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スライム君のダンジョン戦記?  作者: 初心猫田
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入学式とドレイク=アリア

さあさあやって来ました! 待ちに待った入学式!

また学生生活をやり直せるのかと思うと感慨深いなぁ。

そんな風に俺が感傷に浸っていると、


「あんたなにさっきからぼーっとしてるのよ。今日は入学式でしょ? 用意はできたの? 暇なら手伝いなさいよ」


どうやらさぼっているように見えたらしい……

せっかく感傷に浸ってたのに……

まあでもいろいろ考えても仕方ない、いっちょ手伝いますか!

レインの用意を手伝い、朝飯を食べた後、俺とレインは入学式に向かうことになった。


「んじゃ行ってくるよ、三人とも留守番よろしくな」

「はい、お任せを」

「主も楽しんできてくれ」

「ば~いば~い~!」


挨拶もそこそこに、俺達は学園に向かって歩き始めた。




「そういえばレイン」


道中、気になることがあったのでレインに話しかける。


「ん? どうしたのベルゼ?」

「お前の従者って誰なんだ?」

「従者?」


何を隠そう、実はレインの従者にはまだあったことがない。

一見セバスとメアリーさんが従者のように思えるが二人はこの都市に住んでいるだけなので使用人扱いとなるらしい。だから対外的には俺の従者がセシルとアスタロト、レインの従者がジュエルと考えるとレインの従者にあたる奴がもう一人いるはずなのだ。


「あー……あんまり話したくないんだけど……」


レインは嫌そうに渋々といった感じで答えてくれた。


「まだ来てないわんだけど一応先に説明しておくわ。その子の名前はトウジョウ=リンカ、うちの国で昔召喚された勇者様の子孫よ……」

「へー……でもなんでそんな嫌々なんだ?」


それを聞いたとたん、よくぞ聞いてくれました! とばかりにレインが語り始める。


「あの子真面目すぎるのよ! 私が城を抜け出そうとするたびに捕まえてくるし、お勉強をさぼってノエル姉様のところに遊びに行こうとしたらやっぱり捕まえられるし、何より胸がでかすぎるのよ!」


うっわ~……地雷おもいっきり踏み抜いちまったー!!!!


「てかそれお前が悪いんじゃん! 最後に至っては嫉妬でしかないし! お前からしたら大体の奴が胸でかいわ! 自分を基準にして、いやごめん言い過ぎた、俺が悪かった、だからとりあえずその危なそうな魔法はやめて。俺今人化状態だから、死にはしないけど当たったらとっても痛いの!」


話の途中でなにか詠唱し出したと思ったら上級魔法の地獄火炎(ヘルファイア)用意してやがった。流石は煉獄の魔女の娘……


「しかし従者はまだ来てないのか……まっ、俺が守ってやるから心配しなくていいぞ!」

「地獄火炎(ヘルファイア)食らって髪がぼさぼさになってなきゃかっこよかったのに……」


うるせぇ! 結局、地獄火炎(ヘルファイア)撃ちやがって!

周りに被害を出さないように必死で、吸収しきれなかったんだよ!


「ゴホンッ! ……とりあえず従者がいない理由はわかった」

「それは良かったわね」


話を終えた俺達は、弱冠疲れぎみに学園へと向かう。




「ついたぞー!!!!」

「ベル、うるさいわ……」

「痛いっ!」


ついたので感極まって叫んだとたん、レインに頭を叩かれた。

魔王の装甲を破ってダメージを与えてくるとは……!

突っ込みとは恐ろしい……

俺達は試験の時と同じように身分証明書を見せ、入学式が行われるという体育館へと向かう。


「えーっと? こっちか!」


学園が広すぎて少しだけ迷ったが、無事体育館にたどり着く。

レインと隣同士で座り雑談をしていると、やがて入学式が始まった。

あー、あれ学園長だな……


「皆さん、入学おめでとうございます。うちの学園の高い倍率の中、見事に合格をつかみとった皆さんはそれだけで優秀と言えるでしょうーーーー」


そうして話は終わり、次に新入生代表挨拶となる。


「続きまして新入生代表、ドレイク=アリア」


司会に呼ばれ一人の少女が壇上に立つ。

ふむ、青髪のきれいな子だな。

プロポーションもいいし、見た目もクールだ。


「はじめまして。本年の1年主席となりました、ドレイク=アリアです。ここにいる生徒は、先程学園長先生のおっしゃっていた通り高い倍率の中を勝ち抜いてきた方々ばかりが集まっています。私は神竜帝の娘であり竜族の王女をしておりますが、この学園には平民も貴族もないと思っています。なのでこれからの三年間、皆さんと仲良く、しかし時には切磋琢磨しながら頑張っていきたいと思うのでよろしくお願いします。新入生代表ドレイク=アリア」


挨拶が終わると盛大な拍手が起きる。

さすがにきれいな奴は扱いも違うな……

しかしあのアリアって子、竜族の王女か……

是非仲良くしたいものだ。

そうするうちにも、司会が式を段取りよく進めやがて入学式は終わった。



式が終わると次は教室移動となる。

俺とレインはSクラスの教室を探し、適当な席に座って雑談をして、先生が来るのを待つ。

他の生徒も皆そんな感じだ。


「ベル、あのアリアさんてどう思う?」

「ああ、あの子か。ぶっちゃけ現時点で上位Sランク冒険者並みに強いだろうな」


先程鑑定した結果をもとに予想したことを話す。


「えっ……! そんなに強いの? 現時点でSランクの上位並みなんて、いつかSSランク並みになるって言ってるようなもんじゃない」

「ああ、そうだな……多分今お前とノエルが一緒に組んで戦ったらいい勝負になるかもしれない」

「そんな……! お姉様だってSランク並みの強さはあるのよ? さすがにそこまで強くは……」


そう思うのも仕方がない。が、事実だ。正直俺でも、縛りありなら負ける可能性も出てくる。


「残念ながらそのレベルの相手ってことだ。この学園で完封できるのは、俺を除いたら学園長くらいかな。まああとは今何かの依頼に出ているとか言う生徒会の奴らと風紀委員会の委員長、副委員長ならあるいは……」

「そう……わかったわ。さすが竜族と言ったところね……」


それからは、セバスさん達の料理では何が好きだのあれが食べたいだのと気楽に雑談をして過ごした。

やがてチャイムが鳴り、先生が入ってきた。


「皆さんこんにちは~。今日からこのクラスの担任になりましたフィーです。よろしくね?」


またえらく特徴的な人が出てきたな……

担任になったというその先生は小さかった。

それはもうぶっちゃけロリか? って思うくらいの小ささだった……一部のメロンを除いては。


「まじかよ、かわいい……」

「ロリ巨乳来た~!」

「ねえねえ、あの先生かわいくない?」

「そうよねー! 妹にしたいくらい」

「ロリ……ハァハァ……」


皆やはり先生の特徴が気になってしょうがないようだ。てか最後のやつ! お前危ないぞ! 要注意だな、全く!

俺はなんとなくいつもの癖で、鑑定を行う。

すると予想外の結果が帰ってきた。



=======================

名前 :メフィストフェレス

種族 :悪魔公爵 (魔王ベルゼ=スライムクンの眷属)

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……ふぁっ?!

次は水曜日投稿予定です

ブクマしてくださるとうれしいです。

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