『同級生』。
「滝君さーー」
「ん? 何?『嫁』に来る?」
「聞いたんだけどさーー」
「ーー? うん?」
「別れた奥さんが『再婚』するんだって?でーー」
「嫌々、『待って』」
「ん?」
なんで『知ってるの?』とーー滝は聞いたのだった。
+ + +
「あ〜うん、ちょっと聞いてね。」
「嫌、誰によ?」
「あ〜えっと陽藍さんからね。『敦之』が結婚するって言われて………」
「嫌々、だから。ーーえ?敦君『知って』んの? 橋本君ーー」
「うん。」
「えーーなんで」
「え? 『同級生』だし。高校の。後『大和』君の『弟』知らないかな?」
「直君?」
「嫌、『隼人』。」
「あ、隼人君ーーーーって、そうか!『同い年』か!迂闊っ」
「嫌、『迂闊』って程じゃ。敦之、隼人と、後『友』。全部高校同級生なんだよ。俺達。」
『知ってたと思ってた』と和希は言って、珈琲を飲んだ。『あ、美味い。』と。
確かに滝が淹れるよりも旨かったーー『知らなかった』とーー言っておいた。
× × ×
「もしかしてーー心配で来たの今日?」
「あ〜まあ、用事あったしね。」
和希は素直にそう答えた。滝は何故か素直にありがとうーーという言葉が、ーー出て来なかった。
『てかそのメンバーの「同級生」はーー』やば楽しそうだなと滝は言った。代わりの様に。
「楽しいと言うより阿呆だったね。」と和希は答えた。
『ドライバーって重要だよな』とーー和希が言った。滝は疑問符を浮かべた。
「当時俺達ーー頭のネジが大分『緩んで』たーーから。」
「ーーっはっ」
ーーと、滝が笑った。『まじか〜』と。そして、「敦君も?」と。和希はまあねと言った。
「下手すると敦之が一番『緩んで』た。まあーー『或る』意味?あ、本人に言わないで。はいーー『賄賂』。」
「おっ、おおーー『賄賂』来た。……………………はは」
「後で食べてー。でも意外だな。滝君甘い物駄目なのかと。」
「へ? 何で?」
「嫌、前にさ。」
「ああーー『ランチ』ーーの時ね。だってさ。『予約』したのに、いきなり『和希クン』出て来たら、ーー『ああ』成るーーでしょ。あ〜ウケた。びびったよあれ。」
「ーー『それ』だけ?」
「えーーーーーーーーーーーーー、っ。はは」
「まあ、『ミッション』ーーだったから。ごめんね。」
「ミッションーーーー」
「俺は『陽藍』さんには、『逆らえ』ないんだ。」
「?? それはーー『皆』ーーそうだろ。ーー橋本君『だけ』じゃないだろ?」
『ちょっと違う』なーーと、和希は答えた。『ドライバー』だよーーと。
疑問符を浮かべた滝に、和希は答えた。
「『月影 陽藍』はーー俺の『ドライバー』なんだ。ーー『永遠』にーーね。」
「つきーーカゲ? 『華月』だろ?」
『過去』だよーーと、和希は返した。滝は一瞬考えた。『ああ…………』と。問い返した。
「っ、『和希』クンはーーさーー」と。『いつから』「側にーー」『居たのーー』かと。
俯く様に、一瞬目を伏せた和希が答えた。『………………、忘れた。』……………………………と。暗い顔で。
滝はそれ以上は、聞けなかった。だから聞かなかった。
÷ × ÷
「瀬野尾、おまえさーーーー」 「ん?」
÷ ÷ ÷
「なんかーー『武道』ーーやってないか?もしかしてーー」
時は放課後。場所は未だ校舎内で、疎らだった人が、影を消した頃にーー眞角 稔はそう聞いた。紹は不思議そうにそれに答えた。
「ーーーーーー空手?」と。
「あーー」
「ーーとお、『合気道』、『居合』ーー、『弓道』、後はあーー、あーー柔道はパスしたから…………………」
「待って。いや待って×10。」 「待ち過ぎだな俺其れ。」ーーと、紹は答えた。
「ーーーー何してんの?」
「嫌だから『武道』だろ? 後はーーあ、『キック・ボクシング』愉しいよね。あれは良いよ。あ、俺後『茶』点てれるよ。『華生け』とか。それで言ったら『習字』もか。何急に。」
「ーーーー何してんの?」
眞角 稔はーー『やっぱこいつやべーわ』と思ったのだった。
「ーーーー『紹』クンーー『仲良く』しようーーか?」と聞いてーー
「ーーーー気持ち悪っ。ーーーーどうした。」ーーーーと、返されたが。
『今迄ーーすみませんでしたーー紹「サン」。ーー俺、嫌、「僕」、ーー君に対して態度「生意気」だったからーー』と言ったのだが、紹には『そうなの?』ーーと返された。
「『同級生』だろ? “対等”な“立場”に『生意気』もクソも『ない』だろ。ーー」と。俺は思うけどねーーと。
眞角がきょとんとする番だった。紹は思わず笑った。『小動物』、
「『海』みてえ!ははっとーーやっば(※やばい)。ーー『言葉使い』乱れたなーー。」と。
『失態』だぜーーと、“神の息子”はふはっと笑ったのだった。
「マイナスされちまう。」ーーと、紹が言うのでーー稔は不意に問い掛けた。「何が?」と。
きょとんとした美男子はこう返した。「ん?『小遣い』?」と。
瀬野尾家というより『華月』一家規定で、失態は「小遣い『マイナス』」だった。
「ーーーー何それーーーー」と稔は返したのだった。
ふたりは此の時の教室の『外』の気配は、『偶然』だと思った。
÷ ✝ ÷
そうして『日曜』はーー来た。
× ✝ ×
「すみませんバイト申し込んでた『翠原』です。今日は宜しくお願いします。」
瀬野尾 紹は『受付』にてそう言った。受付の男は返した。
「『翠原』ーー何?」と。紹は答えた。
××××××××××××××××××××××××××
「ーーはい、了解。と、待って。あ〜お〜い『誰』か〜!『居る』〜?!バイトの『案内』〜!」
受付の男は『中』に向かい、そう叫んだ。
「叫ぶな、みっともない。『内線』使えよ。たくっ『悪い』ね、君達。」
「案内しますよ、申し訳ないね、『見苦し』くて。『華月』です、宜しくアルバイトさん『達』。」
「えっちょっよっ、!!!」
出て来たのは、勿論陽藍だった。意味不明な声を出している受付をスルーした陽藍は、紹達を促した。
「…………………宜しく『お願い』しま〜す。」と、紹は『言って』おいた。勿論。
後ろの『三名』は声を失って代わりに口を開けていたが。流石に陽藍が『大丈夫?』と声を掛けた。
「何してんの!陽藍さん!何してんの!このひと!ちょ、ちょっと!駄目ですよ!あんた『責任者』でしょ〜がっ。何『案内』やってんの!ちょっと!」
「…………バラすな。砂河。此の野郎。っ。…………………御前後で『憶えて』おけよ。」
「恐えよ『華月』ーーさん。『いつも』こんななの?」
「あのなあ、『紹』。そんな訳ーー無いだろ。『お前』の為だろ。ま、今日『ありがと』な。ああ、『砂河』。ーー此れ、俺の『甥っ子』だから。ーー特別扱い『しない』でくれな。ま、潰れない『程度』に扱き使って『やって』。じゃ、行くぞ紹。ーー時間無いんだ。さてーー」
「あざ〜す」
「お前、その『キャラ』はやめておけ。似合って『無い』ぞ、紹。」
「ふ、『承知』致しました、『叔父上』様。つか『部下』虐めちゃ『駄目』でしょ。『パワハラ』とかさ〜恐いよ?」
「紹?『俺』は『弁護士』な?」
「『失念』して織りました、『叔父上』様。」
「お前『今日』その“キャラ”でーーいくの?」
「そっすね叔父上。ちょっとハマって『来た』。」
「ま、何でも良いけどな。『怪我』だけするなよ? 俺は篝に『殺されたく』無いからな? オーケー? 紹。理解ったな?」
「『承知』致しましたーー叔父上様。俺もだし。」
『何だ気が合うな』と陽藍は冗談を言ったが、理解したのは紹だけだった。
本日『タウン・タウン』内において、最早恒例の『滝 蓮』シークレット・ライブーーで在る。
「『恒例』になっちゃうと『シークレット』感、無いよね。」
「『場所』探し『イベント』兼ねてるから『シークレット』で良いんだよ。ほら働け。」
「オジさん………………『指示』が…………『雑』。言われるよね?」
『言われない』と陽藍は言い張った。「良いから『行け』。『ヒント』坊や達。飴玉『やる』から。ーー俺今日『忙しい』んだよ。じゃあな。ま、『頑張れ』。ほら。」
華月 『陽藍』は本当に『飴玉』を『置いて』行ったのだった。
「『嘘』つき。『今日』は、じゃないだろ叔父さんは。『も』だろ。全くさ。」
『んじゃ「働く」かね。』
“金要る”しーーと『瀬野尾』紹はーー言ったのだった。『翠原』のネームプレートを付けて。母の『旧姓』で在る。
「はいよ、君達。『飴玉』だってさ。はい、持って。あ、『舐める』なよ。」と。
勿論同級生一同「「「はい?」」ーーなんで?」ーーと、聞いて来た。紹は、
『叔父サンの話、聞いてた?』ーーと答えたのだった。勿論。ま、それが良いのかもねーーと。
日給一万円達はーー動き出した。失敗『する』とーー「半額」らしいーー。
紹は満額ゲットの為にも、眞角達に『的確』な『指示』をーー出したのだった。
シークレット・ライブは『午後』からである。試合開始に『間に合う』様に。
その頃『海』達も、此処『タウン・タウン』にとーー来ていたのだった。勿論『バイト』の為に。




