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第28章 001 魔女の調査

 黒い召喚板を左手に装着して倒れている者たちにデュエルを申し込む大和。そして勝利しフリイヤの浄化の洗礼を受けさせデビルカードを没収するということを何度も繰り返していた。


「俺は、ニューセイントドッグマンで直接攻撃! ニューセイントフラッシュ!」


 黒い召喚板を左手に装着した男がニューセイントドッグマンの手のひらから放たれる光線を浴びて後ろに倒れていく。


 大和は両膝に手を当てて「俺の勝ちだ」と呟いた。今日で7回目のデュエルとなる。大和だけでなく浄化をしているフリイヤも疲れてきていた。

 タートルが「それそろ休憩にしよう」と声をかけるも、大和は首を横に振るう。


「駄目だ。そんな時間はない。休憩している間にも助けられる人がいるならデュエルするべきだ」


 ホエールは倒れている人たちを見て呟く。


「なんでこの人たちは町中で倒れる状態になってまでデビルカードに拘るのだろう」


 大和はその疑問に答えた。


「それは心の隙間を埋めたいからなのかもしれない。本人たちもどうしたらよいか分からないんだよ」


 するとホエールの疑問が増した。


「でも大和に負けたのにフリイヤの浄化をしたらすっきりしたように見えるよね。勝ちたいからデビルカードを使い始めたんじゃなかったのかな。だとしたら普通負けたら悔しいよね」


 タートルは言い表した。


「矛盾に見えるかもしれないけど、呪縛から解放されているんだよ。デビルカードを使わないといけないという呪縛からね」


 大和は手と手を組んで伸びをしながら言った。


「だからきっと本当は皆デビルカードへの執着から解放されたいということなんだよ」


      〇


 カフェで一休みをすることになった一行。大和は冷たいタオルを瞼に乗せながらここにいる皆に問う。


「ルシウェルは魔女が関わっていることは分からなかったらしいけどさ、なんで魔女はデビルカードを作り続けているんだと思う? 本当にデビルカードを使うような心が弱っている者の発見のためだと思うか?」

 フリイヤは魔女が魔法に関わる契約を悪魔と交わした可能性があると言い出した。


「もしかしたら。悪魔との契約を交わした結果。デビルカードを作り続けなくてはならなくなったということも考えられます」


 大和は言った。


「つまり、契約の代償ってことか……」

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