第6章 003 魔王の城
「クライヘルプランツで攻撃」
巨大な食虫植物のような植物から触手のようなつるが伸びセイントドッグマンに絡みつく。
「クライヘルプランツは攻撃する場合、相手のカードに装備される。そしてクライヘルプランツが装備されたカードは攻撃することも能力を使うこともできない」
「馬鹿な、セイントドッグマンは相手の能力をすべて受けつけない」
魔王は低いうなり声をあげクライヘルプランツというカードの説明した。
「そう、ただの能力じゃない。これは装備されている時点で能力じゃなく装備カードとして機能する」
つまりクライヘルプランツは能力ではなく装備カードとして扱われていることとなっているらしい。ボーンソードを装備するのと同じ理屈がこの場合働いている。
「勇者よ。セイントドッグマンが最強だと思ったか?」
「いいや。一筋縄ではいかないとは思っていたさ」
そして戦闘を行っていないためセイントドッグマンのコスト8とクライヘルプランツのコスト2の差分の6枚が魔王のデッキから休憩エリアに運ばれることはない。
※現在のデッキ枚数。魔王のデッキ枚数33枚。大和のデッキ枚数32枚。
〇
再び大和のターンが回ってきた。
「俺のターン」
デッキからカードを1枚引き抜いて手札を見て次に何をするかを思考する。もし魔王のデッキ内容が相手のカードを無効化するカードがメインなのであれば、今この瞬間、何も場にない状態の時に攻撃を通すしかない。
「俺はミニチュワダックスフント鎧フレーキを召喚」
コスト3枚がデッキから休憩エリアに運ばれる。
※現在のデッキ枚数。魔王のデッキ枚数33枚。大和のデッキ枚数28枚。
「ミニチュワダックスフント鎧フレーキで魔王に直接攻撃!」
魔王は手札からカードを1枚選択し黒い召喚板に配置する。
「相手の攻撃宣言時、クライヘルプランツを召喚できる。我は2枚目のクライヘルプランツを召喚。ちなみに攻撃を受けた場合でもクライヘルプランツの相手のカードに装備する能力は発動する」
「なんだと?!」
ミニチュワダックスフント鎧フレーキにクライヘルプランツが装備され動きが封じられてしまう。だがクライヘルプランツの召喚コスト2枚がデッキから支払われ休憩エリアに運ばれていく。
※現在のデッキ枚数。魔王のデッキ枚数31枚。大和のデッキ枚数28枚。




