ミラ共和国
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聖ルクレイア国を落としてから1年くらい経った頃か。使節団を送りたいが良いだろうかという問い合わせが来ていた。来たのは、オルデント魔国、テルーン王国、ミラ共和国の3つの国だ。使節団は、大規模になるらしいが、まあ、受け入れるのは簡単だ。ただし、こちらの町は、無人の場所も多い。食料は自分たちで何とかしてくれとは伝令に伝えさせた。まだまだ無人の町が多いからな。人口が増えてくれないと、町に入植する事が出来ない。未開地の開発の事もあるんだから、そっちからも人口は割くに割けないんだ。向こうもなんだかんだと開発しないといけないからな。今は、ワイバーンの住んでいる山脈を囲うように、町の建築計画を立てている。基本的には、正六角形を基本として、1日で歩けるだけの距離を確保しつつ、町を作っていっている。密度はそこそこ高めだ。それくらいで丁度いいとは思うんだよな。後は木材の確保だけって感じか。それでも、1本伐ったら、2本植えるという事を徹底させている。何故に2本なのかと言えば、育たない可能性もあるからだな。苗木は大きくなるかどうかは未知数なんだ。小さい木のまま終わってしまう事もある。それを考えれば、2本植えることを徹底した方が良いんだよ。
使節団には聖都に居るからって答えてある。その内聖都に来るだろうとは思うけど、いつ来るのかは未定だとは思っていた。……まさかそこから2年もかかるなんて思わなかったけどな。まず最初に来ていたのは、ミラ共和国の使節団だった。
「お目通り、感謝申し上げる。と、いいたい所ではありますが、まさか部下も使用人も居ないとは思いませんでした」
「仕方があるまいよ。落として早々だ。宗教に洗脳された民を使う訳にもいくまい。全て処刑した。今は国から人員が余れば、こちらに送ってくるという感じになっている。だから、ここはあくまでも飾りだ。都合が良かったからここに居るだけだ」
「……では、国は別の所にあると?」
「そうだ。ここより南東側の未開地だ。そこに国がある。まあ、聖ルクレイア国を落とすことは決定事項だったからな。それは貴殿らには問題あるまい?」
「まあ、悩んでいたのはその通りですからね。滅ぼしてもらって有難かったのはその通りです。……ですが、脅威が変わっただけで、しかも、より強力になってしまった。聖ルクレイア国を落とせるような国が、隣に出来てしまったことを、歓迎する事は難しいでしょうな」
「だろうな。俺だって警戒する。まあ、だからこそ、ここまで使節団が遅れたんだろうが。だがまあ、見て貰えば解る通りだ。国を取ったと言っても、箱だけだ。中身は何も入っていない。後300年くらいは中身も満タンにはならないだろう。それ程脅威に感じることはあるまい。それ以降は脅威になり得るだろうが」
「そこが問題なのですよ。300年などあっという間だ。人間には長いかもしれない。けれど、我々魔族にとってはそうではない。300年後に生きているかと問われれば、生きていると答えるだろう。それだけの時間の猶予しかないと言う事になる。それだけの時間で、何処までの事が出来るのか。それを考えなければならなくなってしまった。我が国にとっては、脅威以外の何者でもないのですよ。それだけ、強い国が隣に出来たと言う事ですから」
「出来てしまったものは仕方がないだろう。こちらとて、未開地を開拓していれば良かったところを、聖ルクレイア国が面倒な国だと知って、落としたのだから。そんな国を処理できていなかったのだから、そちらの問題でもあるだろう? 俺たちは未開地で満足していれば良かっただけだ。まあ、領地が欲しいとなったから攻めた訳でもあるが。未開地だけでは限界が来るからな。その前に、開けた土地が欲しかったというのもある。故に落とした。だが、そちらにとっては良かっただろう? まだ話し合える相手に変わったのだから」
「話し合えるかどうかは、これから見定めていく必要がありますけどね。完全には信用できない。それはそうじゃないですか?」
「それはそうだろう。だが、どの国も同じこと。完全に信用できるのは、自国のみ。そんな事は解り切っていることだとは思うが」
「でしょうね。ですが、多少の信頼関係は作れるのですよ。この国とも、信頼関係が作れれば良いのですが。……そもそも、マケライアス魔皇国は、国交を開く予定があるのですか?」
「今のところはあるぞ。まあ、まだまだ先の話にはなるが。そもそも住民候補が居ないのだから、国交も何も無いとは思うがね」
「なるほど。それでは、商取引などもする事はあると言う事ですか」
「当然そうなる。だが、住む場所が無くなれば、考えることもあるとは思うが」
「……それは暗に侵略するぞと言っているようなものですが?」
「そちらが願い出れば併合する予定だ。別にミラ共和国の住民は、宗教に溺れ、人間以外を敵視している訳ではないのだろう? 魔族だけが全てだという訳でもないのだろう? ならば同じように住めばいいだけの話だ。それの何が問題あるんだ?」
「国としては問題ありとしか言いようがありませんでしょう。国が無くなると言う事ですから」
「自分勝手が出来なくなるだけだ。生きて行く分には問題がない。それでは駄目だというのか?」
そもそも、国として残すつもりは余りなかったりする。でも、魔物人だけの国を作りたいわけでもないんだよな。住民には、人間が居ても良いし、魔族が居てもいい。魔物人だけで構成するつもりは無いんだよ。だから、大人しく併合されてくれるのであれば、それで十分なんだけどな。こっちだって、戦争をしたいわけではない。ただ、余っている土地があれば、開拓してしまって、使えるようにしたいと思っているだけなんだ。そのくらいには、魔物人は増えていく。その内緩やかになるだろうが、増える一方なのには変わりがない。それを何処に収容するのかと言えば、未開地の開拓地になる訳なんだが、既に開発されている土地で、余っているのであれば、そこを使うのも良いとは思うぞ。大人しく併合されてくれるのであれば、だけどな。住民は平等に扱う。魔物人だからと、優遇するつもりはない。まあ、戦力としては、失っても惜しくない魔物人を優先するとは思うが。
沢山居るんだから、多少死んでも問題ない。そもそもである、魔物人は家族という括りが薄いんだよな。同朋とは思うんだが、家族とは思わないというか、それ以上に同朋であると言う事に固執していると言えば良いのか。難しい感覚だとは思うが、そういう感覚なんだから仕方がない。しかも、魔族だって、人間だって、同朋という括りに入れることが出来る。一番初期の面子である、レクレア王国の民たちも、同朋扱いしているからな。
同朋が住める場所が無くなっていけば、増える速度も緩やかになるはずだ。それに、大陸を統一出来れば、次の大陸へと向かう事も出来る。その時は、俺が直々に調査するしかないとは思うが、やろうと思えば出来るとは思うぞ。海の魔物さえ何とかすれば良いんだからな。まあ、多少は面倒な事になるとは思う。クラーケンなんかは強敵も良い所だからな。そんなのが群れで襲ってくるような事があれば、大変なことになるとは思う。だが、勝てないとは思わない。それだけの実力はあると思っている。まあ、それは大陸を統一してからの話ではあるけどな。今は、大陸を統一できていないんだ。ミラ共和国とも、今は仲良くできると思うぞ。その後は知らない事だけど。




