第3章 004 謎の少女
「俺はターンエンドだ」
ターンがタートルへと切り替わる。
「僕のターン」
カード1枚をデッキから引き抜きエンジン音のような音とともに白い召喚板の魔法石が回転する。
「僕も似たようなことをしてみようかな」
手札から一枚のカードを召喚板へと配置する。
「ウミガメアルファを召喚」
機械鎧が装備されたウミガメが現れる。海ではないので草原は不便そうだ。コストは3。
※現在のデッキ枚数。タートルのデッキ枚数32。大和のデッキ枚数32
「ウミガメアルファの能力発動! ウミガメアルファは召喚した時に他のカードが場にない場合にゾウガメベータをデッキから召喚することができる」
タートルはデッキから一枚のカードを選択し選択したゾウガメベータを白い召喚板に配置する。
「ゾウガメベータを召喚」
機械鎧を身に着けたようなリクガメが現れる。ゾウガメベータのコストは3。
※現在のデッキ枚数。タートルのデッキ枚数28。大和のデッキ枚数32。
「場にアルファとベータの二体が揃った。この場合ゾウガメベータの能力でミシシッピアカミミガメガンマをデッキから召喚できる」
さらにデッキから一枚のカードが白い召喚板に配置される。機械鎧を纏った緑亀が現れる。ミシシッピアカミミガメガンマのコストは3。
※現在のデッキ枚数。タートルのデッキ枚数24。大和のデッキ枚数32。
コストをだいぶ使ってしまい大和とのデッキの差が広がってしまっている。さらに大和の場にはセイントドッグガールという高コストのセイントカードが壁となり立ち塞がっており、さらに能力で相手の場のカードを手札に戻すこともできる。
「ミシシッピアカミミガメガンマの能力で、亀三体のフォーメーションを展開!」
「なんだそのフォーメーションというのは」
「相手が攻撃してきて防御する際、アルファ・ベータ・ガンマはお互いのコスト分をプラスする形でコストを上げることができる」
つまりアルファはベータとガンマ分のコストが上がる。コスト3が2体分プラスされ9となる。これがベータでもガンマでも起こるという防御専用能力だ。
「ターンエンド」
大和は「なるほど」と呟く。
「面白い戦術だな。でもなタートル。でも守っているだけでは勝てないんだよ。このゲーム」




