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情報整理/3

異世界転生をした元魔術師の俺は、赤子の俺でも魔術が使えるこの世界のすごさに感動して”最強の魔術師”と言う夢を目標にしていきることにした。


友人のカノン、恋人のアリシャ、後輩のクリームと共に日々切磋琢磨している。


そして俺は国の最高戦力の1人であるアルトに土下座して”聖女を助けてほしい”とお願いされ助け出した。



「へー、足を切り落として焼いたと。」

 そう言ってアグラの足を見るも、普通に足がついている気がする。


「それは偽足だろうな、そして義足にも2種類ある」

「1つは移動用の義足、もう1つは足を切り落としたことがばれないように作られた見た目に特化した義足・・・・・・動かせないので、義足というのはちょっと違う気もするな。」


「血も涙も無い連中だな。」


「亡命直前までは下手に監禁状態にするのは不味いからな」

「軟禁状態で自由に動けますよー!ってアピールしておかないと、別勢力につかれる弱点となってしまう。」


「てか亡命直前だった感じか?」


「あれ?リーシェ殿に言ってなかったっけ?」


「聞き逃したかもだが、聞いてなかったと思う。」


「じゃあマジで俺は英雄だったのか。」

 いまいち実感無かったが、俺は中々に凄いことをやったのではないか?。



「まあ偶然アグラに頼られたって側面がでかい気もするけどな。」


「おっとカノン君。嫉妬は良くないぜ?」


「いや、これは偶然ではなく運命だろう。」

 アルトが会話に入ってくる。



「と言うと?」


「アグラは神託・・・・・・要するに神様の声を聴いてリーシェに助けを求めたらしい。」


「神さまねぇ・・・・・・俺は神様とか信じないタイプなんだけどなぁ。」


「ハ!カノン君は知らないかもしれないが、この世には神様というものは存在するのだ!」

 というより俺も信じてはいなかったが、実際に出会ったら信じるしかない。



「ああ。リーシェ殿は神様と会話したらしいからな。」


「ってか、神様もこんな奴に頼るぐらいなら別の人間に頼ればよいものを。」


「この国にいる、カノン以外の転生者が俺しかいなかったからじゃないか?」


「カノン殿は下手に動いてアグラを助けに行くと別の勢力に攻撃の口実を与えてしまうからな。下手に動けなかったのだろう。」

 先ほどから出ている勢力とは一体何か分からないが、今聞くことでもないだろうしスルーしておこう。



「うむ。人のために動けて良かった。」


「お前はそんな玉じゃないだろ。」


「彼女の前なんだ。少しぐらいかっこつけても問題は無いだろう?」


「というより脱線してる・・・・・・ちゃんと私に説明をして。」


「はい・・・・・・すみません。」


「まあそれでアグラは2ヵ月前、大体リリィが誘拐される前ぐらいだな」

「その時に俺に助けを求めたわけだ。」


「でもお前は下手に動けないと。」


「そうなんだ。確証自体はあるにしろ、失敗をすればそれこそ大問題なわけ」

「確実に成功させるために・・・・・・って色々やるにしても、暗殺者が来るわで睡眠時間も取れない日々が続いたわけよ。」


「じゃあマジで魔術学校に来るなや・・・・・・。」

 

「いや、魔術学校はある意味安息の地なんだ。」


「と言うと?」


「暗殺=秘密裏に殺すってわけでは無いにしろ、やはり目立つのは厳禁なわけ」

「魔術師が大量にいる魔術学校で暗殺なんて普通に無理だし。」


「そもそも侵入するのも厳しかろう。」


「おっと。これ以上無駄な話をするとアリシャに殺されそうだからこれぐらいにして。」


「実力的に殺せないよ・・・・・・。」


「単純な破壊力ではアリシャが一番だからな。下手こけば殺される。」


「なんで殺す前提の話になっているんだ!」


「カノン殿、続きを頼む。」

 

「ああすまない」

「その後実際には成功してないが、暗殺者を送り込んだという事実をアグラに伝えて心を折った・・・・・・と書いてある。」


「まあ助けを求めた相手に暗殺者を送り込まれたらきついわな。」


「しかもイシュタル村の襲撃の時に、アグラを庇うようにして男児が死亡」

「この資料によれば、兄もアグラを守るようにして死亡しているそうだ。」


「なっ・・・・・・。」

 するとアグラが一瞬固まる。


「どうした?」


「いや、問題ない。続けてくれ。」


 ああそうか。

 アルトにとっての兄でもあるのか、



「そんなわけで心的外傷によってこれ以上人に頼るのは無理だろう・・・・・・ってことを書いてあるが・・・・・・。」


「リーシェに頼れたのは神託のおかげ・・・・・・せいと言ってもよいか。」

 そうアルトが発言する。



「信託には逆らえないものなのか?」

 カノンが質問する。俺も気になった。



「私は一度だけしか経験が無いが、今取るべき最適の行動が分かるんだ」

「何度も聞いて、そのおかげで生き残ったアグラは逆らえないだろう・・・・・・たとえ、また頼った相手が死んだとしても。」


「結果的に俺は死んだけどな。」

 

「笑いごとじゃないよ・・・・・・。」


「まあそれで、定期的にやっている教会への顔だしの時に脱走してリーシェに助けを求めた・・・・・・と言った感じだそうだ。」


「その後俺が助けに行き殺されたと。」


「さらっと恐ろしいことを言わないで・・・・・・。」


「そしてリーシェが死んで蘇生されてめでたしめでたし」

「ってのが今回の騒動となる。」


「死んだ時点でめでたくはないよ・・・・・・。」


「だが死んだことで得た情報もある。」


「そうなのか?」


「ああ。死んだ時に神様と会話したからな。」


「中々に・・・・・・今の宗教観が変わるかもしれないぐらいに凄いことをしたね・・・・・・。」


「ああ。だから神様がいるって言ったのか。」


「うん。それで得た情報なんだがー。」

 途中から適当に聞いて無かったから、あの時のことを全力で思い出す。




「うん。なんか世界が滅びるとか何か言ってたね。」


ここまで読んでくださりありがとうございます。

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