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カードゲームが強すぎるせいで勇者になった  作者: 七舞 薫
第4章 クライカードが蔓延る町
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第4章 006 クライカードが蔓延る町

 次のターンはローキのターンとなる。


「私のターン」


 デッキからカードを1枚引き次の手を思考する。


「場面の展開の切り替わりが早すぎる。どうするか……」


 一枚のカードを選択し黒い召喚板に配置する。


「私はクライホッキョクオオカミを召喚する」


 真っ白な毛皮のオオカミが召喚される。コストは4。


※現在のデッキ枚数。店長ローキのデッキ枚数9。大和のデッキ枚数8。


「クライホッキョクオオカミの能力発動! クライホッキョクオオカミは召喚されたターン中に攻撃するとコストが2上がり、さらにこのカードに攻撃されたカードはコストが2下がる」


 大和は怯むことなく説明を聞いている。


「この攻撃が通れば相打ちとなる!」


 大和は「ならないんだなそれが」と返すもローキは攻撃を仕掛けてくる。


「クライホッキョクオオカミで攻撃!」


 クライホッキョクオオカミがセイントドッグマンへと突進してくるも、セイントドッグマンが両手のひらで受け止め、跳ね返してしまう。


「何?!」


「セイントドッグマンの能力は相手の能力を一切受け付けないことだ。デッキによってはこのカードを出されただけで勝てないデッキもある」


 クライホッキョクオオカミは戦闘で負け光の粒子となって消えていく。だがしかし自らの能力でコストが2上がっており、クライホッキョクオオカミのコストは6となっている。コスト8のセイントドッグマンとの戦闘はコスト6で行ったことになりその差分の2がデッキから休憩エリアへと運ばれていく。


※現在のデッキ枚数。店長ローキのデッキ枚数7。大和のデッキ枚数8。


 大和のターンへと切り替わる。


「俺のターンドロー!」


 カードを一枚引き抜きカードが場に一枚もないローキに手のひらを向ける。


「セイントドッグマンの直接攻撃! セイントフラッシュ!」


 セイントドッグマンの手のひらに光の粒子が蓄えられそのエネルギーがローキへと発射される。攻撃を受けるローキ、水が流れるようにデッキからカードが休憩エリアに流れていく。


※現在のデッキ枚数。店長ローキのデッキ枚数0。大和のデッキ枚数7。


 この攻撃で大和の勝利となった。

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