第30章 002 悪魔祓い
大和は前に出て悪魔に問いただす。
「魔女たちの恋人を生き返らせる約束をしたそうだな。で、どうだ? 生き返りそうか?」
質問をされた悪魔たちは笑いが止まらない。
ベルフアルゴールは笑いながら答える。
「はっはっはっはっはっは。生き返るわけねえだろ。馬鹿だなあ。生き返るんだったら皆が悪魔を信じる世の中になっているだろうがよ」
大和はタートルに「撃て」と命ずる。
タートルは真っ白い翼を生やし飛翔して光の弓矢を手に形作ると、ベルフアルゴールに一矢を放った。
「ああああああああああ!」
光の矢を受け腹に穴が開くと悪魔ベルフアルゴールは叫び声を上げて口から血を吐き出した。
大和は腕を組んで語る。
「愛する者を生き返らせたいその気持ちを利用しデビルカードを作らせ流行らせた。デビルカードを使う者たちも心を病み、たくさんの人が苦しむこととなった」
宙でひっくり返ったまま鎖に繋がれるアスモゼリウスは笑いながら「楽しかったなあ」と呟く。
大和は今度はルシウェルに「撃て」と命ずる。
ルシウェルは「御意」と言い真っ白な翼を展開し飛翔する。そして光の弓矢を手に作り出し一矢を放った。
アスモゼリウスの腹に命中し穴が開くと叫び声を上げながら血を吐き出したのだった。
「あああああああああ! くそいてえー!」
ベルゼルブウは二体の悪魔が苦しんでいるのを見て笑い出す。
「お前ら、ばっかだなあ。余計なことを言うからだろう」
大和はベルゼルブウに問う。
「では貴様に問おう。なぜ守れない約束をしてデビルカードを流通させた」
ベルゼルブウは答える。
「デビルカードは俺たちの力が宿っている。直接俺たちを召喚して戦う。まともでいられるわけがないよな? だがな、それが俺たちの存在意義なのよ。人が苦しむ。そのエネルギーを食らって生きるのが悪魔なのよ。実に甘美であった。もう終わるのが惜しいと思うくらいによ」
大和は「分かった」と言い白い召喚板を左腕に装着した。そしてカードを配置する。
「俺は、ニューセイントドッグマンとニューセイントドッグガールを召喚する」
召喚板に柴犬鎧まるいちのカードを配置、その上にセイントドッグマンのカードを配置し、さらにその上にニューセイントドッグマンのカードを配置する。それからドーベルマン鎧ロロのカードを配置し、その上にセイントドッグガールのカードを配置ししてからニューセイントドッグガールのカードを上に配置する。
ニューセイントドッグマンとニューセイントドッグガールが実体化した。




