表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
240/248

第31章 001 希望ある敗北

 デビルカードを持っている者たちとのデュエルは1週間ほど続いた。大和たちは王のオッセルに休日を設けることを命じられるが、そんな暇はないと言い返す。


「だがなあ、少しばかり働きすぎに見える。少しは休むことを覚えた方がよいぞ。勇者殿」


 しょうがなく一日休みをとることにした大和たち一行。今日ばかりは休みの日を満喫することとする。

 休日といっても大和だけはこの日にオーシャルの王都のカードショップでイベントを行うことになりそこに出席することになった。

 イベント名は『アーケルドの勇者犬デッキ使いの倉間大和のサイン会』である。


 大和は隣国で聞きなれないであろう大和の名が知られているかどうか不安に思っていたが、追っかけのファンもいるらしく、わざわざアーケルドからやってくる者もいるらしい。

 誰も来ない可能性もあったため、大和にとってはありがたい話である。


 大和はカードショップの店内で左腕に白い召喚板を装着しデッキを装填した。そしてカードショップの前に集まるお客さんを前に司会がイベントを進行し始める。


「皆さん、お待たせしました。それではイベントを開催いたします。このイベントにて欠かせない存在! アーケルドの勇者、倉間大和でーす!」


 名前を呼ばれると店から出てくる大和。

 すると予想外にもたくさんの人たちが集まっていた。追っかけの人以外でもこの国にファンがいたらしい。

 大和は思った。なんだろうこれ。俺の人徳かな。


「それでは大和さんにカードを召喚してもらいましょう!」


 大和は左腕に装着した白い召喚板に装填されたデッキからカードを四枚引き抜くともう一枚引き抜き、手札の一枚のカードを白い召喚板に配置した。


「柴犬鎧まるいちを召喚!」


 実体化すると耳を掻く動作をする柴犬。柴犬鎧まるいちは大勢の人を前に少々緊張しているようだ。


「さらに俺は柴犬鎧まるいちを素材に、変幻召喚する」


 イベントの司会者が「さあ、何が来るかなあ!」と盛り上げる。


「俺はセイントドッグガールを変幻召喚する!」


 柴犬鎧まるいちの体が光りに包まれ人型の形へ変わると中から犬の耳と尻尾が生えた美少女が露わになった。

 するとお客さんたちが声を揃えて「セイントドッグガール」とコールする。


 セイントドッグガールはイベントに集まるお客さんに舌をぺろっと出して見せる。

 イベントは盛り上がりを見せ多くの人たちが声を上げたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ