歓迎されないお迎え
昨日お休みして申し訳ありませんでしたm(__)m
エドは私を抱いたまま歩き出そうとして、アレクサンダーに腕を掴まれた。
「貴様…エメラディアを何処に連れて行く気だ。」
血の気が多いなあ。と聞き取り難い声量て呟き続けた。
「取り敢えず、ゆっくり話はしたいじゃないですか。今後の事も。いつまでもファボさんのお店を皆んなで占拠する訳にはいかないし、結婚後の住まいの事もありますし。」
穏やかな笑みを浮かべて話すエドにお母さんがゆっくりとちかづいきながら
「あら。エメラディアちゃんを何処に連れて行く気なの?約束したわよね?結婚後は同居だって。」
えっエド姑付きなの?世間一般的には嫌われるやつじゃない?
「なら、僕もお母様とエメラディアと共に暮らすよ。」
はい?姑以外に小姑が増えるの?もっとも嫌われる案件じゃない?
「二人なら大丈夫ですよ。一緒に暮らせます。」
「えっ。そうなの。お前良い奴だな。仲良く出来ると思う。」
アレクサンダーはおずおすと手を差し出してエドと握手をしている。私を置いて話は進んでいく。当事者の筈なのに。
「解せぬ。」
誰も拾う事は無いだろうと呟いた言葉に耳元で
「そうだよね。だからさぁ。一緒に行こうね。」
後ろから突如現れた声の主グレッドに抱えられていた。パチンと指を鳴らす音がして、周りを見渡すと違う場所に転移していた。
「いらっしゃいエメラディア。僕と一緒に生きていかない?」
「いかないですね。だって私は貴方が嫌い。大嫌いだから。そもそもあれだけこき使って好かれる訳ないでしょ?嫌われる要素しか無いじゃない。」
可笑しいと言う感じに首を傾げるが、何も可笑しくなんかないからね。
「覚醒の誤帰属、発動しないのか?可笑しいな。」
ブツブツと独りごちる。
覚醒のごきぞく?ご貴族様って事?
「私ご貴族ではありませんよ。」
「違うよ。君に説明はしたくはないんだ。忘れてくれるかな?」
ちょっと失礼だな。と思い頬を膨らませた。この人に掛かると人と言うよりも実験台にされている気しかしないのは気の所為だろうか?
多分そんか事はないと思う。
実験台じゃなくて人として扱って欲しい。その位の尊厳は、持っていても良い筈だ。
「ごめんなさいね。エメラディアちゃん。エリーゼに言われてお迎えに来たわよ。」
「げっ!」
何で寄りにも寄ってこの人を寄越すんだ?私この人嫌いなんだけど…。そう迎えに来たのはアレクサンダーを育てたお母さんの叔母さんディアナだった。
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