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カードゲームが強すぎるせいで勇者になった  作者: 七舞 薫
第32章 ダークネスカード再び
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第32章 001 ダークネスカード再び

 休日が終わり王国オーシャルでのデビルカード没収の仕事をする大和たち一行。

 デビルカードを持っている者たちが次から次へと大和たちや国家警護団に倒されていき浄化が進んでいった。


 公園の広場でフリイヤの浄化を受ける人達。さらに浄化の順番待ちをする人達がいた。

 そんな光景を見守っていた大和とタートルとホエールとルシウェル。彼らに近づいてくる影があった。

 魔王代理をしている女悪魔リーリである。


「お久ぶりでーす。皆大好きリーリの登場です」


 大和は「おお」と声をかける。


「ご苦労様。どうしたんだ?」


 すると大和の魔王城がある国アーケルドで何が起こっているのかを説明しはじめた。


「再びダークネスカードが流行り始めました」


「は? なんだって?! リーシェルは何をしているんだ?」


「リーシェルは皆が繊細になればなるほど他人を想い合えるから、平和になるって信じているようで、ダークネスカードがまた流行ることに賛成しているようでした」


「なんだそれは! なんでそんなことになるんだ!」


 リーリの肩を掴んで揺する大和。

 リーリはというと「いやんいやん」言いながらただ揺すられていた。


      〇


 オーシャルの王に報告を済ませ、自国に戻ることになった大和一行。ルシウェルはこの国の行く末を見届けるべく残ることとなった。

 国が用意した馬車に大和とフリイヤとタートルとホエールが乗ると残るルシウェルは「お任せください」と告げたのだった。


「この国の行く末を見守ります」


「よろしく頼むよ。ルシウェル。俺たちはアーケルドに戻ってダークネスカードの流行を止めに行く」


「御意」


 馬車は出発し大和は顔を窓から出して手を振った。


「よろしくたのむよお!」


 ルシウェルは遠ざかる大和に礼をした。

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