第6章 002 魔王の城
白い召喚板にデッキを装填すると自動でシャッフルが行われ装着された魔法石が光る。
カードゲームに勝てば魔王は浄化される。その時に一体何が起こるのか大和にもフリイヤにも分からない。だが、クライカードを利用して困窮した者を探すことに囚われているとしたならば、そこから自由になれるのかもしれない。
魔王も黒い召喚板を腕に装着し40枚のデッキを装填した。
「魔王、ここで負の連鎖を断つ!」
大和と魔王はお互いに初手の手札となるカードを4枚デッキから引き抜いた。
「「デュエル!!」」
※現在のデッキ枚数。魔王のデッキ枚数36枚。大和のデッキ枚数36枚。
先手は大和からとなる。
「俺のターン」
カードを1枚引き抜いてカードを白い召喚板に配置する。
「俺が召喚するのは柴犬鎧まるいち!」
コストの3枚がデッキから休憩エリア運ばれる。
※現在のデッキ枚数。魔王のデッキ枚数36枚。大和のデッキ枚数32枚。
「そしてさらに柴犬鎧まるいちの能力によりデッキから犬もしくはドッグカードを手札に加えるか召喚できる。俺はセイントドッグマンを変幻召喚!」
白い召喚板に配置された柴犬鎧まるいちの上にセイントドッグマンのカードを重ね変幻召喚。柴犬鎧まるいちは光の粒子となり犬の耳と尻尾が生えた美青年に変化した。柴犬鎧まるいちの能力によって変幻召喚のコストがまったくかからない。さらに変幻召喚されたセイントドッグマンは相手のカードの能力を一切引き受けない強力なカードだ。
魔王のターンがやってくる。
「我のターン」
魔王はデッキからカードを1枚引き抜いて短い思考をする。そして手札からカードが1枚選ばれ黒い召喚板に配置される。
「我はクライヘルプランツを召喚」
召喚され実体化したのは巨大な食虫植物のようだ。
「どういうことだ。植物。しかも巨大な」
見たことがないしかも植物のカードを前にして眉間に皺が寄る。
「お主が知らぬ世界の植物よ。異世界は無限にあるのだ」
クライヘルプランツのコストは2。
※現在のデッキ枚数。魔王のデッキ枚数33枚。大和のデッキ枚数32枚。




