↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スライム君のダンジョン戦記?  作者: 初心猫田
39/52

研究家魔王と模擬戦スタート!

学校の教師に入学早々殺し合いを要求されました!

うん! バイオレンスだね~!

……じゃねえよ! なんでいきなり殺し合い?! 入学金は貰ったからもう用済み的な?!

周りの生徒もいきなりのことについていけないのか、落ち着かない様子だ。

すると、流石新入生代表というべきか、いち早く落ち着きを取り戻したドレイクさんがフィー先生へと質問を口にする。


「先生、殺し合いとはなにかの比喩表現ですか? 流石にいきなり殺し合いをしろと言われると躊躇してしまいますわ」


躊躇ですむんかいっ!!

ドレイクさんの言葉には若干気になるところがあったが、たしかに比喩表現ということもあり得るので、俺達はフィー先生が話し出すのを待つ。


「いえ、比喩表現なんかじゃありませんよ~?」


はい終了~!! お疲れ様でした! 学園での生活は諦め「とは言っても」

ん?


「とは言っても、皆さんは別にほんとに死ぬわけじゃありませんよ?」


へっ? どゆこと?

俺達の疑問を解消するように、先生は説明を始める。


「どうしてただ戦えとは言わずに殺し合いをしろというのか? それはこの闘技場に描かれている魔方陣が、ある能力を秘めているからです。その能力は……ずばり再生! この闘技場で死んでしまっても、闘技場から外に転移されて、生き返ることができるんです!」

「「「おおーっ!!」」」


生徒達は闘技場の凄さにざわめく。

たしかにそんな機能がほんとにあるなら、とても使い勝手がいいだろう。

だがそんな技術力が、この時代の人達に果たしてあるのか?

地球でいうなら中世くらいの文化レベルだぞ? 勇者やら転生者やらが何か持ち込んでいたところでそこまでできるとはとても思えない……

そんな疑問が新たにわく。


「けれどいったいどのようにしてそんなものを作り上げたんですの?」


……さっきから俺が抱いた疑問を実際に聞いてくれるドレイクさんまじ有能!


「それがですね……実は、人間によって作り上げられたというわけではないんです。これは大昔、それこそまだ人間と魔王達が和平を結ばず、争っていたような時代に、再生系統の魔法の使用・研究をしていた魔王の一人によって偶然作られたものなんですよ!」

「「「……はいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ?!!!!!!!」」」


いやいやいや! ちょっと待て! てことは何か? 怠惰之王(ベルフェゴール)以外にも再生系の魔法が使えるやつがいたってことか?!

そんな話は聞いたことがなかったので流石に俺も驚いてしまう。


「まあ、とは言っても怠惰之王(ベルフェゴール)の力がほしいって欲を出して強欲之王(マモン)が研究を行ってた物の残骸なんですけどね?」


なるほど、強欲之王(マモン)が作り上げたのか。

しかしこれだけじゃ詳細がよく分からないな……

よしっ!

俺は分からなかった部分の補足を頼むためアスタロトへと念話を送る。


〔アスタロト、聞こえるか?〕

〔! ……はい、聞こえております。いかがなさいましたか、ベルゼ様?〕

〔実は聞いておきたいことがあるんだが……〕

〔何なりと〕


俺はフィー先生から聞いた話をそのままアスタロトへと伝える。


〔……というわけなんだが〕

〔なるほど、その話について補足すればよろしいのですね?〕

〔ああ、頼む。魔王の一人が研究家だったなんて初耳だしな〕

〔了解しました。まず何故、強欲之王(マモン)が研究等というものを行っていたかについてですが正直に申しますと……半分趣味です〕


ズコッ!


「きゃっ! なに?! 急にどうしたの、ベル?」

「……いやなんでもない。ちょっと滑っただけだ」

「そっ、そう? ならいいんだけど……魔王が滑ることなんてあるのかしら(ボソッ)」


理由がしょぼすぎてずっこけてしまった……

趣味ってなんだよ、趣味って! いやいいけどね別に?!!


〔それだけかよ!〕

〔いえ、流石にそれだけではありませんよ?

他の魔王様方と比べて強欲は序列最下位であり、人間側からしたら一番狙いやすい魔王でしたからね。そんな狙ってくる者達に対してなにか工夫を凝らす必要性があったんです〕


なるほど!


〔つまり強欲之王(マモン)の研究っていうのは!〕

〔はい、他の魔王様方に劣る力を補うためです〕


そういうことだったのか!

疑問は解消されたな。


〔アスタロトありがとう、今度またお礼をするよ!〕

〔お礼っ……ゴクリ……楽しみにしております。ところでそんな昔の話を何故その先生は知っているのですか? 普通の人間には知られていないことだったはずなのですが……〕

〔あっ! それなんだが……どうもその教師って言うのがメフィストフェレスって名前なんだよ。どう思う?〕

〔!! ……あの子は全く! 勝手に魔王側の不利になりそうなことを簡単に口にするなんて……相変わらずみたいね。ベルゼ様、家に帰ってくるときにフィー……メフィストフェレスをつれてきてもらえますか? 説教しないといけないようなので!!〕

〔おっ、おう。わかった。そっ、それじゃあな!〕

〔はい、それでは〕


最後の方が少し怪しかったがおおむね知りたいことは知れたのでよしとしよう。




「それじゃあ気を取り直して模擬戦を始めますよー? 右のチームから順番に戦っていってください。ちなみに勝った方のチームが闘技場に残り続けるというルールでいきます。ではどうぞ!」


最初のチームがそれぞれ闘技場に入り戦闘を開始する。

学生のレベルがどれ程のものか、楽しみだ。




……とか余裕をこいて言ってた時代もありましたよ。

予想以上に皆強い。

チームで戦えばA級冒険者ともいい勝負が出来るんじゃないだろうか? 流石Sクラスに入っただけあって、皆各分野で普通じゃない才能を存分に発揮している。

特にドレイクさん率いるチームが圧倒的だ。メンバーは赤髪の真面目そうな少年と青色の髪のクールそうな少女、それにしれっとカインズ君がいる。

よかった、落とされずにすんだのか……

カインズ君以外はどうやら全員竜族のようだな。

ドレイクさんは竜族特有の、怪力と古代魔法を使用し、かすり傷一つつけられずに無傷のままだ。

そうこうするうちに俺達の番がまわってきた。


「んじゃいっちょやってみますか!」


俺達は闘技場へと向かう。




「あなた方は、聖女セイラさんにアルスラ王国第二王女レインさん、支援系統の魔法が得意なカトレアさん、それに学年3位という好成績を取りながらも戦闘スタイルが全く読めないベルさんですね?」


戦闘スタイルか……

確かに上位の成績をだした人は俺を除いて皆、王女やら聖女やらと有名人が多いから、戦い方も周囲に知られてるわけか。

てかすげーよこの人! もう全員の名前覚えてるんだな……


「ああ。俺はこのチームの代表をしているベルだ。よろしくな」


ドレイクさんにあいさつをして早速始めようとしたとき問題が起きた。


「貴様、平民の分際で姫様に敬語もろくになしとはいい度胸だ!」


……またもテンプレの予感……





魔王モード……魔王はそれぞれ体に、大罪を象徴する力を宿し、それに由来した力を使用することが出来る。

ベルゼはまだ使用不可。



次も三日後くらいに更新です。

ブグマと評価励みになります、これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。