第3章 003 謎の少女
馬車に揺られて2時間、野原の一本道で休憩をとることとなった。馬車から降りて馬が水を飲んでいる様子を見ながら休憩がてら隣にいるタートルに提案する。
「休憩がてらデュエルどうだ?」
「君は好きだなあ、仕事でも休憩でも脳内カードなのだな」
「うるせえな。野原のお花がきれいですわなんて会話でもしていたいのか?」
「いいだろう。やってみよう。僕も役割的にこのデッキを使うのは久々だからね」
野原の中心でデュエルが始まる。
「「デュエル!!」」
勝負を仕掛けた大和からの先行となる。
白い召喚板を二人は構えデッキ40枚を装填する。デッキは自動でシャッフルされ白い召喚板に装着された魔法石が光る。フリイヤが見ているところで仕事外で女神の力を使ったカードゲームを始めようとしていることで少し不安げだったが、彼女はどうぞお好きにといった態度であった。
「よし、はじめるぞ」
「ああ、始めよう」
二人はデッキからカードを4枚引き勝負を始める。
「俺のターン! ドロー」
大和がカードを1枚デッキから引き抜き抜くのと同時にエンジンのような音が鳴り魔法石が回転する。
※現在のデッキ枚数。タートルのデッキ枚数36。大和のデッキ枚数35。
「俺は、柴犬鎧まるいちを召喚!」
コスト3枚がデッキから右側の休憩エリアへ流れていき草原に鎧を纏った一匹の柴犬が現れる。
「柴犬鎧まるいちの能力でデッキから犬カードまたはドッグカードを手札に加えるか召喚することができる。俺はこのまま柴犬鎧まるいちでセイントドッグガールを変幻召喚」
一部のカードには変幻召喚という召喚とは違う方法で召喚することができるカードが存在している。
柴犬鎧まるいちのカードに重ねてセイントドッグガールを変幻召喚する。さらにセイントドッグガールのコストは9だが、柴犬鎧まるいちの能力でこのカードを素材として変幻召喚する場合、召喚コストはかからない。
※現在のデッキ枚数。タートルのデッキ枚数36。大和のデッキ枚数32。




