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カードゲームが強すぎるせいで勇者になった  作者: 七舞 薫
第24章 堕天使とのデュエル
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第24章 004 堕天使とのデュエル

 ルシウェルは声を上げて訴える。


「私がいつ私情で魔王を消そうとした?!」


「ルシウェル、自分の言ったことを忘れてしまったのか? 魔王は倒され、また誰かが受け継いでいく。そして勇者もまた誰かがその役割を引き継いでいくと言った後、その連鎖こそがこの世の必然であり、本質だと言ったではないか。つまり、この俺が邪魔者で排除したいということなのだろう?」


 ルシウェルは口をつぐんで動かない。


「何か言い返したらどうだ? ルシウェル」


 大和の言い分に対し、ルシウェルは笑みを浮かべて答える。


「あーめんどくさいですね。あなた。思い通りにならない新魔王ということは分かりました。数々のご無礼をお詫びします」


「別にお詫びなんて求めていない。それよりもルシウェルが何を求めているのかが気になる。なぜそんなにクライカードに拘るのか?」


 ルシウェルは黒い召喚板とクライカードのデッキを取り出して見せる。


「クライカードは私と先代魔王様の絆でした。クライカードがありクライカードを広げることが魔王様の愛だと実感できたから」


「それはタートルからも聞いた。クライカードを持っている者が助けを必要とする者だと証明するからだろ」


「はい」


 大和は顎に手を添えて思考する。


「あなたも天涯孤独の身だったということか」


「はい。先代の魔王様に集っていた者は皆そうです」


「だからクライカードに拘っているのか」


 大和は左腕に白い召喚板を装着する。


「ならばやることは一つだ」


 彼の様子を見てルシウェルも黒い召喚板を左腕に装着する。


「私が勝ったら、クライカードの流通を再開させてもらう。たとえ魔王様、あなたが王都から狙われる立場になってもだ! 先代の魔王はその覚悟でクライカードを流通させていたのだから!」

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