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スライム君のダンジョン戦記?  作者: 初心猫田
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自己紹介と模擬戦

遅くなりました

学園の教師の種族は悪魔公爵でした~

……予想外すぎる。

そういえば、アスタロトがもう二人側近の悪魔がいるって言ってたっけ……

気にしても仕方ないしひとまず様子見ってとこかな?


「それじゃあ自己紹介からしていきましょうか! とりあえず成績順でお願いね?」

「それなら私からですわね。新入生代表を務めさせていただきましたドレイク=アリアですわ。この学園には、お父様を苦戦させたというドラゴニア=サラ学園長に教えを請うためにやって来ました。よろしくお願いいたしますわね?」


パチパチパチパチパチパチ!


ふ~ん、あれが素の口調か……

レインと違って、theお嬢様って感じたな。


「はい、ありがとう! ……次はセイラさん、よろしくね」


おっ? 次は聖女様か……


「はい。聖王国出身のセイラと申します。今代の聖女をさせていただいています。よろしくお願いします」


……パチ、パチパチパチパチパチパチ!


なんだか感情のない機械みたいな子だな……


「はい、ありがとう! 次はまおっ……ベルゼ……ベル君、よろしく!」


おいおい、危ないな! それ一番言っちゃだめなやつ!

冷や汗を流しながらも俺は自己紹介を始める。


「えっと、そこにいるレイン第二王女にスカウトされてそのまま流れでここに来ましたベルです。もともとは家族と森の中で暮らしていたので、ここには常識を学ぶためとレイン王女の護衛をかねて来ました。仲良くしてくださるとうれしいです」


パチパチパチパチパチパチ!


こんなもんかな?

それとなくレインの護衛を兼ねていると口にし、絡んでくる相手が増えないよう牽制する。

周りの反応も普通だったので一安心だ。


「はい、ありがとうござい……コホン! ありがとう! 次はレインさんよろしくね」


おいっ! なにこの人?! ちょくちょく危ないことするなぁー

これは教師交代待ったなしだな!

しかしこのまま危ない発言ばかりされたら心労が溜まり続けるぞ……

だがそんな俺の気持ちに止めを刺す言葉が近くから聞こえてきた。


「はい。私はアルスラ王国第二王女アルスラ=レインです。ここにいるベルは私が森で盗賊に襲われていたときに助けられたのがきっかけでスカウトしました。うちの国の者で、姉か私の婚約者候補なのでスカウトなどは遠慮いただきたいです。私は魔法を学びに来ました、これからよろしくお願いします」


パチパチパチパチパチパチ!


ぶっ!!!!

どういうことだよ! いつのまに俺がお前ら姉妹の婚約者候補になった!! 初めて知ったぞ!

ああもう! 周りの人もなんかうわさし始めたし!


「平民が王族の婚約者候補だとっ?!」

「顔がいいようにも見えないわ……」(うるせぇ!! 余計なお世話だ!)

「アルスラの今の王女様といえば、7人だけしかいないのにSS級冒険者ギルドだった七星団の元トップ、剣聖様と煉獄の魔女様の娘だよな……釣り合わないだろ……」


皆好き勝手言ってくれちゃってまぁ……

とにもかくにも自己紹介は進み最後の一人となった。


「えっとえっと、私の名前はカトレアというです! 攻撃魔法とかは得意じゃないですけど支援系の魔法はできるので、皆さんをサポートしていけたらいいなと思ってるです! どうか皆さん! よろしきゅお願いちます! ……ううっ、噛んじゃった」


最後の最後でこれまたすごく個性的な子がきたなぁ……

というかこんなにあがりしょうでよくSクラスにこれたなぁ~


だがこのカトレアはなかなかすごいスキルをお持ちなのである。

その名も支援系魔法 『感情連鎖』 である。

味方にこのバフをかけると、かけられた人の感情によってその人のステータスが変動するというなかなかリスキーな魔法なのだが、当然それだけならそんなに評価はしない。

この魔法の恐ろしいところはそのステータス変動の上がり幅にある。怒り状態の者にかければステータスが2倍にも3倍にもなるのだ。

一見地味だが、何の副作用もなしにこれならばとても使い勝手のよい魔法と言える。

それに想像してみてほしい。

ただの一般人が2倍、3倍に強くなろうが、たかが知れているが俺レベルの……いわゆる最強レベルの奴にかけたとしたら?

そう魔王間のパワーバランスを簡単にくつがえすことが可能となるのだ。

幸いなのはカトレアだけが使える固有魔法だということか……

まあ機会があれば、なんでそんな魔法を覚えているのか聞いてみたいものだ。


「はいっ! 皆さんお互い自己紹介できましたね! けれどまだ一度しかしていないのでわからないという人もいるでしょう。先生としては皆それぞれ友達を作ってほしいのです。そこで! 始業式が終わって直ぐではありますが、四人ずつで班を五グループ作って、班対抗戦闘を行いたいと思います! ではさっそく近くの人同士集まって簡単な挨拶と作戦会議を行ってくださ~い」


さて、レインは確定としてあと二人をどうするか……

そんなことを考えていると……?


「あのあのっ!」


ん?


「私と組んでくれましぇんか?! はうっ……」


カトレアの方からわざわざこっちに来てお誘いをしてくれた。

願ったり叶ったりだ。


「レインも一緒なんだがいいか?」

「全然大丈夫です! よろしくお願いするです」


カトレアは満べんの笑みを浮かべて嬉しそうだ。

よかった。

それじゃああと一人だな……

周りをみまわすが他ももうチームを組んでしまっているようでほとんど余っている人は見当たらなかった。


「う~ん……誰か空いてる奴はっ!! いたー!」


そう、言わずと知れた聖女様である。

さっそく俺は話しかけた。


「セイラさん! 一緒に班組もうぜ!!」

「? あなたはたしか三位の……ベルさんでしたっけ? 私は空いたところに入るので結構で「ならこの班でもいいだろ? はい決定~」……あなたは話を聞く気ありますか?」


ああ、やっぱり呆れてるか。

だがこういった奴は案外押しに弱い。

畳み掛けるように話しかける。


「そうは言うけどさ。俺達が声をかけなくも余ったところに行くつもりだったんだろ? ならいいじゃん!」

「まあそれは……はぁ、分かりました。好きになさって結構です。だからもう話しかけ「やったー! そんじゃよろしく!」……もういいです」


よし、簡単に押しきることができたぞ!

こうして無事に四人班を作れた俺たちは、先生の次の指示を待つべく皆で集まって静かに待っていた。



「はいっ皆さん班は組めたみたいですね! では模擬戦を行うため第二体育館に移動しまーす!」





「すっげー!!!!!!」


フィー先生について移動した第二体育館は簡単にいうと……やばかった。

様々な筋トレ用具やおもり、はたまた変な魔方陣のかかれた闘技場のような場所まであり、まさに鍛えるにはうってつけの環境と言えるだろう。

体育館の凄さにびっくりしながらもそんなことをぼんやり考えていると先生が恐ろしいことを言い始めた。


「みなさん集まりましたね~? ではまずそこの班とそこの班の人はそこの闘技場の上で戦ってください。勝利条件は相手のチームを全員殺すことです! では始め!」


じゃねぇーーーーーーーー!!!!!!!!!


Sクラスの心はこの時一つとなったという……



七星団……レインの両親がトップとなり運営していたSS級冒険者ギルド。メンバーは現在では5人だけだが、そのうちの一人はSS級冒険者である。

学校行事で疲れはて寝落ちしてました。

すいません。

次も三日後くらいに投稿予定です。

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