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姫さま、『恋』をーーする。  作者: ※Rasp※Berry※
✝異世界の姫様と名も無き星のヴォーカルの話✝
28/75

『“魔女”来タル為リ。目的ヲ果たす。』

 其れは突如、『ステージ』に現れたのだった。“美津之”の代わりに。




 ✾   ✾



 「!」



 ステージ上。今『立って』いるのは、『マーメイドプリンセス』“タクト”、『王子(仮面)仮装コスバレバレ (也テ)”、そして(ダークソルジャー)と『和希(誰?!)』だった。蓮は“(黒騎士)”と対峙していた。黒騎士は一度膝を着いたが、ーーしつこかった。友に“護られ”休息、息を吹き返して来た。ーーーーそして、



 倒れた、



 倒された“美津之”の『代わり』に、“妖精王”多川 夏臣が『家臣・・』を連れ、舞い降り立った。



 “美津之”の不意をつき、妖精王は魔王を“倒した”のだ。目的は“姫”ーーなのか?




 え?






 《巧、夏臣おじさんて、美津之伯父さん“倒す”んだっけ??》


 《ーーーーはあ。倒さないよ。何やってんだか。》


 《台本では“加勢”に“登場”するんでしたよね?》



 鹿島 悠緋は汗をかいた。《ぉぃぉぃ》と。《自由ーーーーー》どうすんのこれ?と。



 《しょうがないな〜僕“等”も出ーーーーっ、“待って”。海、悠緋。》



 “事態”が変わった。




 ✾   ✾



 観客居る『会場』の方だった。皆、気づき始めた。『其の人』に。




 黒いドレスの女が妖しく微笑した。黒いつばの広い“帽子”に手を掛けて。



 ✾   ✾




 ふふふと彼女は笑った。





 ✾   ✾   ✾




 帽子・・を取り払った“友美・・”は、動き出した。“華”として。周囲が見惚れる中で。会場中央に堂々と輝かしく登場した黒“魔女”はーー『舞台』をったのだ。





 息を呑む、“美しさ”ーーで。視線は“舞台”から、奪われた。




 自由に視線を奪い集めた魔女は、会場内を歩き出した。もう誰もステージ等、見ていない。何をしようとしているのか?皆が注目した。艶やかに笑んだ彼女はドレスをふわりと翻して、“彼”の元へと辿り着いた。差し出した“手”を取り、口付け忠誠を誓った男が其処にいた。




 “魔女”の手を取った男は、美貌を携えて使命を果たすべく、歩み始めた。“ステージ”を目指して。



 舞台下迄来た“彼等”は、忠誠を誓った“男”が又“主”に其れを立てた。示し終わると、彼女を抱えた。そして。魔法の様に。





 “魔女”を“舞台”迄、“届け”た。軽く跳び上がり、ステージ『上』迄、跳んだのだ。運ばれた魔女は数多の“観客”を“魅了”した(丶丶)




 『さあーー舞台の“はじまり”よーー』と。✾    ✾





 「『王子』、騙されないで?『姫』が偽者のまま(丶丶)だわ?」


 魔女の台詞だ。陽藍は“未だ”、“華”をろさなかった。



 「貴女はーーーーっ」咄嗟に『言えた』を誉めたい。魔女は微笑んだ。実に妖しい笑みだった。滝はぐらりとする。


 ついでに観客の“パパ”達も。ああ、“魔女”の“帽子”は、“紺”が被った。失くして無いので心配無用で在る。




 突に“姫”は、笑い出した。“演技”だった。




 「あら“偽者”さん。観念したのかしら?ふふふ。」


 「ーー『黙れ魔女。目障りだ。』」


 「まあーーこわい。どう『致しま』しょうか。」



 「ふふ。『魔女風情に欺かれるとは笑止ね。私は偽者“等”では無いーーわ。“本物”よ。』」




 「『王子と結ばれる為に“在る”の。“魔女”は“何をしに”来たの?“下僕”を従えて。』」




 「『無能“そう”な“下僕”だわ。“何もしない”のね。』」





 『卓』はすらすらと台詞を並べたのだった。“巧いーーッ”夏臣に不意打ち食らった美津之は、思った。“覚えてろよーーっ”と。“妹”は気付いた。“甥っ子姫”も。“魔女”は場を繋いで『いる』のだ。ーー何の為に?“下僕”迄連れて?  “兄”は“考え”た。





 「『女王』様っ!遅く為りました!さあ!『姫』を救出に向かいましょう!ーー『王子っ』“ご無事”ですか!」




 巧はタイミングを見計らって飛び出して来た。“悠緋”と“海”を引き連れて。賢者巧は、“魔導師”と“タイガーベビーキャット”をーー連れていた。歓声が起きる。




 『“タイガーベビーキャット〜〜〜っ!!!”』嫌〜もこもこかわいい〜〜〜っ!!!と。




 猫の着ぐるみ君は鳴いたのだった。「『うにゃっう。』にゃ〜〜〜………………。」と。海の台詞である。ちょっとだけ魔女と下僕はフリーズしてしまったのだった。





 海君“顔”は出ていました。陸デザインです。特別ヴァージョン。イベント限定『海』専用。ーーーー作らせました。陸だけが、ぐっと握った拳に力を込めた。『“よしっ”』と。





 木ノ下 なつの、海の恋人が夢見るみたいにそれを観ていたのだった。“ーー可愛いーーッ”と。


 先程和希を見るベニバナ姫の様子とまるで違わずに。




 舞台上の“倒された”理は、ふるふると震えた。笑いたくて笑いたくて。我慢していた。





 毒気抜かれた夏臣の顔が御茶目だった。きょとんと。絶句だった。“鳴く”と思わなかったのだ。海は真顔だった。それが“可笑し”かった。震える肩。夏臣は等々笑い出した。よしっ、




 一瞬だった。“魔王”復活だった。






 ✾   ✿   ✾



 「ーーーーーーーーーっ、はあっぅッぐ、」“妖精”王の、“敗北”だった。魔女が高見であらあらと言った。『本番』ですよ?と。ーーーーーーー






 「はは。あれが“偽者”だったとはね、陛下・・。さあ“魔女”『陛下』、次は?」



 「ふふ。ですから、『本物の姫』が未だでしょう?旦那様・・・?『マーメイド』の“お話”、読まれた事が無いのかしら?  ーー旦那様は。」




 「『王子』は『一度』、『勘違い』為されますのよ?『運命』の御相手を。『姫』は『此の子』では『無い』わ。旦那様? お気付きに成りまして?  」




 おう。ーーーーそう来たか嫁さんよ。陽藍はそう思った。美津之もだが。『捻れよ』ーーと。




 『魔女』は『袖』を見た。“姫”が在た。姫は指示を、実行した。とんッーーーーと。





 「ーーーーーーッ、?!ーーーーーッ、ひゃあ!?」





 ベニバナは美咲を突き飛ばしたのだった。美咲はステージに“突き飛ばされ”たのだった。





 お〜う。ーー雑。“兄”は思った。『陽藍君よ、やっぱりウチの“妹”さん“雑”だわ』と。陽藍は判らぬ様に頷いたのだった。




 陸だけが『こんなもんかな』ーーと思ったのだった。龍と居た青は、憤慨していた。『俺のシナリオがっ』と。龍は毎度なので諦めていた。




 巧が言っていた事が在る。龍兄ちゃんは、陸兄ちゃんに対して、『陸だから』と言って諦めると。巧は未だに意味解らなかった。『何それ?』と。





 女優“のの”は一先ず“魔王”が一番近くで適任だったので“補佐”した。転ばぬ様に。




 着ぐるみがぱふぱふと音を立てて移動した。そして、大分呆気に取られていた『滝』の肩をぱふんっ、ーーとした。ぽふんですら無かった。海は『予想と違う音っ!』ーーとか思っていた。




 思わず海ぐるみを見た滝 蓮へ、海は『“。”』と口パクで伝えた。視線で指してだ。


 耳の良い“滝”なら、聴こえる“筈”だと。“巧”なら“それ”で聴こえるのだ。なので海ーーぐるみは自信が在った。肩を追加でぽすんぽすんっーーした。“よしっ”ーーと。ちょっと理想に近い音だった。





 “海君”は“何”をやっているのか?ーーーーと。子供達ならば“理解る”だろう。





 “擬音”がタイガーベビーキャットの“呪文”だった。タイガーベビーキャットは“此れ”で魔法が発動するのだ。『蓮』に『勇気』の“魔法ボルテージアップ”を掛けたが、滝が海の顔を見て動かないので、気の短い“(猫ぐるみ)”はーーベニバナ方式を取った。




 (にゃんこ)に押されて王子は姫迄“辿り着いた”。観客が“歓喜”したのだ。





 ゆけ〜〜〜っ、たすけろ〜〜〜!がんばれ!へぼ王子! 男だろ〜〜じゃんすも〜ッ!!!




 「それが“姫”だあ〜っ!はやくたすけろ〜っ!“女神・・”を信じろ滝 蓮〜〜ッ!!!」




 子供達が“叫んだ”のだった。会場で陸はにやりと笑った。『ほらね』ーーと。






 《蓮ーー『子供』“達”は、知ってるんだよ。》賢いからね。ははーーと。



 傍らの直夏が、“苦そう”だった。直夏も『ロープレリア』は好きだーーが、舞台には居なかった。




 『直は演技出来ないだろ?』と。否定しなかった。アドリブだらけ。無理に決まっていた。きっと初めから『陸』の『シナリオ』は出来て(丶丶丶)いたのだろうーーと、彼は思った。陸の表情はそう言っていた。満足そうに。直夏は、『敦之』をーーみた。




 陸はそちらを見はしなかった。当の敦之は、ーーーー










 動けなかった。金縛りみたいに。








 手の中に有るのは受け取って来た『指輪』だった。『ののはーーーーーーー』








 『試し』に、と言った言葉を敦之は思い出していた。





 ロープレリアの『超稀』キャラばかりの連続登場に、子供達のテンションは最高潮マックスだった。




 ・女神ー魔女   〘魔女の振りをした女神。超稀。※黒ドレスが素敵御似合い御姉様。〙


 ・タイガーベビーキャット  〘しまとら模様のキュートな癒しキャラ。猫です。が、強い。鳴く事と“擬音”魔法のみのキャラですが、或る意味最強。超超稀。〙




 ・最強魔王(伝説)  〘俗称“最強剣士”又は“最強勇者”。敵う者無き最強レベル。敵うとすれば、“癒し系”タイガーベビーキャット(のみ)。超希少稀出現率極低。又(むず)い。〙




 ・謎多き従い人(男)  〘女神ー魔女のみが出会える稀少キャラクター。難い。気紛れ。比類無きイケメン(美の創りモノ)。惚れては駄目。レア度“謎。”※恐らく変動する。〙




 「今日ーーーーーーっ、『レアコンプ』じゃねえ?!」   「あっ!」



 子供達は、盛り上がった。





 紹が渋い顔で敦之をみるーー中で、蓮の『台詞』はーー聴こえたのだ。





 「“美咲”ーー未だ、“俺”はお前が“好き”らしいーーやり直せなくていいーー」





 「もう一度“始めたい”。大切なんだよ、お前の存在。俺の中で。」






 「『もう一度、つきあって』。ーー美咲。ーー頼むーーよ。『チャンス』ーー奪わないでくれ。」






 オープニングの『(ラブソング)』の様だった。会場が感極まってーー泣き出した。





 「お前っていう『華』咲かす“手伝い”ーー俺にさせてくれよ。泣かせんのも傷付けんのもーーもう“嫌”なんだよ。ーー笑わせたいんだよ。おまえーー知らないんだろ。」






 『おまえの笑顔は可愛いんだよっ』と、滝がやけくそで言ったーー叫んだのだった。




 照れて居ただけの美咲はやっと胸に飛び込んだ。美津之に促されて。あ〜も〜と滝が受け止め抱き締めた。二度と“離すか”ーーっと。







 「“のの”ちゃんっ」




 舞台下で叫んだのは敦之だった。やっと役者が来たと陸は言った。





 《あ〜“何で”ーー俺は“此処”、立ってんのかな? なあ? “悠緋(今日の)(類友よ)。ーー》と、何だか無関係と化したオブジェ的深織ーー“妖精王を騙った者の手下”が、ーー





 同じく悠緋(アドリブセリフねえよ)ーーを、見た(アイコンした)ーーのだった。



 頷いた“ふたり”は、“舞台”からりた。略“同時”ーー観客は“湧”いたーー。





 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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