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カードゲームが強すぎるせいで勇者になった  作者: 七舞 薫
第11章 四天王と魔王代理
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第11章 002 四天王と魔王代理

 ミニチュワダックスフンドXYZケルベロスの背に乗って移動する大和一行。大きな犬は四人を乗せることができる。先頭はホエールが乗り、その後ろにタートル、フリイヤ、大和が乗っている。リーリは黒い蝙蝠のような翼を生やし宙を飛んでいる。


 大和は魔王城についてさらに質問する。


「悪魔同士の争いが起こっているって、どんなもんなの?」


 リーリは適当に返す態度で話す。


「どんなもんって、散々なものよ。語るのもめんどくさい」


 フリイヤは「悪魔なんてそんなものよねえ」と言う。

 それに悪魔がクライカードを使ってデュエルしていると聞いては黙っていられない。

 国家警護所に没収されたクライカード以外には、魔王城にクライカードの在庫が眠っている。つまりそのクライカードの在庫で戦っているということになる。


 タートルは目を手で当てて吐き捨てるように呟いた。


「何やっているんだあいつらは……」


      〇


 魔王城へと着くと巨大な城門の前に立った。タートルは目を瞑り何かをぶつぶつ唱えると城門が開く。

 城門の内側にはドラゴンの尻尾を生やしたメイドが立っており「おかえりなさいませご主人様」とあいさつをするのだった。


「ああ、ただいま」


 大和は魔王として自身が存在している以上、魔王としての扱いをされることを受け入れている。


「それにしても、タートルよ。門が開く前になんかぶつぶつ言ってたが、お前何を言っているんだ?」


「ああ、それなら城の中の仲間に知らせているのさ。まあ、テレパシーのようなものさ」


 わざわざ自分の城に入るのにテレパシーが必要とは少し不便だと感じる大和であった。城へ入るのに毎度タートルの力が必要になるのだから。

 大和はフリイヤとホエールを見る。


「できる人いる?」


 ほーえるは首を横に振ったが、フリイヤは「できるわよ」と即答した。


「あなたが城に引きこもっている時に、やってきたことあるでしょ?」


「引きこもるって言い方はないんじゃないかな。城を守らなくてはならなかったんだから」


 ホエールも「そうだそうだ」と味方になってくれている。

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