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カードゲームが強すぎるせいで勇者になった  作者: 七舞 薫
第27章 魔王ライオウ 後編
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第27章 006 魔王ライオウ 後編

 グレムリンの案内により工場までたどり着いた一行は、工場内へ入り責任者を呼び出した。

 客室にて待たされる大和たち。長テーブルをはさんで設置された二つの長いソファーに大和たちは分かれて座る。大和とフリイヤとルシウェルが一つのソファーに座り、タートルとホエールとグレムリンがもう一つのソファーに座る。

 ホエールはグレムリンの隣が心地よいらしく頼み事をする。


「肉球さわってもいい?」


「にゃあの肉球を触りたいとは変わり者なんだにゃあ」


 変わり者と言いながらもグレムリンは前足の肉球を触ることを許可する。


「別にいいんだにゃん」


 ホエールはグレムリンの前足を掴んで肉球をぷにぷに押す。


「気持ちいい」


 こんなやり取りをしていると作業着を着た一人の男がやってきた。


「工場長のマール・テンクスと申します」


 大和一行は頭を下げる。


「私に何用でございましょうか?」


「今すぐにデビルカードの生産を止めてほしいのです」


 すると困った表情を見せるマール。


「すいません。私らは言われた通りに働いているだけですので、生産を止めることはできないのです」


「魔女の指示通りということでしょうか?」


 マールは「はい」と頷く。


「魔女はどちらにいるのですか?」


 工場長は「それは……少々お待ちください」と言いずらそうにして客室から出ていく。

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