不記載。


概要

 本件は■■高等学校における、魔術を行使した暴行事件である。学校から通報があり、地域課が緊急対応。加害者への魔術による強力な鎮圧対応が必要と判断し、魔術隊へ緊急要請。同時に地域課の連絡を受け、外事課から本件参画の申し出あり。

 結果として、本件は加害者が被害者集団(以降 集団①)から、日常的に校内でいじめ行為を受けており、その背景を加味した防衛行為として決着。


背景

 アナベルはルルデア王国からの留学生・転校生であり、ルルデア王国、平野部の王所属の秘書官の実の娘である。

 アナベルは在校生である集団①と衝突。また、アナベルと融和的であった在校生(被害生徒②)も集団①から校内暴力を受けることとなる。

 

時系列

 事件同日

 8:30

  学校始業。魔術師の生徒からフィオラを回収。

  ■■高等学校は一般の生徒と、魔術師の生徒の平等化のため、始業時に魔術師の生徒からフィオラを回収している。

 17:00

  同日の授業終了。放課後の清掃時間となる。この際、集団①の生徒①-1が被害生徒②に体育倉庫の清掃を強要。これは生徒①-1が担当であるが、被害生徒②にこれを強要した。

  これをかばう形でアナベルは被害生徒②に同行。

 17:10

  体育倉庫を掃除中に集団①の生徒が外から倉庫を施錠。軟禁状態となる。

  アナベル、被害生徒②からの聴取結果によると、倉庫は小さい窓があるのみで、他に出口はなかったとのこと。(現地確認済み)

 17:50

  倉庫の窓と近い場所にある同校理科室で、学生による実験で異臭騒ぎが発生。

 18:00

  倉庫の窓から入り込む異臭とともに被害生徒②が昏倒。医師からの診断結果で、日常的な過度の精神的負荷、併発した摂食障害による栄養失調と診断。

  アナベルはこれを、集団①が有毒性の気体を投与した末の失神だと断定。

 

 18:00 上記と同時刻、本件の状況開始

  アナベルは魔術を行使し、学校の敷地を構築魔術で閉鎖。

  学校はこの時点ではフィオラを回収したままのため、アナベルは提出したものとは異なるフィオラを隠し持っていたと思われる。

  同時に倉庫の扉を破壊。近くを通った他生徒の証言から、アナベルは倉庫から脱出した際、競技用の木製の棒を持っていた。

 上記時刻〜18:30

  アナベルは徒歩で校内を歩き回り、集団①の生徒を見つけ次第追跡し、持っていた棒を使った殴打による暴行行為を実行。30分で集団①の全10名が被害に遭う。

 18:35

  事態を把握した学校関係者が警察に通報。地上は構築魔術により閉鎖されたため、公共施設に敷設されている緊急伝声管を使用。

 18:50

  地域課職員3名が現着。本来は2名行動だが、当直に魔術師がおらず、緊急で非番の職員を招集した。

  しかし魔術師一名を連れてどうにかなる規模ではなかったため、本庁警備部に応援を要請。

 19:00

  魔術隊現着。

 19:05

  魔術隊が構築魔術の一部破壊に成功。地域課による内部調査により、通報時より追加で学校職員2名の被害を確認。

 上記時刻〜19:30

  魔術隊がアナベルの制圧に試みるも、アナベルは解析不能の魔術を使用しており、隊員15名が殴打による気絶などの被害に遭う。

 19:40

  アナベルが原因不明の昏倒。魔術隊による制圧及び逮捕完了。

 状況終了


事後処理

 本件捜査は地域課と外事課の共同で為された。

 未成年であることや背景を加味し、防衛行為を認めながらも、過剰防衛であることから被害者への賠償金を支払うことで合意。なお被害者には魔術隊は含まれないものとする。


以上

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