情報整理/1
異世界転生をした元魔術師の俺は、赤子の俺でも魔術が使えるこの世界のすごさに感動して”最強の魔術師”と言う夢を目標にしていきることにした。
友人のカノン、恋人のアリシャ、後輩のクリームと共に日々切磋琢磨している。
そして俺は現在、国の最高戦力の1人であるアルトに土下座して”聖女を助けてほしい”とお願いされ助け出す。
その後帰宅中に衝撃の事実を聞かされてしまう。
「え、何?そんな記憶一切無いんだが!?」
酔っぱらって襲ったとか?。
いや、俺はお酒って飲まないしそんなことは無い。
もしかしたら、蘇生された後に手を出した?。
流石にそんなことは無いだろう。
「あーあ。初めての相手がやったことすら覚えていないなんて可哀相に。」
「ちょっと待って。マジでちょっと待って。」
「なんてのは冗談だ。」
「おい。お前マジでふざけんな!」
「だってお前覚えているはずがないもん。」
「俺が純潔を奪ったことは冗談じゃないのかよ。」
「流石にそこで冗談を言えるような人間じゃない。」
「それで。つまりどういうことなんだ?」
「まあ完結に言うとだな」
「・・・・・・俺が話題を出しておいてあれだが、この空気感のまま話すのは厳しいから一旦宿に行こう。」
物凄い気まずい状態となっている。
「とりあえずリーシェは私が。アグラは護衛の騎士さんにお願いしましょうか」
「男なので嫌かもしれませんが、顔は見えませんし鎧を着てますから肌にも触れませんし。」
「鎧で持ち上げるのって痛そうですよね。」
「そこは大丈夫でしょう。何とかしてくれます。」
雑だなぁ。
そんなわけで俺を学園長が。
アグラを騎士の人が運ぶ形で宿へと連れて行った。
「ああ。おかえりなさい。」
アリシャとクリームが出迎えてくれる。
俺を椅子の上に。
アグラをベッドに寄りかかるような形で置いてもらった。
仕方が無かったとはいえ、手錠をはめて置いて行ったアリシャがどれぐらい怒っているかが怖く目を合わせれない。
そうやって逃げ続けるのはアリシャに対して駄目だと思うため、覚悟を決めてアリシャの方を向く。
「ん?」
とてもにこやかにしていた。
これ絶対怒ってるやつだ。
「怒ってないよ?」
「うわばれた。」
「今回は潜入ってわけだから私は足手まといになるかも可能性が高いわけだから・・・・・・リーシェの判断は正解。」
「そうか・・・・・・でも仲間外れにしたのはすまなかった。」
「うん・・・・・・大丈夫!次からは潜入捜査ができるように強くなる!」
なんか恋仲の魔術師が変な方向へ進もうとしている。
「それで・・・・・・この手錠外してもらえる?」
「すまなかった。アリシャの手錠を外してもらっていいか?」
「分かりました!」
クリームに手錠を外してもらった。
「それでここまで苦労をかけておいてあれなんだが」
「クリーム、そろそろ帰らないか?」
「利用価値が無くなったらすぐに捨てるんですか!?」
「いや違う。今から話すのは国の機密に完結することでな」
「この話を聞くとお前の身が危ないんだ。」
「分かりました!では退散させていただきます!」
そこまで嘘はついていないからセーフ。
「騎士の護衛があると言え、不安ですし念の為私も同行しましょう。」
そう学園長が提案する。
「分かりました。話した内容に関しては後で報告しておきます。」
そう言って学園長とクリームが部屋から出ていく。
「さて。一体どこから話すことやら。」
「うん・・・・・・まず完全に部外者だった私に分かるように最初から説明してほしいんだけど・・・・・・」
「リーシェがどれぐらいの怪我をしたか教えてもらえるかな?」
「やっぱり怒ってます?」
「怒っては無い・・・・・・けど、私にはどんな怪我を知る権利はあると思う。」
「うん・・・・・・まあそうだな。」
正直殺された以外の怪我の具合が分からないんだよな。
「分からない・・・・・・。」
「へぇ?」
うん。これはブチ切れてるな。
「アリシャ殿待ってくれ。リーシェ殿は冗談で言っているのではなく、本当に自分の怪我が分からないと思う。」
「そ・・・・・・そうなんだ・・・・・・。」
そうだ。
全力で戦って俺が気絶して、その後聖魔術で回復したから自分の怪我が分からないとかで色々と解釈は取れるだろう。
あくまで嘘はついてない。
アリシャには出来れば真実を伝えたくはあるが、流石に恋人が一度死にました~!なんて言えるほど俺の神経は図太くない。
できればもう少し後で、落ち着いた状態で伝えたい情報だ。
「ああ!リーシェ殿は自分の怪我を確認する暇もなく殺されたからな!」
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