情報整理/4
異世界転生をした元魔術師の俺は、赤子の俺でも魔術が使えるこの世界のすごさに感動して”最強の魔術師”と言う夢を目標にしていきることにした。
友人のカノン、恋人のアリシャ、後輩のクリームと共に日々切磋琢磨している。
そして俺は国の最高戦力の1人であるアルトに土下座して”聖女を助けてほしい”とお願いされ助け出した。
その後俺の泊まっている部屋へと戻り、情報整理をしているところだ。
「世界が滅びるかぁ・・・・・・。」
「神様とやらに会っていなければ、狂人の意見で終わらせれたんだけどなぁ。」
「ごもっともな意見だ。」
カノンの言う通りだ。
俺だって世界が滅ぶなんて証拠も無く言われたとして、信じるか信じないかで言えば信じない。
流石にアリシャやカノンが言ったらその可能性は考える・・・・・・かな?。
「とりあえず自称神様からもらった情報をまとめて教えてくれ。」
「自称って・・・・・・中々に酷いこと言うな。」
そんな軽口を叩きつつも「俺達が転生した理由は世界の滅びを回避するため」「転生者は合計で5人」そして重要そうな細かいことを何個か伝えておいた。
「んじゃまぁ。一個一個情報を整理していくか。」
「賛成だな。並行してやるには情報の規模が大きすぎる。」
「こういうの苦手だから・・・・・・私は口を出さないでおくね・・・・・・。」
アリシャはこういう話が苦手なようで話しにあまりついて来れてない。
アリシャの聞きたかった話はもう済んだだろうから、3人で話を進めていくことにしよう。
「分かった。気になることとかあったら気軽に聞いていいぞ」
「まずは世界の滅びについて。アルトとカノンは何か心当たりある?」
「無い・・・・・・が、ロックちょっと不穏なのが気になるな。」
「そもそも滅びと言ってもいつ、いつどこで何が原因かが分からない以上は困らないか?」
「もしかしたら私達の手に負えない規模の問題かもしれない。」
「そこは問題ない。」
カノンが断言する。
「そうだな。俺達に対処ができないこと・・・・・・それこそ星の寿命とか、自然災害による滅びならば俺達を転生させた意味が無い。」
「リーシェの言うとおりだ」
「更にいえば、今から転生しても間に合わないってのも重要だ。」
「ああ・・・・・・となると滅びは近いということか。」
「その通り。具体的にどれぐらいかは不明にしろ”今から転生しても間に合わない”って言うのが大切な情報だ。」
カノンがアルトに対して答える。
「赤ちゃんの時に殺されて転生したのは間に合ったということを考えると、同じ時期に転生したのであれば大体15年~13年前辺りか」
「そこの差がどう影響するかは分からないが・・・・・・滅びが人災と考えるなら、俺たちは戦力として送り込まれたと考えるのが妥当かな?」
「転生者だからこっちの世界で成功するために幼少期から努力するし、リーシェ曰く良い家柄に生まれたわけだから実力はかなり高いだろうからな。」
「戦力的に間に合わないとなると、今から生まれても成長が間に合わないって感じだろうな」
「そうなると大体十年以内と考えるべきだろうか?」
「もしかしたら何らかの時期にしなければならないって意味かもしれないが、十年以内に何かあると考えるべきだろうな。」
「ああ!」
そうアルトが言う。
「可能性としては微妙だが・・・・・・ドラゴンが睡眠に入った時期が関係するかもしれないな。」
「なるほど。ドラゴンか。」
分からん。
「リーシェ絶対分かってないよ・・・・・・。」
「いやほら。伝説的な凄い生物のことだろ!?」
「まあ間違ってはいないが・・・・・・」
「簡潔に言うと、二十年寝て二十年起きる。そんな生物だ。」
「そんな睡眠ばかりの生物がいるんだな。」
「ただしその力は強大な上、生き血を飲めば不老の超人になると噂されており崇拝する人間も少なくない。」
「よくある話だな。」
「ドラゴンの生き血を飲んで超人となる。って言う話は物語では良く出てくる」
「世界を救うということを考えると・・・・・・ドラゴンの生き血を飲めないから間に合わないってのも考えたが。」
「アレンダ・ガッシュ・・・・・・シュトロハイドやシュトロハイド付近を根城とするドラゴンのことな」
「それが眠りに入ったのが5年前だから、15年前~13年前ならば余裕で起きているか。」
「つっても俺は生き血を飲んだ記憶は無いし。カノンは?」
「俺も無い」
「赤子の時に飲まされた・・・・・・って可能性は無いだろうし、ドラゴン関係はなさそうだな。」
「そうか・・・・・・話の腰を折ってすまなかった。」
「問題ない。多角的な意見を聞くのはとても大切なことだ。」
「そうそう。俺だってドラゴンのこと初めて知ったしな!」
「お前はもうちょっと常識というものを知っておけ。」
「はい・・・・・・。」
「まあ世界の滅びに関しては、情報を集めつつ各自強くなることを目標とする方針で」
「次は転生者だな。」
長くなって申し訳ございません。




